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森崎ウィンという才能との出会いに感謝したい―「海獣の子供」特別試写会オフィシャルレポートが到着

2019年05月31日 16:11配信
森崎ウィンという才能との出会いに感謝したい―「海獣の子供」特別試写会オフィシャルレポートが到着

5月30日に開催された劇場アニメ「海獣の子供」特別試写会より。写真左から森崎ウィンさん、渡辺歩監督

(C)2019 五十嵐大介・小学館/「海獣の子供」製作委員会

2019年6月7日(金)より全国ロードショーとなる劇場アニメ「海獣の子供」の特別試写会が、5月30日に東京・TOHOシネマズ錦糸町楽天地で開催されました。試写会ではトークも行われ、ジュゴンに育てられた兄弟"空"と"海"の謎を追う若き天才海洋学者・アングラードを演じた、ダンスボーカルユニット「PRIZMAX」の森崎ウィンさんと渡辺歩監督が登壇! 本作の見どころやアフレコ時のエピソードなど、濃密なトークを展開しました。

――森崎さんはアニメーション声優初挑戦ですが、いかがでしたか?

森崎 画ができあがっているところに声を入れていったので、純粋に難しかったです。一番初めに、音の入っていない画のみのDVDをいただいて練習したのですが、これはどこでブレスを取っているんだろう、と。キャラクターの呼吸と合わせるのがすごく難しかったというのが印象です。

人が喋る前のちょっとした息遣いなど、普段意識せずに自然とやっているものも、いきなり画だけを見るとわからなくなってしまう。どこでこの人は息を吸っているのか、それってすごく大事なんだなと改めて感じました。

実際に立ち上がったりしてアングラードと同じ動作をすることで、彼と同じ息遣いを表現することができました。アングラードと僕は真逆ですが、これだ、と思うものが撮れると、「うわっ」とか「キタっ!」と感情が出てしまいましたね(笑)。

アングラードのセリフは内容が難しく、台本を読んでも理解するのに時間がかかりました。原作のファンの方が沢山いらっしゃる中でそれを演じるというプレッシャーもありましたが、アニメーションと合わせていく作業の前に、アングラードの言っていることをまず自分がどう理解するか・どう解釈するか、台本の解釈にとても時間をかけました。

また、収録は田中泯さんとご一緒させていただき、田中さんの立ち姿や佇まいを隣でリアルに感じることができました。言葉よりも背中で見せてくれて、空気感をすごく作ってくださったので、田中さんがいてくださるからこそやりやすかったところがあります。

渡辺 (森崎さんは)ものすごく一生懸命に、前向きに探って突き詰めて考えてくださる。これは簡単なようで、なかなかできるものじゃないです。アプローチの仕方が素晴らしかったです。映画の神様に「森崎ウィンという才能と出会わせてくれて感謝します」と伝えたいですね。

――企画から5年、今のお気持ちをお聞かせください

渡辺 もちろん、完成させなければならないものですが、制作期間中はいつか世に出せる、きっと驚いてくれるだろう、こんな風に感動してもらいたい、という気持ちを込めてスタッフ一同で作っていくその時間が楽しくて、なんだか終わってしまうのが寂しいです。ですが、晴れて今日を迎えて、一般試写はこれが最後でまもなく公開を迎えるということで、一口には言えない思いがありますね。

――「アヌシー国際アニメーション映画祭」新設のコンペティション部門への出展が決定しました。海外の方に特に注目していただきたいところは?

渡辺 アニメーションは世の中に数多ございますが、(本作は)非常に特農な作品です。人が線を一本ずつ書いていく、一枚ずつ描いていって動きを生み出すという、最も原初的な、非常にシンプルなのだけれども、一番尊くて大変だと言える作業を集積したものになっています。アニメーションは各国共通の技法を使っているので、その濃厚さは伝わるのではないでしょうか、その部分を是非とも味わっていただきたいですね。

生き物や生命がどこからきてどこへいくのかという非常に広いテーマではございますが、一つ一つ疑問や感じたことを観てくれた方一人一人の中で個人的なものとして受けとっていただいて、命や自分の存在について考えた時に、どんな考えのヒントがあるか、その思考が生まれてくるか。この少女は劇中、あるきっかけで自分のことを取り戻します。それは皆さんの中にもそれぞれの形であると思いますので、そう言った部分を感じてもらえたら嬉しいです。

森崎 映画「レディ・プレイヤー1」をイギリスで撮影していた時、現場にいらしたアニメーターやCGクリエイターの方々がみんなアニメ好きで、日本のアニメの話をすると熱くなるんです。日本のアニメの偉大さというのを肌で感じました。今回、日本から発信される新しい作品が世界に広がっていき、その中に自分も携わっていることを誇りに思いますし、新たな日本の魅力がお世話になった方々にも違った形で届くというのは嬉しいです。是非、スティーヴン・スピルバーグ監督にも観ていただきたいですね。

■劇場アニメ「海獣の子供」

2019年6月7日(金)よりロードショー

スタッフ:原作…五十嵐大介「海獣の子供」(小学館 IKKICOMIX刊)/監督…渡辺歩/キャラクターデザイン・総作画監督・演出…小西賢一/美術監督…木村真二/CGI監督…秋本賢一郎/色彩設計…伊東美由樹/音響監督…笠松広司/プロデューサー…田中栄子/音楽…久石譲/主題歌…米津玄師「海の幽霊」(ソニー・ミュージックレーベルズ)/アニメーション制作…STUDIO4℃/配給…東宝映像事業部

キャスト:安海琉花…芦田愛菜/海…石橋陽彩/空…浦上晟周/アングラード…森崎ウィン/安海正明…稲垣吾郎/安海加奈子…蒼井優/先生…渡辺徹/ジム…田中泯/デデ…富司純子/

リンク:「海獣の子供」公式サイト

    公式Twitter・@kaiju_no_kodomo