イラストレーター・loundraw 初監督映画作品 「サマーゴースト」2021年公開決定！ Z会とのコラボも実現

イラストレーターとして活躍するloundraw（ラウンドロー）さんの初監督映画作品「サマーゴースト」の2021年公開が決定！　ティザービジュアルが解禁され、さらに、Z会とのコラボレーションも発表されました。

loundrawさんは透明感、空気感のある色彩と被写界深度を用いた緻密な空間設計によるイラストで広く知られ、10代で商業デビュー後、小説「君の膵臓をたべたい」、「君は月夜に光り輝く」などの装画で一躍脚光を浴びました。

監督・脚本・構成・キャラクターデザイン・原画・動画・背景・撮影のすべてを自身で務めた卒業制作オリジナルアニメーション「夢が覚めるまで」がYouTubeでバイラルヒットし、2019年1月にアニメーションスタジオ「FLAT STUDIO」を設立。新たな挑戦として、短編アニメーション映画の制作を掲げていました。

Z会とのコラボレーションは、「さまざまな悩みや葛藤を抱えながら今を生きる若者たちへ、彼らを励まし応援するメッセージとなる映像を制作してほしい」というZ会側からのオファーで実現しました。

コンセプトムービー「一番近くて遠い星」は、"「サマーゴースト」の世界に存在するもうひとつの物語"として、監督・演出・キャラクターデザイン・作画監督・美術監督・撮影監督・編集の全てをloundrawさんが担当しています。

Z会は2014年に新海誠監督とのコラボレーションムービー「クロスロード」を公開しましたが、アニメーション作品とのコラボはそれ以来、約7年ぶりとなります。

志望校合格をめざす天文部の高校生・香織と、彼女と同じくそれぞれの人生の岐路に立つ友也、あおい、涼の姿を通して、不確かな未来と向き合うすべての人達へ贈るメッセージが込められており、映画の公開に先駆けて作品の世界観を味わえます。

「一番近くて遠い星」はYouTubeで配信中で、後日テレビCMがオンエアされる予定です。

【loundrawさんのコメント】

映画のタイトルが公開されました。「サマーゴースト」。ひと夏の、ある不思議な日々を過ごした少年少女のお話です。2018年9月29日。僕は「Summer Ghost」という絵を投稿しました。思っていたほど器用に生きられなくて、でも、孤独を楽しめるほど強くもなくて。期待に応えようとするほどに、自分が自分でなくなっていっていく。そんな自分を、どうにかつなぎ止めたくて描いた落書き。映画「サマーゴースト」は、そんな一枚のイラストから生まれた物語です。ここで生きているということ。作品を通して、それをもう一度確かめてみたいと思いました。正論で語れるほど、僕たちは簡単ではないから。綺麗事でない弱さや身勝手さ、そこまで含めて、生きるということだ。そんな気持ちを、ちゃんと形にして残すべきだと思ったのです。みなさんの心のどこかに、そっと残り続ける。「サマーゴースト」がそんな作品になるよう願いながら、ずっと制作をしています。楽しみにしていてください。よろしくお願いいたします。