新作&おすすめアニメのすべてがわかる!「月刊ニュータイプ」公式サイト

rssボタン

オトメライブ第三弾!! 『十鬼の絆 〜関ヶ原奇譚〜 恋舞』 千鬼丸役・甲斐千尋インタビュー

2013年12月12日 14:50配信

『オトメライブ』という舞台シリーズがある。多数のアニメライブを手がけてきた「映劇」が展開する、乙女ゲームを原作とした舞台作品ブランドだ。2013年に新しく始まり、今までに『華ヤカ哉、我ガ一族 オペラカレイド』と『CLOCK ZERO 〜終演の一秒〜A live Moment』を上演。そして2013年12月13日(金)より『十鬼の絆』を原作とした舞台、『十鬼の絆 〜関ヶ原奇譚〜 恋舞』の上演が星陵会館ホール(永田町)にてスタートする。
この度、『十鬼の絆 〜関ヶ原奇譚〜 恋舞』で千鬼丸役を演じる甲斐千尋にインタビューを敢行。舞台にかける意気込みや、見どころ、そして率直な心境をうかがった。舞台本番直前の期待と不安を漂わせつつ、確かな手応えを感じているような甲斐のまっすぐな瞳が印象的だった。



——甲斐さんはアニメ好きで乙女ゲームもプレイするとうかがいました。
 
甲斐 今までプレイしたゲームは『華ヤカ哉、我ガ一族』と『薄桜鬼』、あとは『遥かなる時空の中で』とか。他のものはアニメで放送していた『緋色の欠片』とか『アルカナファミリア』は見ていました。原作ゲームの『十鬼の絆』はオーディションに受かってからプレイしました。このゲームは甘い雰囲気というより、命の重みを感じられる作品なんだなと思いました。
 
——アニメではほかにどういったものをご覧になりますか?
 
甲斐 今は時間がなかなかとれなくてなかなか見られていないんですけど、大学生の頃は暇さえあれば男性向け、女性向け関係なく見ていました。映画では池袋で上映していた時に劇場版『空の境界』シリーズを全通した思い出が(笑)。作品を挙げると、最近の乙女ゲームのアニメや、『ラブライブ』『ヨルムンガンド』『まどマギ』は特に好きです。
 
——もともと原作のゲーム作品『十鬼の絆』はご存じでしたか?

甲斐 知らなかったんです。オトメライブの第1弾『華ヤカ哉、我ガ一族オペラカレイド』に出演したときに「『十鬼の絆』を上演します」と告知があり、そこで作品名も初めて聞きました。
 
——そしてオーディションを経て見事出演が決定したのですね。HPのキャラクタービジュアルを見ると、みなさん原作のキャラクターたちと遜色がなくて驚きました。
 
甲斐 メイクさんと衣裳さんのおかげです(笑)。衣裳は和服なので着付けに少し時間がかかりますが、メイクは普段とそれほど変わらないかな、といった感じです。あと、本番ではつけないんですが、私は人生で初めてカラーコンタクトレンズを入れました。
 
——オトメライブ第三弾『十鬼の絆 〜関ヶ原奇譚〜 恋舞』の見どころはどういったところでしょうか。
 
甲斐 『十鬼の絆』はまだアニメになっていない作品です。だから『十鬼の絆』のキャラクターが動くのはこの舞台が初めてというのは大きな見どころかと思います。それぞれの役者たちが特徴を掴んでて、あ、そうそうそんなキャラクターだよね、って思えるんです。しゃべらなくて舞台上にいるキャラクターたちの反応もリアルでおもしろいですし、もちろん『恋』の要素も見どころとなります。私が個人的にいいなと思っているのは、“戦国時代”に人間同士が戦うということがどういうことなのか、すごく考えさせられる作品だというところです。
役者としても、時代物の作品に出演するのが初めてというのもあって、時代背景を勉強しつつ役の理解を深める作業は刺激的でした。「戦争というものをやってるんだ」という漠然とした気持ちが、時代劇や大河ドラマなどの参考映像を見ることで、「どういった戦争が、どういう人々の間であったのか」といったような具体的なシーンのイメージができるようになったと思っています。
 
——甲斐さん演じる千鬼丸の役どころは一風変わっています。
 
甲斐 そうですね。千鬼丸は見た目は子どもですが、実際の年齢は30才です。可愛らしく演じる中に、いつも抱えている孤独や煮え切らない思いというのが伝わったら、と思います。千鬼丸は頭領、一族を率いている立場。しかも率いているのは飢え苦しんできた一族で、“はぐれ鬼”と呼ばれている人々。彼らを背負っている、というバックボーンも感じられるような演技ができたらと思います。複雑な役どころですけど、演出家さんに「千鬼丸の持っている本当の心を忘れちゃダメだよ」と言われたのが印象に残っていて、あえて表現するとまた違ってくるその繊細な部分をどう消化していくのか、というのは私の中でも課題になっています。
あと根本的な部分ですが、男である千鬼丸を演じることは正直不安でした。ビジュアルもそうだし、原作では攻略対象として登場するキャラクターですから、女の自分が演じるのは、どうなのかなあって。演じていても、たとえば女の子座りをしてしまったり、ちょっとした仕草で女っぽさが出てしまうんです。そこはなんとか修正して本番を迎えようというところです。
 
——稽古場はどういった雰囲気ですか?

甲斐 もともとカンパニーが顔見知りというか、『華ヤカ哉、我ガ一族オペラカレイド』やその次のオトメライブ『CLOCK ZERO〜終演の一秒〜A live Moment』でそれぞれ共演したことのあるキャストが多かったのもあり、和気あいあいとしています。稽古をする中でいろんなアイデアも役者の中から出ています。千歳役の猪野くんはある箇所で毎回アドリブを変えて持ってきたり。受けるこちら側としても新鮮に反応できたり、自分が出ていないシーンでは見ていて思わず笑ってしまったり、すごく楽しいです。それぞれが役柄に真剣に向き合っているから生まれる空気感なんだろうなと思います。
 
——舞台を楽しみにしている方にひと言お願いします。
 
甲斐 女の自分がこんなに受け容れてもらえると思っていなかったので、千鬼丸のビジュアルが出た時、正直不安でした。でも本当に温かいファンの人に恵まれて、ツイッターとかでも反応をいただいて、「ほんとにぴったり」「ちーちゃんでよかった」って言ってくださる方がたくさんいらっしゃって、すごくうれしかったです。ビジュアルに負けないように、さらに稽古を積んで、舞台上に生きる千鬼丸を演じられるようがんばって行きたいと思います。
ファンの方にはもちろんですが、原作を知らない方でも十分楽しめる舞台になっていると思いますので、ぜひ、期待して見に来てほしいなと思います。
 
甲斐千尋
◆かい・ちひろ/1990年1月23日生まれ。埼玉出身。舞台を中心に活動中。2014年1月14日から始まる、舞台「海のバッキャロー!!~まごころ亭編~」に出演予定
 

☆                         ☆                         ☆

 
我らの想いを今、かたちに
鬼たちと紡ぐ時の絆——。
 
時は戦国。

権力者である豊臣秀吉が世を去って一年余——。

戦国時代に終止符を打ち、多くの武将や大名の頂点にあった秀吉の死を境に、天下の仕置きは暗雲が立ちこめていた。
人々の抗争は、やがて全国各地へ飛び火し、各国の諸大名を徳川方、大坂方に分け、天下分け目の合戦の地・関ヶ原へと駆り立てていく。

——人の歴史が大きく動こうとしている頃

世に「鬼」と呼ばれる者達がいた。
世の表舞台を人々に任せ、彼らは人目を忍び、そして歴史の影で生きていた。

主人公である涼森雪奈は、十家の鬼の頭領が属している【十鬼衆】の一員であり、その代表である八瀬姫の護衛を務めていた。
ある日、八瀬姫は日本各地に散らばる【十鬼衆】に召集をかけ、こう言った。
「もし人間と関係を持っている者がいるなら、即刻、関わりを絶ちなさい」
人間と関わりをもっている者はいないという結果に終わったが、それでも八瀬姫は鬼の一族の行く末を不安に思っていた。
そして、その夜に姫が何者かに襲われてしまう。
一命は取り留めたものの、瀕死の状態のまま姫は深い眠りに就いてしまった。
この事件をきっかけに、姫を襲った賊を捜索することになった【十鬼衆】だったが、頭領たちが人と繋がりがあることが明らかになっていく。

主人公に課せられた使命は、姫を眠りから覚ます手だてを探すこと。
そしてもう一つ、姫が眠りに就く直前に主人公だけに下された最後の言葉。
—人間社会への鬼の干渉を止めること—
その二つを胸に秘めて八瀬の里を旅立つ彼女を待ち受けるものは——。
 
 
☆                         ☆                         ☆


オトメライブ第三弾『十鬼の絆 〜関ヶ原奇譚〜 恋舞』
 
公式HP: http://toki.otomelive.com/
 
日程:2013年12月13日(金)〜12月22日(日)全13公演
劇場:星陵会館 ホール(永田町)
※公演時間は約2時間を予定
 
〔配役:キャスト〕
—鬼—
涼森雪奈:大沢ひかる
千歳:猪野広樹
千耶:日和佑貴
千岳:横山真史
秦:大島崚
八瀬千羽:宇浦冴香
千鬼丸:甲斐千尋
酒呑童子:岡崎和寛
朧八千代:田中伸彦
南雲秀:櫻井圭登
 
—人—
島津豊久:今井雄太郎
石田三成:樋口夢祈
宇喜多秀家:石田知之
ほか
 
【チケット】
当日券 全席指定 税込
◆十鬼衆席:7300円
◆はぐれ鬼席(見切れ):5300円
◆銀狼席(2階見切れ):4500円
◆十鬼衆席(学割):4500円
 ・若干枚数、後方座席のみ取り扱い
 ・公演当日学生証(写真つき・定期不可・有効期限内)のご提示が必要です。学生証をお持ちでない場合はご入場いただけません。
 
※開演1時間前より開演30分後まで劇場チケット販売窓口にて販売
※前売りで完売した公演のチケットはご用意できません
本公演のチケットをお持ちの方は、当日券を前売り料金価格でご購入いただけます。(ご購入の際に前売り券をご呈示ください)
 
<公演に関するお問い合わせ先>
映劇:050-5532-6003(平日13:00〜18:00) moshimoshi@eigeki.jp