新作&おすすめアニメのすべてがわかる!「月刊ニュータイプ」公式サイト

rssボタン

-25歳の自分が働きたいと思える会社にしたい-「吉田尚記がアニメで企んでる」ゲスト:近藤光

2013年12月10日 17:00配信

吉田尚記が今注目のアニメクリエイターの核心に迫る番組「吉田尚記がアニメで企んでる」が、スマホ向け放送局NOTTVで毎週火曜日に絶賛放送中。吉田尚記は、ニッポン放送のラジオアナウンサーで、業界きってのアニメ通としても知られている。放送日時は毎週火曜日19:00~19:58、再放送は毎週日曜12:00~12:58、毎週月曜21:00〜21:58。ニッポン放送では毎週日曜日25:30~26:00でダイジェストを放送している。



25歳の自分が働きたいと思える会社にしたい
9月10日放送、第21回目のゲストは近藤光

今回のゲストは、多数のヒットアニメを手がけるアニメ制作会社ufotableの代表取締役・近藤光だ。44歳という実年齢よりもずっと若く見える近藤がufotableを設立したのは、29歳のころだった。一般的にはかなり早い独立であるように思えるが、近藤は「もっと早く会社を作ればよかった」と思ったとのことだ。その理由は、若ければ若いほど無茶ができるから。周囲の期待感もあり、多少無謀な企画を考えても周りが許してくれる環境があると考えていたという。

話題は、近藤はufotableを設立する前にさかのぼる。20代前半の頃、近藤はゲームなどの本を書く仕事についていた。しかし、好きな物をつくるためには、自分が発注する側に回らなくてはならないと、テレコム・アニメーションフィルムに入社。「ルパン三世 くたばれ!ノストラダムス」などの作品で制作進行を務めることになった。当時は忙しく1か月間も家に帰らないこともあったが、好きなことをやりながら、給料も得られるといううれしさもあって、辛くなかったという。その後、転職。仕事を発注する側にまわるが、内容のクオリティアップのため現場へ復帰。ここで独立を決意する。

近藤は、ufotableを「25歳の自分が働きたいと思える会社にしたい」と語っている。「劇場版 空の境界 未来福音 extra chorus」は、ufotableの25歳のスタッフが作画監督を務めた作品。近藤は、そうした作品外のドラマも大事にしているそうだ。また、近藤は、社員とのコミュニケーションを何よりの大事にしているという。ボーナスの時期には全社員と面談をし、平均して2年に1回開催された過去の写真旅行は、結果コミュニケーションの場として、すべて海外へスタッフ総出で出かけている。150人いる社員の誰よりも知る近藤だからこそ、新たなスタッフの組み合わせを思いつき、よりクオリティの作品を生み出すチームを生み出すことができる。

ufotableの徳島スタジオについても話題は及んだ。徳島は、近藤のふるさとだ。その徳島にスタジオをつくった理由は、「スタッフに、もっといろいろな景色を見てほしい」からだそう。アニメのほとんどは東京のスタジオにあるが、そこにこもっていては、視野が狭くなってしまう可能性もある。ある日、徳島県が企業を誘致していることを知った近藤は担当部署に電話をしたところ、すぐに話をしにきてくれたそうだ。実際に徳島でスタジオを開始すると、アニメづくりにぴったりの環境であることを感じ取ったという。アニメファンが全国から駆けつけるアニメイベント「マチ★アソビ」はそんな徳島に恩返しがしたいという近藤の気持ちのあらわれでもある。