新作&おすすめアニメのすべてがわかる!「月刊ニュータイプ」公式サイト

rssボタン

赤裸々な業界話が!SHIROBAKOトークショー

2016年01月04日 17:12配信
赤裸々な業界話が!SHIROBAKOトークショー

左からインフィニットの永谷敬之さん、P.A.WORKSの堀川憲司さん、ワーナー エンターテイメントジャパンの川瀬浩平さん、そしてメインキャストの6人

2015年10月25日(日)、イオンモール幕張新都心グランドスクエア/豊砂公園で開催された「SHIROBAKO」秋祭りで、キャスト&スタッフトークショーが行なわれました。

トークショーにはメインキャスト5人と、「SHIROBAKO」のプロデュースを担当したインフィニットの永谷敬之さん、P.A.WORKSの堀川憲司さんが登場。まずは声優さんが二人に質問する形でトークが進行します。

声優陣が特に強い興味を示していたのが、坂木しずか役の千菅春香さんが質問した声優陣の第一印象について。堀川さんは「キャラクター同様、新人に近い声優さんが選ばれたけど、みんな頑張ってくれてうれしかった」とコメント。永谷さんも「特にラジオで『大丈夫か!?』という不安もあったけど、それでも作品と一緒に成長してくれてよかった」と評価し、声優陣はほっと胸をなでおろしていました。

さらに、ワーナー エンターテイメントジャパンの川瀬浩平さんがステージに呼び込まれると、以降は客席からの質問に答えるスタイルに。最初の質問から「『SHIROBAKO』は集めた予算からすると赤字だったのでしょうか?」という切れ味の鋭いものでしたが、これにも「赤字ですよ。(BD&DVD特典映像の)『三女』がすごかった、酷い惨状」(川瀬さん)、「最近、前作を超えなきゃいけないという意識が強いのか、P.A.WORKSのスタッフから予算内に収めようという意思を感じられない(笑)」(堀川さん)と真摯に回答。なお、赤字というのは制作費に限った話で、「SHIROBAKO」プロジェクト全体では黒字だったそうです。

「円盤(BD&DVD)の売り上げと続編の制作は関係ありますか?」という旬な質問への回答は「ケース・バイ・ケース」(川瀬さん)。アニメにはいろいろな立場の人が関わっているため、円盤以外の他のメディアで投資を回収できるケースや、同じスタッフを集められないケースもあり、「円盤が売れた=続編決定」とは一概に言えないそうです。

そうしたことを踏まえながら、永谷さんは「そもそも、ネットで見かける数字は精度が低いように思う。自分の好きな作品について『円盤が売れなかったから続編はないんだ』と諦めずに応援してほしい」と訴えていました。

アニメ業界に関わる人の本音が語られ、ある意味「SHIROBAKO」らしい内容となったこのトークショー。ファンとしては、黒字になったという「SHIROBAKO」の次の展開にも期待したいところです。【取材・文=はるのおと】