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足立慎吾の「出席番号2番の絵たわけ」

今を代表するアニメーター・足立慎吾が連載スタート!

2015年07月06日 11:45配信
今を代表するアニメーター・足立慎吾が連載スタート!

竹やぶのなかで見つけたのは、光る竹ではなく、ボーナスステージへの鍵だった!?(編集部)

初めまして。今回からちょっとだけページをいただくこと事になりました、足立といいます。

普段はアニメーターとしてテレビアニメ制作で絵を描いていまして、「WORKING!!」や「ソードアート・オンライン」という作品などでキャラクターデザインや総作画監督という立場で仕事をしてます。

この仕事が日々どういった作業をしているのかは、また回を重ねるなかで触れていこうかと思っていますが、現在は7月に放送する「WORKING!!」という作品の絵を描いている毎日ですので、初回は自己紹介と作品紹介を合わせてお付き合いくださいませ。

「WORKING!!」という作品はファミレスでアルバイトをしてる学生たちの日常を描いたコメディなのですが、自分はアルバイトをほとんどしたことがないので、彼らのようなアルバイト生活をちょっと羨ましく思ったりするんですよね。

まったくバイト経験がないわけじゃないんですが、いずれも知人がやってるバイトのヘルプで誘われて…とかで、自分から能動的に就いたわけじゃないんですよ。よくある飲食店の店先に貼ってある求人などを見て面接…などというシーンはありませんでした。ちっちゃい先輩に誘われたこともないですし…。高校生の頃までは、とんでもない田舎に住んでいましたから、バイトよりは家の手伝いをすることで小遣いをもらうという感覚のほうが、自分の友人を見まわしても当たり前だったと思います。

そう考えて思い起こすと、小学生の頃にファミコンのディスクシステム購入の資金繰りのためにお婆ちゃんから得た「竹藪に入って竹を間引いてくる仕事」が自分の最初のアルバイトかもしれないです。

竹一本10円のこのバイトに小躍りして山に入ったのですが、ディスクシステムの15,000円の定価を考えると、お婆ちゃんのブラックぶりがおわかりいただけるかと思います(笑)。学校が休みの日だけの労働ではどうやら購入は年内には無理そうなことは、当時の足立さんでも数週間働いて気が付きました。

とはいえ、他に職業選択の自由もありませんでしたので、黙々とこの仕事を続けていたハナタレに遂に転機が訪れます。

それはタケノコという1UPキノコの発見とそれを農協が買い取ってくれるというボーナスステージに繋がったことで、ボクのファミコンは割と早めにディスクシステムを装備することができました。この経験は今日までの自分の就労意識に何かしらの影響を及ぼしてるような気がします。続けてれば何か起きる…的な?(笑)

と同時に、目的のものを手に入れてしまえば途端に労働意欲をなくしてしまう悪癖もここで装備してしまったのか、以後竹藪に入ることはありませんでした。

大学生になって親元を離れてから、人並みに接客業のアルバイトをしたいと考えたこともありましたが、古市駅のショッピングセンターにある飲食店の求人張り紙の前を何往復かする不審者になっただけで、店に飛び込む勇気が持てませんでした(笑)。

あの時「オモテの求人見たんですけど…」のひと言が言えれば、自分にもちっちゃい先輩に出会えるチャンスがあったわけでしょう!? タイムスリップしてあの時の自分の背中を押してやりたいですよ。

大学生の頃は月5万円の仕送りをもらって家賃2万円のアパートに住んでいましたし、田舎の大学でお金を使う機会もあまりなかったので特に働く必要がなかった自分は、就労意識を育てる機会がなかったんでしょうかね?

大学4回生になって周囲から就職活動の言葉が飛び交うようになって、初めて「あ、来年から俺働かなきゃならないんだ…」という現実に襲われまして、慌てて就職活動を始めたのですけど、我々の世代は団塊ジュニアで最も子供人口の多い世代ですので、その競争率たるや苛烈なものでした。

自分が受けていたテレビ局やゲーム会社でも、就職説明会に行けば会場の玄関から最寄り駅まで列ができていましたし、意識の高い人たちが互いの情報を積極的に交換していて、「お互いに情報を共有しましょう! この番号に気軽にかけて!」と電話番号が書かれた名刺を握らされたりすることもしばしばで圧倒されました。携帯電話もインターネットも無い時代ですから、就職情報は自分の脚で稼ぐものだったんでしょうね。

その必死さに触れて初めて気づいたんですよ、自分は周りに流されて就職活動していただけで、本当に働くことを渇望していたわけじゃなかったんだってことに。

しかし、時すでに遅し。よだれ垂らして就職活動している自分が採用されるわけもなく、次々と届く不採用の通知を破りながら、ついに10月を迎えてしまいました。

10月といえば学園祭シーズン。サークル活動を引退した自分たちには現実逃避の忙しさもなく、働く実感も内定も得られないまま大学という居場所を失おうとしている不安で、楽しいはずの学園祭も鼓膜の向こう側で遠く聞こえる喧噪に思えていました。

でも、やっぱり自分は、この時もタケノコを見つけることになったのですよね。子供の頃に入った竹藪よりずっと深いアニメ業界という森に入ることにはなったのですけど……。【次回に続く!】

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