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バットマン役・山寺宏一のサプライズバースデーも! 「ニンジャバットマン」レポート!

いよいよ日本発の「バットマン」アニメーションが公開された! 6月15日(金)から公開している「ニンジャバットマン」、その公開記念舞台挨拶が6月16日(土)東京・新宿ピカデリーで開催され、監督の水﨑淳平さん、脚本の中島かずきさん、キャラクターデザインの岡崎能士さん、バットマン役の山寺宏一さん、ジョーカー役の高木渉さん、キャットウーマン役の加隈亜衣さん、ハーレイ・クイン役の釘宮理恵さん、ロビン役の梶裕貴さんが登壇しました。

メインスタッフである3人の「日本でもアメリカでも拍手をいただきまして、これでようやく眠れます」(水﨑)、「皆さん大丈夫ですか、胸焼けしていませんか。90分お付き合いいただきありがとうございます、楽しんでいただけたら幸いです」(中島)、「やっと日本の皆さんに届けられたという思いがあります」(岡崎)というコメントからトークが展開。水﨑監督は完成から約1年が経過し、完成時のテンションが落ち着いてしまい、待っている間にだんだん不安になってきたそうです。

山寺さんはバットマンを演じたことについて「これまで何度かバットマンをやらせていただいておりましたが、かっこいいバットマン、そして日本でつくったこのすごいクオリティの作品に参加できたことが嬉しく思います」と述べ、加隈さんは、「バットマンよりも先に戦国時代に到着し情報は持っているはずなのに、信じてもらえるか分からないくらい、コロコロと態度を変えて読めない性格のキャットウーマン。けれど『女の気の迷いを許せる男はすてきよ』という発言をしていて、これを許せる男の人はすてきなんですって、皆さん(笑)。そのコロコロ変わるところも魅力だなと思いました」と自身が演じた、本作のキャットウーマンついて語りました。ロビン役の梶さんは「ロビンの髪形も、時代に合わせて変わってしまうのだな、と思いました(笑)。戦国時代なのに巨大なロボットの戦いというのにも驚きましたけど、SFの加減と日本ならではのエンターテインメントの融合がとてもおもしろいと思いました」とコメント。役づくりについて高木さんはジョーカーを演じるにあたり、とてもプレッシャーを感じていたらしいのですが、「山寺さんや釘宮さんといっしょに収録し、ジョーカーとしては『何としてでも(バットマンを演じている)山寺さんを困らせたい、何としてもイジメたおしたい』という気持ちがあり、相手がイラつくほどジョーカーが楽しくなってくる、というのを念頭において演じました」と語りました。ハーレイ・クイン役の釘宮さんは「バットマンとジョーカー、2人のバトルをワクワクして見ていると、自分も『ジョーカーさま、だいすき……!』になりました(笑)。そしてこの世界観に自分が参加できているというのが嬉しすぎて、収録も大好きな方しかいなくて、1日中楽しくて、テンション全開でジョーカーについていきました」と述べられました。アフレコについて司会の松澤千晶さんが登壇者の方々に尋ねると、収録はひとりで行なっていた梶さんは「ただたださびしかったです、早くみんなの声を聴きたいなあと思いました」と回答。

本編への思いをメインスタッフに尋ねると、「これが『バットマン』入門編という考えがあってそれを表現したかった」と水﨑監督が告白すると、それを受け中島さんが「この作品から入ればどんな『バットマン』も大丈夫です(笑)」と答え、続けて「引き出しというか、紐がたくさん出ている作品なので、気になるところから引っ張っていただければ、本家の奥深いところまでたぐれると思います」とコメントしました。また中島さんはジョーカーを「黙っちゃうと死んじゃう人」だと思い、ずっとしゃべるキャラクターとして脚本を書かれていたことを告白しました。岡崎さんは「子どもの時からのバットマンファンだったので全部詰め込んだら、監督が全部拾ってくれて。ジョーカーの着物柄にも『HAHAHA』と入れてみたり、細かい仕かけがあるので何度も見てもらえるとうれしいです」と細部へのこだわりをみせました。

そしてここで、6月17日に57歳の誕生日を迎える山寺さんへのサプライズバースデーが。バットマンをあしらったケーキ(山寺さんいわく「バットマン味」)が会場内に運ばれ、ロビン役ということで梶さんが山寺さんに、スプーンでケーキを口に運ぶ場面も。山寺さんから「誕生日前日に最高の作品の舞台あいさつができて嬉しいです、本当にありがとうございます」とコメントをいただきました。

最後に山寺さんと高木さんが、「壇上に上がって皆さんの顔を見た時に「楽しんでいただけたんだな」というのが伝わってきました。その興奮をいろんな方にいろんな形でお知らせしていただければと思います」(高木)、「スタッフ、われわれ情熱を注ぎこんで、ここから世界に向けてどんどん発信していってニンジャバットマンブームがくることを願っております」(山寺)と語り、山寺さんが独自の三本締めを提唱。大盛り上がりのうちに舞台あいさつは終了しました。

現在発売中のニュータイプ7月号では、バットマン役の山寺宏一さんとジョーカー役の高木渉さんの対談、水﨑監督&中島かずきさん&岡崎能士さんのメインスタッフ鼎談を掲載! こちらもあわせてどうぞ。

■「ニンジャバットマン」
新宿ピカデリーほかにて公開中
スタッフ:監督…水崎淳平/脚本…中島かずき/キャラクターデザイン…岡崎能士/音楽…菅野祐悟/アニメーション制作…神風動画
キャスト:バットマン…山寺宏一/ジョーカー…高木渉/キャットウーマン…加隈亜衣/ハーレイ・クイン…釘宮理恵/ゴリラ・グロッド…子安武人/ポイズン・アイビー…田中敦子/デスストローク…諏訪部順一/ペンギン…チョー/トゥーフェイス…森川智之/ベイン…三宅健太/ロビン…梶裕貴/レッドロビン…河西健吾/ナイトウィング…小野大輔/レッドフード…石田彰/アルフレッド…大塚芳忠

リンク:「ニンジャバットマン」公式サイト
    公式Twitter・@batmanninja2018

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