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箕星からの物体X

あの作品で箕星太朗がキャラデザを担当した経緯とは?

2015年08月17日 16:52配信
あの作品で箕星太朗がキャラデザを担当した経緯とは?

箕星さんいわく、「シンプル」「アイテム」「イマジネーション」がキャラクターデザインの秘訣。個人的にはスク水着用希望です(編集部)

今、その動向に最も注目が集まっているクリエイター・箕星太朗さんによる連載コラム「箕星からの物体X」。今回は「キャラクターデザインというお仕事」の裏側について!

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ごきげんよう。箕星です。第3回のコラムはキャラクターデザインについてのお話をさせていただこうかと思います。

KONAMI時代では新卒のデザイナー面接も担当しておりました。

新卒採用について簡単な流れを説明しますと、人事が選考した作品見て、自分のチームに欲しい方を選び、その後、集団面接。そして個人面接して最終面接といった流れです。

その中で6割くらいの人は「目標はキャラデザになりたい!」と希望されます。

「今の子は個性がない」などと言うオッサンたちのぼやきを耳にすることがありますが、いえいえ!なかなかいろいろな個性があり、面接するこちらも楽しくなります。

持ち込み作品と一緒に集団面談で自分をアピールしてもらうのですが、その中で1番インパクトがあったのは、自分の番になると背後から壺を取り出し作品アピールしてくれた方がいました。高さ30センチほどの青い壺を前に少々狐につままれた気分になりました。

大阪人の性と申しましょうか、ツッコみたい衝動を抑えて面接を進めましたが、今でも何故、あの方が壺を持ってゲーム会社の新卒採用に挑んだのか謎のままです。未だにあの壺が忘れられず、今頃どうされてるのかが気になります…。活躍されていることをお祈りしています!

と、秘話は置いといてキャラデザの話に戻しますが、「どうやってキャラデザになったの?」と質問されます。実のところ自分はコンペで選ばれたわけでもなく、候補があって、その中から抜擢されたわけでもないのです。

「じゃあどうやってなったのか?」と思われるでしょうが、自分のキャラデザしているタイトルは自分の企画なのです。

キャラデザのデビュー作「ときめきメモリアルONLINE」の話になりますが、自分は上司から「『ときメモ』をオンラインゲームにした企画を作れ」と言われた企画人員だったのです。まだ東京に来て数ヶ月の自分は、なんとかして会社の企画会議に通さねば!とはりきっておりました。

オンラインゲームならではの「ユーザー感のワイワイした感じは企画書だけでは伝わらぬ!と思ったので、ゲームのプロモーションビデオを作りました。アバターの学校生活の様子やNPCたちもアニメで動かし、わかりやすい企画書?になったと思います。

その流れでキャラクター像をイメージしやすかったのか、そのままキャラクターデザインに就任したのです。

ゲーム本番では用意した仕様やデザイン設定が半分も使用されなかったのが残念でした…。

そして、次にキャラデザを担当した「ラブプラス」は上司からの指令で「恋愛ゲームを作れ」と言うお達しのもと、

(1)リアルタイム恋愛シュミレーション

(2)グループ交際するあいのりみたいなゲーム と2案提出しました。

そして、(1)リアルタイム恋愛シュミレーションで行こうと決まり、社内プレゼンのためのプロトタイプ版を作りました。プロトタイプ版の企画や仕様などを任せてもらえ、キャラクターデザインや3Dモデルを作りました。

内容は本編のスキンシップモードのお試し版みたいな感じで、簡単に申しますと女の子にお触りできちゃうムフフ☆なモノです。男だらけの会議なので、プレイする上司も当然スケベなお戯れをするだろうと読んでおりました。ちょっとHな事をしたら女の子にしかられるという反応もちゃんと用意しました。

その結果、会議も盛り上がり(?)、制作が決定。そして、プロトタイプ版の評判が良かったのか、そのままキャラデザに就任した…と言うわけです。

その後、ソーシャルゲームの「風雲なでしこコレクション」という企画もやったのですが、いざ蓋を開けたら「ドラゴンコレクション」のままのゲームになっていて、「企画書の内容が入っていないですけど?」と驚きました!(笑)

残念なことに運営は半年ほどで終わってしまったのですが、その中で全国のラーメンの日本一をケッテーするユーザー参加イベントを担当できたのと、最終回でちゃんと物語として結末を描かせていただけたのでありがたかったです。

……と、まぁそんな感じで、自分はイラスト力でキャラデザを担当したのではなく、企画からの流れでキャラデザになったわけです。ですから、「イラストレーター」として紹介されると、なんか申し訳ない気持ちになっております。そんな技巧派というわけでもないですしね…。「イラストレーター」というよりかは「キャラクターデザイナー」の方ががしっくり来る気はします。絵を描くだけではなく、いろいろ依頼された仕事を自分なりに楽しんでやっていれば、新しいチャンスに巡りあうのかも知れません。

そういうわけで、今回のコラムを振り返ると、キャラデザ志望の方に参考になるお話できていなかったですね…。コラムの締めに自分がどういう点に気をつけているかというお話をすると

「どういう人に見てもらいらいのか?」

「そのデザインを見て、どういう反応があるか?」

こういう、お客様やクライアント様の、“見る相手の気持ち”を大事にすることが大事なのではないかと。

「上手い絵」より「魅力がある絵」が大事だと思います。「魅力」を表現するには、いろいろなジャンルものを見て、自分の中にアイデアの引き出しをたくさん作るほど、魅力あるキャラデザができるのではないかと思っております。

まぁ、そんな自分も、もっとアイデア貯金しないとダメですね!

現在、新企画「箕星太朗の人生相談」のご相談を募集しております。仕事の悩みから夜の夫婦生活まで、さまざまなお悩みをお待ちしております。採用された方には「パピヨンローゼ下敷きセット」をプレゼント! 相談はWebNewtype「箕星からの物体X」トップページからお申込ください。

箕星太朗ツイッターアカウント:@mino_taro

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