新作&おすすめアニメのすべてがわかる!「月刊ニュータイプ」公式サイト

rssボタン

永野護に「momokoクリスティン」について直撃!

プロダクト 2015年08月04日 20:05配信
永野護に「momokoクリスティン」について直撃!

関わったすべての人のこだわりが詰まった「momoko CHRISTINE-V」!

(C)EDIT momokoTM (C)PetWORKs Co., Ltd.

――いきなりですが「momoko CHRISTINE-V」への思いをお伺いできますか?

永野:「momoko CHRISTINE-V」というよりも、まず「ファッションドール」全体について。

もともと「バービー」(注:1959年、マテル社からの発売された着せ替え人形の草分け的存在で、国内ではマテル・インターナショナルから販売中)が好きだった。1985年にファッションデザイナーの中野裕通さん(注:バービーコレクターとしても有名)のラフォーレ原宿ショップで見かけたんだけど、オールドバービーの顔で彼がデザインした服を着たバービーがいてオドロイタ。

バービーの印象は「コビていない」。女の子から見てもかわいいと思うデザインで、逆に男が見て「げへへ」となるのはもちろん論外だけどさ。

さらに、川村(万梨阿さん)がmomokoドールを買ってた。「クリスティンみたいだ」「そっくりでしょう」と言うけど、また新しいのを買っただけだろ、という(笑)。

見ればつくづく、女の子が好きな顔・体型だなぁ、と。

最近のmomokoは本当によくできていて、ニットとか最近の女の子の最先端ファッションを反映したおしゃれなものが膨大に出ているよね。

今のアニメやゲームに出てくる女の子が着てるのはニーハイとか、6,000万年ほど前の流行アイテムだけどさ(笑)。それとはいちばん遠い位置にmomokoはいる。つまり、「おしゃれ」ということ。

川村がデビュー30周年記念でつくってもらった「川村万梨阿momoko」も服の作り込みがすごくて、これなら「ファイブスター物語」でもできるよねー、と。

――とは言え、「ファイブスター物語」の服を三次元化するのは大変でしょうね…永野先生のチェックも激しそうだし。

永野:「ファイブスター物語」に出てくる服はカッティングから考えてつくっているので、仮に「そのまま」作ろうとするのであれば、設定通りに再現するのは大変じゃない。それはボクのメカと同じだし。

クリスティン・Vの服はワンピースタイプと2ピースタイプがあるけど、ガットブロウとデザイン的にもよく合うので、映画「花の詩女 ゴティックメード」のラストシーンに登場したときのワンピースタイプにした。

クリスティンの服のあの段だら模様、あのストライプを再現するには、縫い合わせとプリントのふたつの方法がある。プリントだと1,800円くらいでできてしまうだろうけど、もうそれで終わり。それではmomokoで「ファイブスター物語」をやる意味がない。

「ファイブスター物語」の服は「服」としてデザインしているから、何のためにフィルモアの服がストライプになっているのか、ふくらんだそでに流れるストライプの美しさとか、「もこもこ感」とか、そういうのが服じゃない? そこを説明しなくてもmomokoのスタッフさんは最初から分かってくれていた。もう、どうやって縫ったんだ!?というレベルの縫い合わせになっている。

大量生産ではないカスタムドールは当然、手作業なので一体一体は細部に差異と言うか個性が出てくると思う。だから、値段は普通の服より高くなるよねー。

――さて、込められたこだわりではmomoko本体に匹敵するガットブロウですが…当然、お値段的にも(汗)。

永野:もちろんそこはこだわってるよ。ガットブロウは剣のグリップと銃のグリップの両方をもっているので、グリップの角度とか、重心とか、それ相応の形が当然出てくる。重心位置がめちゃくちゃな武器のデザインはオカシイから。「人がどう、その武器を持って保持するのか」って所だよね大切なのは。

服も同様で、アンシンメトリーなのってアニメ・ゲームでよく見るけど、これはね…何かハデなのを作ろうとした結果で、つまりデザインの才能がない証拠なんだヨ~。

とかな~っ、何話してんだよ。

――先生、それはさておいて、ガットブロウについては…(なだめすかしている)。

永野:ウェーブさんには「今までの永野メカは忘れてくれ、もう一回最初からやり直してくれ」と言った(注:「ファイブスター物語」のガレージキット造形では長~いお付き合いである)。「ファイブスター物語」のGTM(ゴティックメード)とはどういうものなのか。今までの手彫りではなく、恐ろしいほど人工的な造形なので、立体化ももうCADやレーザー切削で、手が切れそうなエッジなんだヨ。

そういうテスト的な意味でも、予想以上のものができた。

ガットブロウはクリスティンしか使わないし、これだけ手の込んだガットブロウはこのクリスに付いているからいいの。なので別売はないヨ。

――それでは最後に、改めまして「momoko CHRISTINE-V」への思いを、ぜひ!

永野:まぁ、momokoが着てくれるなら何を着ても様にはなるんだけどさ(笑)。服の丈が足りねー、とかないから。

手に取って、たくさんの職人さんたちが作ったmomokoクリスを楽しんでください。手作りの服の良さと楽しさをね。

だから、あの価格は…しゃあないな、これ…。トホホ~。

リンク:ShopNewtype

※先着限定100体で8月9日(日)23:59締切で受注受付中