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ミンメイからワルキューレまで「マクロス」アーティストが集結!「MACROSS CROSSOVER LIVE 2019」オフィシャルレポート【前編】

イベント 2019年06月05日 12:30配信
ミンメイからワルキューレまで「マクロス」アーティストが集結!「MACROSS CROSSOVER LIVE 2019」オフィシャルレポート【前編】

「MACROSS CROSSOVER LIVE 2019」より

2009年、2013年に開催された『MACROSS CROSSOVER LIVE』が、6年ぶりに開催された。今回は2DAYSで、出演者は飯島真理(リン・ミンメイ)、福山芳樹(熱気バサラ)、チエカジウラ(ミレーヌ・F・ジーナス)、May'n(シェリル・ノーム)、中島愛(ランカ・リー)、戦術音楽ユニット"ワルキューレ" are 美雲ΔJUNNA、フレイアΔ鈴木みのり、カナメΔ安野希世乃、レイナΔ東山奈央、マキナΔ西田望見。時空を超えたスペシャルなライブが繰り広げられた。

6年ぶりに開催された『MACROSS CROSSOVER LIVE』。映画のようなオープニング映像が流れ、そこにこの日出演するアーティストの名前が映し出されていく。そしてそのメインスクリーンが左右に開き登場したのは、飯島真理と福山芳樹だ。2009年の『MACROSS CROSSOVER LIVE』時に飯島真理が作った超時空アンセム「息をしてる 感じている」を、飯島はキーボードを、福山はアコースティックギターを弾きながら、今宵限りのアコースティックバージョンで届けていく。柔らかい光に包まれながら、スペシャルな時間の始まりを告げると、『超時空要塞マクロス』1話アバン映像が流れる。再び登場した飯島真理は、リン・ミンメイの映像やキャラクターデザイン美樹本晴彦が描いたミンメイのイラストが映し出されるスクリーンをバックに、「私の彼はパイロット」「0-G Love」「SUNSET BEACH」をメドレーで歌う。いずれも羽田健太郎氏の手がけた楽曲だが、そのポップさは、時を超えても輝き続けていた。これらの曲を生バンドの演奏で聴ける喜びももちろん大きかった。そして「本当に可愛いミンメイが見られる曲です」と言って歌ったのは、彼女自身が作った「天使の絵の具」だ。OVA『超時空要塞マクロス Flash Back 2012』で描かれたミンメイのライブシーンがバックに流れたが、実際に飯島真理が歌っている姿と重なって見える。さらに「この曲はいつも、初めて歌う気持ちで歌っています」と言って始まったのが、シリーズを代表する名曲「愛・おぼえていますか」。作詞:安井かずみ/作曲:加藤和彦で、手がけた2人共、もうこの世にはいない。飯島もこの曲を歌うときは「いつもそばに居てくれている気がします」と話していたが、本当にひと言ひと言、大切に歌っているのが伝わってきた。映像も劇場版のクライマックスを5つのスクリーンいっぱいに映すという演出で迫力がすごかったし、「みんな歌って」という彼女の言葉で起こった大合唱も素晴らしかった。

続いて登場したのは『マクロス7』からのロックバンド・FIRE BOMBERだ。会場中央のセンターステージ…真っ赤な光の海のど真ん中で、熱気バサラの歌を担当する福山芳樹が熱く「突撃ラブハート」を歌い上げると、花道からゆっくりとメインステージに戻る。この間ひたすらドラムでビートを刻み続けて待っているところが、ビヒーダ・フィーズのようだった。そしてミレーヌ・F・ジーナスの歌を担当するチエカジウラを呼び込み、コール&レスポンスをしながら「ヴァージンストーリー」を共に歌う。熱さとクールさ、対局にある2人のボーカルこそがFIRE BOMBERだし、それがガチッと融合するから面白い。FIRE BOMBERはそれぞれがソロの色を魅せるというコンセプトのステージで、まず福山が名バラード「REMEMBER 16」をバサラの映像をバックに歌うと、続いてチエカジウラのターンへ。森の中にいるような自然の音がサラウンドで聞こえ、会場の空気を一変させると、彼女の幻想的な歌声が聴こえてくる。「LOVE SONG」「君に届け→」「PILLOW DREAM」という優しいメロディの曲を並べて、それぞれの曲の世界観をしっかりと届けていく。映像もほとんど使わず、彼女のアーティスト性を存分に出した、ある意味挑戦的なステージだったが、観客も大きな拍手で応えていた。そして再び福山のソロへ。熱気バサラ名義であり、菅野よう子作曲の「ANGEL VOICE」を銀河の星々に包まれながら歌っていき、最後の「WOW WOW」は会場とシンガロングする。シンプルに曲の良さが伝わるステージに酔いしれたあとは、再びFIRE BOMBERに。まずはチエカジウラがメインボーカルを取る「MY FRIENDS」をセンターステージで歌い上げる。そして2人がメインステージに揃い、最後のMCで、ファンへ感謝の気持ちを伝えていく。福山は「熱気バサラに出会えたことを宝にしてます。ミュージシャンで一番尊敬しているのはビートルズでもクィーンでもなく熱気バサラです!」と堂々と宣言すると、最後は「PLANET DANCE」を2人で熱唱し、ステージを締めくくった。

『マクロス7』のステージの余韻も残る中、メインスクリーンに映し出された歌巫女(イミュレーター)・イシュタル。「もういちどLove You」のイントロと共にスペシャルゲストの笠原弘子が登場する。これは『超時空要塞マクロスII -LOVERS AGAIN-』の最終話のクライマックスで流れた名曲。スクリーンにはその最終決戦の模様が映し出され、彼女の優しく美しい歌声が会場を包み込んでいた。最後は「出させていただけて本当に嬉しいです。ありがとうございます」と短く語り、ステージをあとにする。

【文:塚越淳一/写真:岩本剛(チエカジウラ 撮影)、木村泰之、荒金大介(その他アーティスト 撮影)】