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小松田大全が衝撃を受けたスター・ウォーズ

2016年01月07日 12:05配信
小松田大全が衝撃を受けたスター・ウォーズ

illustrated by 小松田大全

(C)2015Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved.

ついに公開が始まった映画「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」。WebNewtypeでは、これを記念して毎回さまざまなクリエイターに「スター・ウォーズ」に関するイラストを描いてもらうリレー式コラム、その名も「マイ・スター・ウォーズ」を連載しています。 第12回にお迎えするクリエイターは、1月9日(土)より放送開始のテレビアニメ「ブブキ・ブランキ」で初監督を務めた小松田大全さんです。

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自分にとってスターウォーズの名シーンといえば、ルークがダース・ベイダーに右手首を切断される「ライトハンド・カットオフ」が真っ先に思い浮かびます。

映画本編に加えて記憶に強烈に焼き付いているのは、帝国の逆襲の公開に合わせて「テレビランド」に連載された、池原しげと先生によるコミカライズ「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」(テレビランド 1980年連載)です。

この児童向け雑誌に掲載された漫画版にも、ルークの右手首が切断される描写があり、はじめて読んだ日は、衝撃でなかなか眠れませんでした。

手塚治虫先生の「どろろ」、ゆでたまご先生の「勇者ビッグボディ」、寺沢武一先生の「コブラ」など、失った体の一部を強力な武器に置き換えた主人公が活躍する物語や、失った体を取り戻す主人公の物語に強烈に心惹かれていた小学生の脳みそには、ルークの「ライトハンド・カットオフ」も強烈に刻印されたのでした。

ちなみに後にシリーズの中では、ライトセーバーで相手の利き腕を切断するのは「チョ・マイ(Cho mai)」という技として、ジェダイの戦闘技術のひとつと定義されたりしましたね。

ぼくの初監督作品になる「ブブキ・ブランキ」も、スターウォーズの受け継がれる親子の物語や、肉体の喪失といったモチーフから多大な影響を受けており、奇しくも「右手」がとても大事な役割を果たすことになります。

人間の命は短く、その肉体も脆く儚いものだからこそ、時に「物」や「名前」に思いを託す……そんな人間の変わらぬ姿が「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」にも鮮烈に描かれており、見ていて何度も何度も涙がこぼれました。【小松田大全】

■クリエイタープロフィール

小松田大全(こまつだ・だいぜん)/演出家・アニメーター。「交響詩篇エウレカセブン」等の作品に関わり、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」で副監督を経験、1月9日(土)から放送開始のテレビアニメ「ブブキ・ブランキ」で初監督を務める。おにぎりとスニーカーをこよなく愛する。

■「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」

リンク:みんなのスター・ウォーズ