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momokoクリスティン-V秘話WAVE編

プロダクト 2015年07月31日 18:42配信
momokoクリスティン-V秘話WAVE編

「ファイブスター物語」との関わりが長いWAVEだからこそ表現できた、モノとしての説得力に満ちたガット・ブロウ

(C)EDIT momokoTM (C)PetWORKs Co., Ltd.

「ファイブスター物語」最新13巻の発売を記念して発売された限定アイテムのひとつ「momoko CHRISTINE-V」。このドールが身につけているガット・ブロウやアクセサリーは、「ファイブスター物語」のガレージキットを数多く手がけてきたWAVEが制作したもの。

今回は、ウェーブ開発部の永見浩士さんとガット・ブロウの原型を担当したSyujyuさんに話を聞きました。

――今回の企画の話があった時の感想はいかがでしたか?

永見:とても光栄なお話でしたので、「当社にチャンスをいただけるならば是非!」とお返事しました。と同時に物凄いプレッシャーも湧きあがり、原型は誰でも頼めるようなものでもないので、何が何でもSyujyu氏に引き受けてもらわねば!と強く決意したのを覚えています。

当時、当社では「GTM」のアプローチモデルの原型をSyujyu氏に取り掛かっていただいていたのですが、それを一時的に休止して、ガットブロウの製作に全力で挑んでもらいました。

Syujyu:ドールに持たせるガットブロウの制作ということで、付属品という扱いながらも、永野先生のことだからめっちゃこだわるんだろうなあ、と思い、身の引き締まる思いでした。実際にも相当細かく監修をいただきました。

――実際のアイテム制作に入るにあたって苦労した点や、試作品が完成した時の感想やエピソードなどはありますか?

永見:原型自体はSyujyu氏に引き受けていただいた時点で、きっと皆さんに納得いただけるものができると確信していたのですが、問題は原型完成後で、完成品としての塗装や見栄えについてどう仕上げるのがガット・ブロウとしての正解なのかは、最初、当社の中で固まっておらず、とても悩みました。

ただ、原型を進めている最中に永野先生にコメントをいただいたり、またガット・ブロウというもの自体について説明をいただいたりして、より深く理解できるようになっていきました。そして、二次元上で目にしているイラストのカラーを立体物(ミニチュア)として表現する際には、きっとこういうものであろうというビジョンが固まり、それを完成させ、監修に持っていき、間違っていなかったと確信した時は、心の中で「やった!」という何とも言えない達成感がありました。

今だから言える話ですが、当初、とにかく考えうる限りのハイクオリティなガット・ブロウを完成させることに徹底的に集中していて、momoko CHRISTINE-Vとのマッチングを考える余裕など、ほとんどないまま突き進んでいました。しかし、最終的に出来上がったもの双方を揃えた時、フィッティングが自然で、かつとても上品に見えて、その時は本当に感激しました。ただ、よくよく思い起こすと途中、極短期間でしたが、原型をお預けし、お戻しいただいた際にサイズの再々修正などもありましたので、その辺のことはしっかりコントロールしていただいていたようです。

また、momoko CHRISTINE-Vの完成度の高さから醸し出されるオーラによって包まれていることも、きっと大きなポイントではないかと思っています。

Syujyu:今回、ドールに持たせてちょうどよい大きさを決定するために、大きさ違いの試作品を3種類制作しているのですが、ディテールが入る前の基本形状の状態で大きさを決めました。3Dデータで制作しているので、大きさの変更は簡単と思われがちですが、実際にはスジ彫りなどの細かいディテールまで入れてしまうと大きさの変更は難しくなります。スジ彫りの太さまで拡大縮小されると大変ですし…。大きさ決定からディテール入れ、原型完成までが結構タイトなスケジュールだったので大変でした。

また、実は誌面掲載までドールの方の試作品を見れていなかったのですが、誌面で見て、すごく細かく衣装が作ってあるな~と思って感動しました。またガット・ブロウもマッチしてたので安心しました。

――注目してもらいたい点、アピールはどこでしょうか?

永見:まずガット・ブロウについては、各部位ごとに表現を変えて、素材・メタルの質感の違いを再現したことを見ていただきたいです。本体のメタリックは、地のままの、まるで金属にも見えるような質感再現をめざし、安っぽかったりチープに見えたりしないようにと、質感の高いカラーで表現しています。

また、宝石が乗っているプレート部は、素材にステンエッチングを採用しているのですが、そこもただのステンエッチングではなく、輝きの強いものをチョイスしています。さらに、それを普通なら業者に断られるような限界以上の厚みにこだわって表現しました。そのことにより、説明されなければ恐らく気付けないような、さりげなく醸し出される重厚感の演出を際立たせられたのではないかと思います。

そして、先端のブレード部は、高級感・美しさを考慮してメッキ処理を施しましたので、剣としての存在感もしっかり表現できているはずです。

もちろん、これらすべて、完成にいたるまで、永野先生にしっかりチェックとアドバイスをいただきながら、ブラッシュアップを続けたものですので、自信をもってお届けできるものとなっています。これまでのウェーブ製品の中でも、生産数100個という極少数生産のために金型を掘ることは、まず考えもしなかったことであり、結果、誰でも気軽に手にできるようなものではなくなってしまったようですが、しかし、常識にとらわれず、妥協をしないというFSSのスピリットにしっかり沿ったものとなっていると思います。

本製品の主役であるmomoko CHRISTINE-Vの、まるでワンオフ作品を量産しているようなクオリティはご覧の通りですが、このようにガット・ブロウもあり得ないくらいの情熱で作っています。ディープな「ファイブスター物語」ファンの方にこそ、是非手にしていただければと願っています。

Syujyu:かなり細かい部分まで、コンマ数ミリ単位の監修をいただいています。銃として持つ際のグリップ部分の形状や、剣として持つ際のすべり止め部分や柄の厚みなど、全体のフォルムというよりはガット・ブロウが本当に実在した場合はこうだろうというディテール部分の監修がすごかったです。そういった部分も頑張って再現していますので、手に取っていただいた際には細かいディテール部分を見ていただけたらなあと思います。

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