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最強の厨二病は誰だ!?  トークありライブありで大充実の「異能バトルは日常系のなかで」スペシャルイベントレポート

2015年02月18日 17:00配信

魅力的なヒロインたちと、誰もが経験があるであろう“厨二病”をテーマにした物語で人気を博したテレビアニメ「異能バトルは日常系のなかで」。2014年末に放送を終えたこの作品のスペシャルイベント「黒焰に導かれし者達の宴」(ダークネスカーニバル)が、2015年2月15日(日)、東京の豊洲PITにて開催された。
 

 

風邪を引いてしまった千冬を見舞うため安藤たちが訪ねたところ、みんなで遊ぶのには部屋が狭い。そこで千冬の「創世(ワールドクリエイト)」の力で生み出した、もっと広い空間に移動――つまりステージにキャラクターならぬ“中の人”がやってくるという、いかにも厨二病らしいドラマ仕立てでイベントは始まった。
 
▲この日のステージには、メインキャストが総登場。左から岡本信彦(安藤寿来 役)、山崎はるか(神崎灯代 役)、早見沙織(櫛川鳩子 役)、種田梨沙(高梨彩弓 役)、山下七海(姫木千冬 役)、福原香織(工藤美玲 役)、加藤英美里(九鬼円 役)、MCのマフィア梶田
 
まずは、アニメ公式サイトでのアンケートによって選ばれた「異能バトルは日常系のなかで」の名シーンを振り返るコーナーから。最初に上映されたのは、第7話の鳩子の「わっかんないよ」。あまりの長台詞と早見の熱演に放映当時、大きな話題を呼んだシーンだが、当の早見は上映されている間、とにかく恥ずかしそう。さらに間を持たすために無理やりかけ声を入れたり、「こんな大勢の前で聞くなんて聞いてない、わっかんないよ~」と機転を利かせたコメントをしたりと初っ端から大活躍だ。
 
その早見によると、このシーンの収録は1回で成功したとのこと。ただし、アメノムラクモノツルギなど、連発される厨二ワードの読みが難しく、台本には自分が振ったルビに加え、監督からの修正も入り、何が本当なのか“わっかんなく”なったという。逆に、鳩子が長年ためこんだ想いをまくし立てられた寿来 役の岡本は、「この瞬間から好感度がだだ下がりになった」と残念そう。
 
また、トークの合間にはファンから寄せられた質問に答えるコーナーも。「最近、厨二病に覚醒した(めざめた)子に、どう接すればいいですか?」という質問に、岡本は「そのまま接すればいいのでは。へ~、君には見えるんだ、僕にも見えるよ。みたいな」と貫禄の回答。ただし、ほかの出演者も「私も厨二病を患っていたのでわかる。英語を筆記体で書くとか」(福原)、「私も前世が風の国の姫で……家には暗黒ポエムを書いてあるものがまだあります」(種田)と、“厨二”っぷりでは負けていなかった。
 
続いて上映されたのは、第4話で文芸部メンバーがコスプレをしているシーン。特にメイド姿でポーズを取る寿来が好評で、ファンからのリクエストに応えて岡本も同じポーズを披露。さらに岡本にうながされ、ほかのメンバーもそれぞれにかわいいポーズを演じるひと幕も。また、同じく第4話からは、家に帰ってきた寿来が上機嫌で歌を歌うシーンも上映された。この歌は、岡本が収録現場で監督から急きょ「影山さんみたいに歌ってください」と無茶ぶりをされて即興でつくったものだそうだ。
 
最後の上映は、第11話で灯代が寿来への恋心に気付くシーン。ようやく訪れた普通の名場面に恥ずかしがりながらも、山崎は「それまでの回想が差し込まれるシーンが収録時点でカラーだったので、家で練習しているときはいろいろと思い出して泣きそうになりました」と思い入れの深さを語っていた。
 
名シーン上映が終わったのち、この日会場に来られなかった寺島拓篤(桐生一 役)からのビデオメッセージが紹介された。「異能とは?」「エンドレスパラドックスとは?」といった質問に、役になりきって厨二病らしく懇切ていねいに回答し、会場の爆笑を誘う寺島。そして最後には「ステージ上のメンバーに試練を与える」と言い残す。
 
その試練とは、次のコーナーである「精霊戦争は面接のあとで…」。これは岡本を除く女性陣に、くじで選んだキャラクター設定で精霊戦争に向かうための面接を受けてもらうというものだ。それぞれがくじで指定された二つ名と設定は以下のとおり。
 
 山崎:識らずの熾天使&ツンデレ
 早見:蠱惑の焰硝&語尾が動物の鳴き声
 種田:嘲笑う恐怖&実はロボット
 山下:偶像皇女&ウザかわいい
 福原:貪欲なる虚妄&子孫が忍者
 加藤:無慈悲な聖母&方言使い
 
無茶な組み合わせに戸惑いながら演じる出演者が多いなか、特に好評だったのが偶像皇女(アイドルマスター)&ウザかわいいの山下。ぶりっ子しながら「アイドルだから汗はかきません!」と演じ、ステージからも客席からも「かわいい!」とたくさんの喝采が送られていた。また、山崎の「こ、こっち見てくれなんて言ってないんだからね」と、いかにもツンデレらしい演技も、岡本からは「(熾天使だけに)私には翼が見えます」と高い評価を得ていた。
 
時間の都合で面接コーナーは1回だけで終了し、決着は「闇に染まりし魂の問いかけ」という4チームに分かれてのクイズでつけることになった。ただし、いずれのクイズにも正解はなく、よりかっこいい回答をしたほうが多くのポイントをもらえるという、厨二病さを競うためのシステムだ。
 
第1問「七つの大罪に続く、八つめの大罪とは?」では、岡本ひとりのぼっチームがマフィア梶田の絵を描いて1ポイントに終わる。だが、種田と福原の会長チームは「横領(オーバーマネー)」と回答し、早速1万ポイントも獲得。
 
第2問「電光石火にルビを振ってください」では、山下と加藤の幼女チームが「ふなっしー」と答えて10万ポイントをゲット。そして迎えた最終問題、「最強の武器、スーパーウルトラメガインフェルノヘヴンズエクスキューショナーを描いてください」。これに、なぜか変な生き物のような剣を描いた山崎と早見の恋敵チームには、1億ポイント。しかし、天使と悪魔の羽が生え、さらにお金が貯まるという“全部乗せ”の剣を描いた会長チームは10億ポイントを得た。
 
最終的には、お金にうるさい回答ばかりだった会長チームが10億1万20ポイントで1位に、冷遇され続けた岡本が102ポイントで最下位という結果に終わる。叙々苑2万円分の食事券をもらって会長チームが大よろこびないっぽう、岡本は「最高にかっこいいセリフとポーズをする」という罰ゲームを受けるハメに。そこで、かっこいいポーズで「金には負けねぇ」と決め、しっかりとオチを付ける岡本だった。
 
最後は、ファン待望のライブコーナーだ。最初に登場した“崎下乙女。(デットヘルメイデン)”のふたりが歌ったのは「異能性発見学」。厨二病らしい勇ましい楽曲と、ふたり息を揃えての振り付けに会場も一気にヒートアップ。さらに、かと*ふくによる「You Gotta Love Me!」、Qverktett:||(フェルクテット)による「OVERLAPPERS」と、エンディングテーマ、オープニングテーマが立て続けにパフォーマンスされ、大盛況のうちにライブアクトは終了。
 
そして出演者全員による挨拶を挟んで、「男性は一番かっこいい、女性は一番かわいい声で」というリクエストによる「異能バトルは」「日常系の中で!」という会場一体となった掛け声で、イベントは幕を下ろした。


■アニメ公式サイト
http://inou-anime.com/


取材・文 はるのおと