青木瑠璃子、お別れは悟りとともに

みなさんこんにちは、青木瑠璃子です。今回は本文に入る前にひとつお知らせがあります。

なんと！この連載！今回が最終回です！！！

突然のお知らせになってしまい申し訳ありません。それでも出会いがあればいつか別れもやってくる。またいつか別の場所で別の出会いをするためにも、時には別れも必要なのじゃ…。

そんな悟りを開くために、そして有終の美を飾るために、今回は坐禅をして参りました！

お邪魔したのは大都会東京のど真ん中にある「長谷寺」。福井にある永平寺(曹洞宗)の別院です。住み込みの修行僧たちがたくさんいらっしゃいまして、日々修行に励んでおられます。さあ！ ここで頑張って修行をするぞ！と思ったのですが、お話を聞くと、どうやらそういうのは修行じゃないらしい…。修業ではなく「修行」と書く行いは、自分の中にある悩んだり乱れたりする心を調え、穏やかな仏の心に戻していく行為なのだそうです。余計なことを持ち込まず、姿勢と息を調えながら、作法にただ身をまかせる…。

つまり悟りを開くための坐禅ではないそうです。てっきりわたしは、最終回だし、これまでの自分の体験を走馬灯のように振り返りながら、自分の悪行を反省していく流れかと思ったのですが！ただ己の中を空っぽにして、マイナスでもプラスでもない0の状態にするのでした。

確かに、思い起こせば運動からものづくりまで、いろいろな体験をしてきました。その中で得たものは出不精なわたしにとっては大変貴重なものであり、この企画がなかったら経験し得なかったものばかりです。だからこそ！ 一度！ 心をリセットして！ 立つ鳥跡を濁さずなのだ！

これまでこのコラムを読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。素人の書く文章ですし読みづらい部分も多かったことと思います。毎月お付き合いいただいた読者の皆様には感謝の気持ちしかありません。お別れは寂しいですが、きっとまたどこかで会えるはず。さよならは言いません。次にお会いできる機会を楽しみにしています。その時には今よりもっと成長したわたしを見せられますように。それではみなさん、さようなら！！！！！！！