新作&おすすめアニメのすべてがわかる!「月刊ニュータイプ」公式サイト

rssボタン

「アイドルマスター シークレットイベント@赤羽」ロングレポート

2013年11月29日 21:26配信



2013年11月2日(土)、北区赤羽会館(東京・赤羽)にて「アイドルマスター シークレットイベント@赤羽」が開催された。北区赤羽会館は2006年に初めてアイドルマスターのイベントが行われた記念すべき場所。7年を経て大きく成長したメンバーが戻ってきた。
 
座席数は約700席。現在のプロデューサー(アイマスのファン)人口から考えればあまりにも狭き門のチケット争奪戦を運良く勝ち抜いてきたプロデューサーたちで座席は埋め尽くされた。
 
ステージ上に幕が下ろされたまま開演時間を迎えると、客席の照明が落ち、場内にTVアニメ「アイドルマスター」のプロデューサー(CV:赤羽根健治)の声が響いた。「オッホン! 同僚の皆さん、おはようございます!」。すぐさま場内に満ちる「おはようございます!」の声。コール&レスポンスのテンションは完璧だ。このまま場内アナウンスが続くのかと思えば、舞台袖から幕前に姿を現わすスーツの男性が。赤羽根健治本人だ。大歓声に包まれる中「みなさん、赤羽という地名は大好きですか?!」「大好き!」と再びのコール&レスポンス。赤羽根は「オレもこの地名、大好きです!」と満面の笑みだった。「プロデューサーの皆さん、携帯でのお仕事も忙しいでしょうけど、この時間は我慢してくださいね」などユーモアを交えた諸注意を述べると舞台袖に下がっていった。

満を持して幕が上がる。舞台上には中村繪里子(天海春香役)、今井麻美(如月千早役)、長谷川明子(星井美希役)、釘宮理恵(水瀬伊織役)、仁後真耶子(高槻やよい役)、下田麻美(双海亜美・真美役)が並ぶ。「久しぶりの赤羽ー!」と張りきる中村たちに場内のテンションも最高潮となった。
 
簡単な自己紹介が終わると、中村から会場へ「赤羽会館、初めて来たプロデューサーさんはどのくらいいますか?」と質問が。多数挙がる手に出演者は驚いていたが、続いて「前回(2006年)も来たというプロデューサーさん!」との質問にもちらほらと手が挙がると、「おお〜!」とキャスト陣は驚嘆の声を上げた。
中村は「わたしたち、もっと大きい会場でたくさんイベントをしてきましたが、こうして戻ってきてみると改めて、赤羽からはじまったアイドルマスターなんだなと思います。最後まで楽しんでいってください!」と、イベント開幕を高らかに宣言した。


◇「他己紹介2013」
 
早速始まったコーナー「他己紹介2013」は、前回のイベントでも行ったコーナーの2013年版。ペアを組んだ相手を1分間で思う存分紹介するという企画だ。
ペアリングにはクジ引きが行われた。クジが入った箱を台車に乗せステージへとおもむろに運んできたのは石原章弘総合ディレクター。「ディレ1(イチ)」の愛称でプロデューサーからも知られている名物ディレクターだけあり、場内は歓迎ムードに。前回の当コーナー優勝者には石原ディレクターのポケットマネーから、「横浜ベイシェラトンホテルのペア宿泊券、のようなもの(?)」が贈られたとのことだが、当事者である仁後は「え? わたし優勝しました?」と記憶にない様子。今井からも「(たかはし)智秋と宿泊したんじゃないの?!」と問われるが、仁後はキョトン。早くも波乱を呼んでいるコーナーは、優勝賞品「シェラトンワイキキ(ホテル)のペア宿泊券……のようなもの」を巡り、スタートした。
 
第一回目は釘宮・今井ペア。先行の今井は「可憐で少女のよう」と釘宮を紹介し、さらに「趣味特技は大食いです」と加えると会場は爆笑。「可愛らしいボイスと共にギャップが魅力かなと思います」と1分間をきれいに締めくくった。
続いて釘宮。「人なつこくて、優しくて、頭の回転の速い女の子です」と今井を紹介し、「劇場版一緒にやりたいねってこないだお話ししました」と来年1月公開の「THE IDOLM@STER MOVIE」について語り合ったことも打ち明けた。だが、誤解を呼びそうなこのコメントに今井は「一緒にやってないわけでも、アフレコ共演NGというわけでもないですよ! すっごく補足したい!」と必死に会場へフォローを入れていた。
 
第2回目は下田・仁後ペア。緊張して手汗がすごいと語る下田は後攻、仁後が先行となった。「初めて会ったのは高校生でした。ダジャレがすごく上手な子で、……何かダジャレ言って!」と突然ムチャ振りをする仁後に対し、驚愕の表情で固まる下田。ダジャレが下田の口から飛びだすことなく、タイムアップとなった。
下田の他己紹介は「世の中には信じられないことがたくさんあるものです」と、仁後のムチャ振りに対する返答からはじまったが、流れの中になんとかダジャレを入れようと奮闘するもかなわず、終了。見ている側もどんなダジャレが飛びだすか手に汗握る、ある意味スリリングな(?)1分間だった。
 
第3回目の長谷川と中村ペア。先行は長谷川。「色が白くてかわいい」と中村を誉めた後、「ところが」と力強い前置き。「一緒にごはんを食べに行くと『あれも頼むー、これも頼むー』とさんざん注文しておいて、『お腹いっぱい』と残った料理をわたしに(食べさせるんです)!」と力説。「あとは、変なあだ名を(中村から)付けられるんです!」と言ったところでタイムアップ。時間をオーバーしつつも、「ひと言で言うと、いい人です!」と強引なフォローも忘れず、会場を爆笑の渦に巻き込んだ。
中村は長谷川を「元気!」「いい!」「かなり……いい!」「かなりおすすめの物件です」「いいね、その髪型!」など名言連発で紹介。最終的に「すごい人です!」と漠然とした言葉(?)で力強く締めくくった。
 
ここで他己紹介にもう一人のゲスト、赤羽根がステージに招かれた。赤羽根を紹介するのは女性キャスト全員だ。「心を無にして聞きます」という赤羽根に、中村は「自分はみんなにどう思われてると思う?」と突然質問をぶつけた。赤羽根はうろたえつつも辛うじて「質問がデカすぎる!」と突っ込んだ。
赤羽根の他己紹介は「メガネ」を中心に「メガネ」「大学生っぽい」「新入社員ぽい」「肌がキレイ」などの言葉が飛び交うものに。1分はあっという間に終了、赤羽根は「首から上のことは伝わったと思います(笑)」とコメントした。
 
会場の拍手が一番大きかったペアが優勝となる「他己紹介2013」、最終的に一番拍手を集めたのは赤羽根だった。本人は「メガネの優勝ですね(笑)」とにこやかにコメント。あたたかい拍手の中、石原ディレクターから目録を受けとった。石原ディレクターが「じゃあ、これを」とプレミアム感もなく片手で目録を手渡すと、赤羽根も「は、すいません、いただきます」と軽い調子で受けとる。その様子を見た会場はまた爆笑に包まれた。


◇トークコーナー
 
続いては「思い出の向こう側!」と題されたトークコーナー。司会にはアニプレックスの高橋祐馬宣伝プロデューサーが登場した。コーナーに入る前に、「ぼくも赤羽根さんの他己紹介していいですか」と始めた高橋は、赤羽根のスーツに「765プロ」のピンバッヂが付いていること、ネクタイが「P(プロデューサー)ネクタイ」となっていること、そして錦織監督から「細身のメタルフレーム」という指定を受け、今日のメガネを選んだことを解説。赤羽根の衣裳の意外な気配りに会場もキャストと共に感心していた。
 

◇「思い出の向こう側!」
 
8年という長い歴史を振り返るコーナーは8年前の2006年1月21日に「赤羽会館」で行われたシークレットイベントの写真をスクリーンに映しながら進行した。ここで中村が、昔の写真に写った今井のスカートが今着用しているものと同じだと気づくと「(8年前の)赤羽会館のイベントのためにネットで購入したスカート、思い入れが深かったのでずっと仕舞ってました」と今井は立ち上がり、改めて観客に披露した。
中村は「当時は会場がめちゃくちゃ広いって感じてました」と振り返り、今井も「あれ以来、赤羽会館に来ることはなかったんですけど、今日改めて来たら、狭い!って。アイドルマスターでそれだけいろんな経験をしてきたんだなって、ウルッと来ました」と思いを打ち明けた。
当時はまだステージには立てなかったという長谷川は「美希が発表される前だったので裏で様子をうかがっていました。スタッフさんに『君もいつかあのステージに立つんだよ』と言われたけど、全然想像できなくて」と振り返った。
思い出深いエピソードは何かあるかと聞かれた釘宮は「衝撃的なことをいくつか覚えていますがこの場では差し控えさせていただきます」とトークイベントにあるまじきコメントで会場の笑いを誘い、「(エピソードは)他の人がしゃべればいい!」とはぐらかした。こっそり今井が釘宮のエピソードを打ち明けようとすると、釘宮は大声を出し妨害。「“my song”を歌って(釘宮が)感動して泣いたこと」とついに暴露されると釘宮は悲鳴を上げつつ「泣いてないもん!」と反論した。
 

◇「ステージの向こう側!」
 
関係スタッフから話を聞くコーナー「ステージの向こう側!」では、坂上陽三プロデューサー、石原ディレクター、中川浩二サウンドディレクター、鳥羽洋典プロデューサーが登壇し、キャストと共にTHE IDOLM@STERを振り返った。なお、坂上プロデューサーは恒例となった「変態コール」で会場の「プロデューサー」たちから迎えられていた。
 
TVアニメシリーズの鳥羽プロデューサーは打ち合わせでは必ず錦織監督と険悪なムードになることや、放送終了後の打ち上げでTBS関係者から「局で一番スケジュール(進行)の悪い作品でした」と言われたことを打ち明けた。「監督はじめみんなが時間をかけてでもいいものを作ろうという気概に満ちていました。(スケジュールが遅れても)踏ん張ってくれたTBSさんにも感謝しています」と語った。
TVアニメの音楽面を支えた中川ディレクターは曲の多さや毎週異なるエンディングなどの苦労を語った。
 
坂上プロデューサーはTVアニメ化で「プロデューサー」の存在に悩んだと振り返った。「プロデューサーはゲームではプレイヤー本人。その立ち位置をどうするかというのは他のメディアに移すときに必ず悩むんです。第1話の最後でプロデューサーの姿が出た時に、(その見せ方を考えた)錦織くん天才やなと思った」と語った。
 

◇「2014年の向こう側!」/「ミリオンライブ!」より7人が参加
 
女性キャストによる生ミニドラマ、最新映像などの放映後は、今後の展開を話すコーナー「2014年の向こう側!」へ。
ここで新作ゲーム情報や劇場版の進行状況などが発表された。
 
特に「THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!」においては、「アイドルマスター ミリオンライブ!」より7人のアイドルがゲスト出演することが明かされた。キャラクターの設定自体は変わらないが、スターシステム(※)をとり、ゲームとは少し違うキャラクターとなる形での出演となることも明かされた。(※ キャラクター自体をキャストと見立て、別作品に出演させること)
 
劇場版主題歌「M@STERPIECE」について鳥羽プロデューサーは「原点であり集大成となれば」と語った。また高橋プロデューサーからは、そのタイトルがTHE IDOLM@STERのCDシリーズからとられていること、劇場公開日である1月25日は、CD「M@STERPIECE」購入者を対象に初めてイベントを行った2006年1月21日から丸8年と、様々なリスペクトが込められていることが明らかにされた。
 
最後に、会場中に当選者の雄叫びが響き渡ったプレゼント抽選会を経て、「プロデューサーさん、これからもアイマスですよ、アイマス!」を会場全員で唱和し、恒例の一本締めにてイベントは幕を閉じた。
 

◇キャスト挨拶
 
「アイマスの歴史をみんなで振り返り、未来を見ることができてよかったです。発表事がある度に喜び合える仲間たちがいるというのはとても気持ちがいいものです。2014年もアイドルマスターをよろしくお願いします」(下田麻美)
 
「初めて赤羽会館に来た時は、まさかもう一度ここに来るとも、こんなに大きな作品になるとも思っていませんでした。また昔の話や未来の話ができるような、そんな作品になっていってほしいなと思います。よろしくお願いします」(仁後真耶子)
 
「今回初めて赤羽の地に来ました。当時いらした方も今回初めていらした方もいてすごくうれしかったです。アイドルマスターはずっと夢を見つづけているような作品です。この先いったいどこまで行くのかわかりませんが体力のもつかぎり行きたいと思います。これからも応援してもらえたらうれしいです」(釘宮理恵)
 
「8年前、赤羽会館でイベントがあった時期、たぶんぼくはお芝居の勉強をしていました。それが今回、赤羽根が赤羽の地に来ることになったのは、いい意味でご縁があったんじゃないかと思います。これからもアイドルマスター は走り続けると思います。ご声援よろしくお願いします」(赤羽根健治)
 
「クリエイターのみなさん、キャストのみなさん、そして『プロデューサー』のみなさんに、こんなに愛されている作品に関わることができて本当に幸せだなと改めて思いました。本当にありがとうございました」(長谷川明子)
 
「久しぶりの赤羽会館でしたが、まもなく使用できなくなってしまうと聞いていました。このタイミングでイベントができたことにアイドルマスター の運の良さ、継続している作品としての力強さを感じました。みなさんがいてくれるから続けることができます。これからもぜひ応援してください。ありがとうございました」(今井麻美)
 
「『ただいま』と言える場所がこの8年でたくさん増えました。そしてまだまだ『初めまして』の、人も場所もたくさんあります。その先にわたしたちが進んでいけるように、どうぞこれからもお願いします。『来年の話をすると鬼が笑う』とよく言いますが、いっぱい笑わせればいい。『助けてくれ!』って言わせるくらい来年再来年の話をして、みなさんからいただくプロデュースの力を存分にお返しできるように、メンバーも力を蓄えていきます。どうぞみなさん、これからもわたしたちをプロデュースし続けてください。ありがとうございました」(中村繪里子)

 

☆                         ☆                         ☆

 
「THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!」
2014年1月25日(土)より
新宿バルト9ほかにて全国ロードショー
 
http://www.idolmaster-anime.jp/
 
〔スタッフ〕
原作:バンダイナムコゲームス
監督・キャラクターデザイン:錦織敦史
シナリオ:髙橋龍也・錦織敦史
シリーズ演出:高雄統子
総作画監督:錦織敦史
美術監督:薄井久代
美術設定:植村淳
デザインワークス:道下康太・田中裕介・山口智・山田将三
色彩設計:中島和子
撮影監督:田村仁・加藤伸也
編集:三嶋章紀
制作:A-1 Pictures
配給:アニプレックス
 
〔キャスト〕
天海春香:中村繪里子/星井美希:長谷川明子/如月千早:今井麻美/高槻やよい:仁後真耶子
萩原雪歩:浅倉杏美/菊地真:平田宏美/双海亜美・双海真美:下田麻美/水瀬伊織:釘宮理恵
三浦あずさ:たかはし智秋/四条貴音:原由実/我那覇響:沼倉愛美/秋月律子:若林直美
音無小鳥:滝田樹里/プロデューサー:赤羽根健治/社長:大塚芳忠 ほか
 
〔『アイドルマスター ミリオンライブ!』よりゲスト出演する7人のアイドル〕
矢吹可奈:木戸衣吹
佐竹美奈子:大関英里
横山奈緒:渡部優衣
七尾百合子:伊藤美来
北沢志保:雨宮天
望月杏奈:夏川椎菜
箱崎星梨花:麻倉もも
 
「アイドルマスター ミリオンライブ!」公式サイト
http://www.bandainamcogames.co.jp/cs/list/idolmaster/million_live/
 
 
©NBGI/PROJECT iM@S