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声優イベントの新境地!若手声優が「こえずか」で躍動

7月5日(日)、若手声優によるトークイベント「こえずか」が浜離宮朝日ホールで開催されました。

これは、書籍ニュースサイト「ダ・ヴィンチニュース」で連載中の、撮り下ろしグラビアとインタビューで声優を紹介する「新人声優図鑑」から生まれたイベント。当日は、連載で紹介された中から総勢20人以上の声優がイベントに出演しました。

昼の部ではオタク芸人として知られる天津の向さんを司会に、テレビバラエティ番組のいわゆる“ひな壇”形式でテーマトークが展開。しかし、「いつかやってみたいキャラクター」という問いに「呪文を唱えて変身したり魔法を使う役。頭のいい人」(冨岡美沙子さん)、「狂人的な犯罪者」(山口立花子さん)といった具合に珍回答続き。それを実際にやってみた演技にも大きな笑いが起きていました。

その後も、清都ありささんが温泉エピソードを披露しようとすれば小見川千明さんらが体を張って水面を演じたり、福原綾香さんがメガネにまつわる怖い話を稲川淳二さん風に語ったり、山谷祥生さんが「苦手な食べ物1位」として挙げ、他の出演者が食べた途端に吐き出すようなドイツ製グミ(タイヤ味)を遠藤ゆりかさんが平気で食べたり…他のアニメイベントではなかなか見られない不思議な光景が続き、声優の意外な芸幅の広さを感じさせます。

そんな彼らの本領が発揮されたのは、後半の「こえずか!! 私の日常!」と題された朗読パート。このパートは出演者の誰かの日常を描いた物語を、他の声優が朗読するというもので、まずは山本希望さんらがとある女性声優の日常に挑戦。プロ野球の阪神選手に威勢よく野次を飛ばす姿から、熱烈な阪神ファンとして知られる渡部優衣さんの日常だと、会場の声優ファンにはすぐに判明。しかし、山本さんの本人が憑依したかのような熱演や、効果音担当の愛美さん、ビール嬢がどんな存在か知らないのか、やたら色っぽく演じる山村響さんらの活躍で客席からは笑いが絶えません。

続いては、小見川千明さんが演じる、移り気で趣味が定まらない女性の物語。ここでは西郷隆盛役の福原綾香さんや坂本龍馬役の冨岡さん、山本希望役の優木かなさん、「世界の果てまでイッテQ!」のタイトルコールを繰り返し続けた沢城千春さん&山谷さんと怪演ばかり。朗読後には物語の主人公であり「趣味が続かない」と悩む愛美さんに、山本さんが自身の趣味であるゴリラ鑑賞を薦めるなど、混沌とした場面も見られました。

イベントの最後に、昼の部の優勝者として表彰されたのは小見川千明さん。他の人のトークを遮って急に喋りだし、「プロ野球ってパ・リーグ、セ・リーグ、Jリーグだと思っていた」などの珍言を連発しながら、司会に「口チャック」と言われるとそれを律儀に守り通した彼女は、賞状とベルトを送られて鼻高々の様子。そんな小見川さんを囲んで記念写真が撮られ、イベントは大盛況のうちに終了しました。

声優人気が高まり続ける一方で、アニメやラジオといった括りのない、“声優”という存在にスポットを当てるこうしたイベントも少しずつ増えています。また、この日は若手声優ばかりなこともあってか、トーク内容もフレッシュな勢いを感じさせ、幾度となく会場は爆笑に包まれていました。「こえずか」はもちろん、こうした声優個人の素顔を垣間見られるイベントの充実に期待が高まります。【取材・文=はるのおと】

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