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細田守監督最新作「竜とそばかすの姫」の世界初上映にカンヌが絶賛!

ムービー 2021年07月16日 13:16配信
映画「竜とそばかすの姫」新ビジュアル

映画「竜とそばかすの姫」新ビジュアル

(C)2021 スタジオ地図

アニメーション映画監督・細田守さんの最新作となる映画「竜とそばかすの姫」が本日7月16日より全国で公開されています。

2009年の「サマーウォーズ」で描いたインターネット世界を舞台に、「時をかける少女」以来となる10代の女子高校生をヒロインに迎えた本作は、母親の死で心に大きな傷を抱えた主人公が、"もうひとつの現実"と呼ばれるインターネット上の仮想世界<U>で大切な存在を見つけ、悩み葛藤しながらも懸命に未来へ歩いていこうとする勇気と希望の物語です。

主人公すず/ベル役の二役を演じ、作品の要とも言える歌を担う大役に抜擢されたのは、注目のミュージシャン中村佳穂さんです。すずを取り囲むメンバーのキャストは、成田凌さん、染谷将太さん、玉城ティナさん、幾田りらさん、役所広司さん、さらに「竜」役に佐藤健さんと、細田守監督作品ならではの多彩で豪華なキャストが勢ぞろいしています。

そんな「竜とそばかすの姫(英題「BELLE」)」が、国際映画祭の最高峰であるカンヌ国際映画祭オフィシャル・セレクション内に新設された「カンヌ・プルミエール部門」に選出され、日本での公開前夜となる現地時間7月15日20時に、公式上映となるワールドプレミアを行いました。

2018年に公開された「未来のミライ(英題:MIRAI)」が71回カンヌ国際映画祭期間中に開催された「監督週間」に選出されて以来、3年ぶり2度目のカンヌ訪問となる細田監督は「今、世界中がコロナ禍にあり、本当に映画祭が開催されるか心配していましたが(※昨年はカンヌ国際映画祭が中止された)、しっかりと開催されていることにほっとしましたし、映画文化がまた復活して盛り上がりをみせるというその瞬間に立ち会えることは、映画の作り手の一人として誇らしい気持ちです。まだ世界中で誰も観てないこの作品が初めて上映されることに緊張していますが、映画を楽しんでくれることを願っています」とコメントしました。

上映会が行われる映画祭メイン会場の前に敷かれた深紅のカーペットに登場した細田監督はタキシードに身を包み、緊張した面持ちながらも華やかな映画祭を目の当たりにして笑顔で手を振るなど、その歴史的瞬間を楽しんでいる様子もうかがえました。

多くのフラッシュの光に包まれながらゆっくりと階段を上るとカンヌ国際映画祭会長のピエール・レスキュールさんと同映画祭総代表のティエリー・フレモーさんが、熱い握手と共に「『BELLE』は今世界中のみんなが必要としている作品。このカンヌ映画祭で上映できて光栄だ。細田監督が来てくれて本当に嬉しい」と笑顔で出むかえました。

「カンヌ・プルミエール」部門の公式上映となる本作には、10代からシニア層まで劇場を埋め尽くす約1000人の観客が来場。場内満席の大盛況の中、細田監督が入場すると上映前にも関わらず大きな歓声と拍手が起こり、会場に集まったたくさんの映画人にリスペクトをもってむかえられました。

緊張と期待の中、場内が暗転。「ようこそ<U>の世界へ―」という冒頭のナレーションとメインテーマ「U」が場内に鳴り響く中、ついにワールドプレミアが開幕しました。

上映終了後は、場内に明かりが灯るよりも早く割れんばかりの拍手が巻き起こり、1階席のみならず2階席含め場内の観客は総立ち。満面の笑みを浮かべる人、涙で顔がクシャクシャな人…場内全ての人が細田監督の座る中央の席を見ると、まさに感無量といった顔をした細田監督がゆっくりと立ち上がり、一緒に鑑賞していた齋藤優一郎プロデューサーや海外配給関係者らと固い握手やハグを交わしました。

そして、その人柄を表すように前方、後方、左右にと、会場全ての人々に手を振り深々とお辞儀をする細田監督。ドビッシーホールという大きな劇場全体に鳴り響くとても温かい拍手と歓声は、約14分間も続き、予定にはなかった監督からの上映後の挨拶も急遽行われ「気持ちのこもった拍手を本当にありがとうございます」と集まった観客に感謝の意を述べました。

1946年から世界の名だたる映画監督の作品を世に送り出してきたカンヌ映画祭に今年新設されたカンヌ・プルミエール。細田監督は渡航前に「コロナ禍において一時途絶えていた映画文化が再び復活する姿を、ともにカンヌの地で祝い、感じたい」と語っていました。

【上映直後の細田守監督のコメント】
こんなにみなさんから拍手をもらえるとは思ってなくてビックリしました。世界で初めてお客さんに観てもらい、さらに拍手もいただいて本当にほっとしました。今作はカンヌ映画祭の中でも特殊な作品だと思いますが、映画を愛する人が集まるこの場所で支持してもらえたことは、すごく励みになりますし、力になります。この作品は幸せですね。いよいよ日本でも本作が公開となりますが、カンヌでご覧になった人達と同じような気持ちを共有して欲しいです。コロナ禍で大変だと思いますが、感染対策をしながら、ぜひ映画館でこの作品を楽しんで欲しいです。

【現地のコメント】
「とても素晴らしかったです! 映画の中で登場人物たちの心に光がともった瞬間、観客も同じように感じていました。私たちが映画の一部になったようで、信じられない経験です」(20代女性)

「傑作でした。細田監督のベスト作品だと思います」(30代男性)

「子供のころからアニメが大好きなのですが、本当に素晴らしかったです! 色彩がとても素晴らしく、アニメーションなのにとてもリアルで物語も素晴らしかったです。いい意味で予想を裏切られ、ひねりもきいていて、最高でした!」(30代女性)

「信じられない。こんなに近代的な映画観たことない」(40代女性)

「美しい映画で感動しました。「ありがとうございます(日本語で)」」(60代男性)

【ストーリー】
自然豊かな高知の田舎町に住む17歳の女子高校生・すずは、幼い頃に母を事故で亡くし、父と二人暮らし。母と一緒に歌うことが何よりも大好きだったすずは、その死をきっかけに歌うことができなくなっていた。曲を作ることだけが生きる糧となっていたある日、親友に誘われ、全世界で50億人以上が集うインターネット上の仮想世界<U(ユー)>に参加することに。<U>では、<As(アズ)>と呼ばれる自分の分身を作り、まったく別の人生を生きることができる。歌えないはずのすずだったが、「ベル」と名付けた<As>としては自然と歌うことができた。ベルの歌は瞬く間に話題となり、歌姫として世界中の人気者になっていく。数億の<As>が集うベルの大規模コンサートの日。突如、轟音とともにベルの前に現れたのは、「竜」と呼ばれる謎の存在だった。乱暴で傲慢な竜によりコンサートは無茶苦茶に。そんな竜が抱える大きな傷の秘密を知りたいと近づくベル。一方、竜もまた、ベルの優しい歌声に少しずつ心を開いていく。やがて世界中で巻き起こる、竜の正体探し(アンベイル)。<U>の秩序を乱すものとして、正義を名乗る<As>たちは竜を執拗に追いかけ始める。<U>と現実世界の双方で誹謗中傷があふれ、竜を二つの世界から排除しようという動きが加速する中、ベルは竜を探し出しその心を救いたいと願うが――。現実世界の片隅に生きるすずの声は、たった一人の「誰か」に届くのか。二つの世界がひとつになる時、奇跡が生まれる。もうひとつの現実。もうひとりの自分。もう、ひとりじゃない。

■映画「竜とそばかすの姫」
全国で大ヒット公開中

スタッフ:原作・脚本・監督…細田守/企画・制作…スタジオ地図/メインテーマ…millennium parade×Belle『U』(ソニー・ミュージックレーベルズ)
キャスト:中村佳穂/佐藤健/成田凌/染谷将太/玉城ティナ/幾田りら 他

リンク:映画「竜とそばかすの姫」公式サイト
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    公式Twitter・@studio_chizu