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アニメ映画「泣きたい私は猫をかぶる」Asian Academy Creative Awardsで日本初の最優秀アニメーション作品賞を受賞!

ムービー 2020年12月04日 12:49配信
映画「泣きたい私は猫をかぶる」キービジュアル

映画「泣きたい私は猫をかぶる」キービジュアル

(C) 2020 「泣きたい私は猫をかぶる」製作委員会

アジアとオセアニアの各国で制作された映像コンテンツを厳正に審査し、全40カテゴリーでナンバーワンを決定する国際賞レース「Asian Academy Creative Awards(AAA's)」の授賞式が12月3日にオンラインで開催され、最優秀アニメーション作品賞日本代表としてノミネートされていた スタジオコロリドの長編アニメ映画第2弾作品「泣きたい私は猫をかぶる」が受賞しました。アニメーション映画での受賞は、本作が日本初となります。

佐藤順一さんと柴山智隆さんが連名で監督を務め、脚本に岡田麿里さんを迎えた「泣きたい私は猫をかぶる」は、志田未来さんと花江夏樹さんが多感で繊細な中学生・ムゲと日之出を演じています。主題歌・挿入歌・エンディングテーマを人気バンドのヨルシカが担当することでも話題を呼びました。

本作はコロナウイルス感染症の状況に鑑み、当初の劇場公開予定を変更し、2020年6月18日にNetflixで全世界独占配信されました。世界30カ国以上で再生回数の多い映画ランキングのTOP10に入るなど好評を博し、その声を受けて10月からは各地での劇場公開が始まっています。

受賞にあたり、柴山智隆監督からは「この映画は僕の故郷を舞台にしています。たくさんの人の心に届く作品を目指しましたが、とても個人的な思い入れの強い作品でもあります。こうして世界的な評価をいただけたことが光栄であり、とても不思議な気持ちです。」と喜びのコメントを寄せました。

【佐藤順一監督のコメント】

「Asian Academy Creative Awards」に『A Whisker Away(泣きたい私は猫をかぶる)』がノミネートいただいたことは、大変な栄誉と思っています。この作品は、日本で生きている私が日常で感じた世相、あるいは折々に感じている"生きにくさ"が軸にあります。だから、ここで描こうとしていることは、もしかしたら日本の特有のものなのかもしれません。日常でもやもやと感じる"生きにくさ"はどこからくるのか。思い通りにならないことが多すぎる環境に原因があるのでしょうか? だから、まわりに余計な期待をしないですむように、思い通りにならない現実に慣れようとし、無理にあらがって面倒な事になるくらいならと、気づかなかったことにして、それが当たり前だと思いこむようにしてるのでしょうか。しかし、そうした自分自身による自分への抑圧こそが、生きにくさの原因なのだとしたら。そうだとしたら、外的な環境は大きな原因ではないのかもしれません。主人公の美代は中学生の少女で、大人達の事情で固められた日常の中で、自分の"生きにくさ"を気づかないように、うまくスルーして明るく振る舞っています。その行為こそが"ねこをかぶる(仮面をかぶる)"こととして描いています。つまり、猫のお面は自分による自分への抑圧であり、お面を捨てて人間に戻ることで、美代は抑圧から脱することができるのです。必要なのは、決して自分を抑圧する巨大な敵を倒すことではないのです。こうした内面的な抑圧を扱った作品が、日本以外で生きる人にどのくらい届くのかは分からないけれど、もし共感してもらえたのなら、少しホッとしますし、私たちの創作にとって大きなステップになります。それと、この作品を制作したスタジオコロリドは、日本でも最も若い製作スタッフが集まっているスタジオの一つで、その若い力で作られたアニメーション映画が、この『A Whisker Away』です。自作が国外でどのような評価をされるのか、知る機会も少ないですから、こうした機会に海外の作品と並んで評価対象にしてもらえることも、私たちにとって、次の作品を制作するための大きな自信にもなります。いろいろな国の方のたくさんのご意見などをいただけたら嬉しく思います。

■Netflixアニメ映画「泣きたい私は猫をかぶる」
Netflixで全世界独占配信中

スタッフ:監督…佐藤順一、柴山智隆/脚本…岡田麿里/主題歌…「花に亡霊」ヨルシカ(ユニバーサル J)/企画…ツインエンジン/制作…スタジオコロリド/製作:「泣きたい私は猫をかぶる」製作委員会
キャスト:志田未来/花江夏樹/小木博明/山寺宏一

リンク:映画「泣きたい私は猫をかぶる」公式サイト
    公式Twitter・@nakineko_movie