キャスト

マオ役・小澤亜李が語る「ヒナまつり」の魅力とは!?  TVアニメ「ヒナまつり」スタッフインタビュー 第13回

惜しまれつつ放送を終えたTVアニメ「ヒナまつり」。本作の魅力に迫るインタビュー連載、第13回ではマオ役の小澤亜李さんが登場! 演じるにあたって気をつけている点や、マオへの思いを語っていただきました。

――まずは、マオ役が決まった時の感想を教えてください。

小澤:(オーディションでは)マオ以外の役も受けさせて頂いたのですが、マオが一番、どう演じるのが良いのか想像がつかないキャラクターだったので、決まったときは「私!?」とすごく意外でした。「ヒナまつり」に出られることが本当に嬉しかったですね。

――マオを演じる際に気をつけているポイントはなんですか?

小澤:おとなしいというのがベースにあるのですが、どうしても出しすぎてしまってリテイクをいただくことが多かったです。

――マオはさっそく第1話の冒頭から登場しました。

小澤:1話から出番があると思っていなかったので、嬉しかったです。

――及川(啓)監督がマオのファンだと仰っています。

小澤:6話が終わったあたりでスタッフさんやキャストが集まった会があったんですけど、その時に監督が「マオが好きなんです」と仰っていて。そんなマオ役に選んでいただいて、光栄だなと思いました。その時はまだ9話を収録していなかったので、「どんな感じでやったらいいですかね? オーディションの時は、思いきりやっちゃったんですけど」と言ったら「ちょっと僕もまだ考えていないですね」と言われて(笑)。ドキドキしつつ9話を迎えました。

――及川監督によると、第9話の無人島の回は会心の出来だったとおっしゃっていました。

小澤:えっ本当ですか!? アフレコの時は、ちゃんと出来ていたのか不安で、正直な話、9話を録り終わったあと落ち込みましたからね(笑)。監督にそう言って頂けて嬉しいです。

――その9話では、ヒナとアンズのヤシの実に話しかけていましたが、ひとり3役の演じ分けは大変ではありませんでしたか?

小澤:大変でした。オーディションを受けた時の原稿にもヒナとアンズのヤシの実のセリフがあって、その時は好き勝手に演じたんです。でも本編だとマネなきゃいけないので、りえしょん(村川梨衣さん)に現場で同じセリフを言ってもらったりして。それにヒナも特殊な雰囲気があるので、マネるのが難しくてめちゃくちゃ緊張しました。

――マネる時のコツってありますか?

小澤:私の場合は、この人ならこう言うかな~のイメージです。ですので、特徴を捉えられているかは疑問ですが(笑)。

――そしてマオは第12話で再登場しました。

小澤:完全にAパートできれいに終わっていて、Bパートがオマケでくっついているような感じだったので、(アツシ役の)八代(拓)くんと「ヒナまつり」の12話がこれでいいのかな、と話していました。役的には9話のマオは子供ですけど、12話のマオは大人なんですよね。しかも今回は人と喋っているっていうのが喜びでしたけど、よりこじらせていましたね(笑)。

――しかもエンディングもマオの歌でした。

小澤:歌はアフレコの後に録ったんですけど、毎日が楽しい、という曲です(笑)。「毎日が楽しい、ハッピー、自分の気持一つね」みたいな感じで、爽やかでクセになります。

――マオで歌うのは難しくなかったですか?

小澤:大人と子供、どちらで歌おうか、というのはありながらも、おとなしいをベースに歌いました。明るい曲でしたし「ヒナまつり」をハッピーに締められたのかなって思います。

――ところで、マオは超能力が使えますが、もし小澤さんが超能力を使えるとしたら何がしたいですか?

小澤:私、お皿洗いやお風呂掃除とかをするのに、すごく腰が重くて。超能力でキュッとスッとやりたいですね。生活がとってもきれいになる気がします。あと、無人島に何を持っていくか、といった定番の質問があるじゃないですか。今までは布団って言っていたんですよ。生き残る気がないので(笑)、布団があればいいって。でも今は超能力アリだなって。マオに出会って私の人生観が変わりました!

――最後にファンの方にメッセージをお願いします。

小澤:マオは原作で沢山活躍をしているので、是非2期でまた演じさせて頂けたら嬉しいな、と思います(笑)。原作・アニメファンの方にも「ヒナまつり」の全部を引き続き楽しんで頂きたいです。

【取材・文:佐藤京一】

■TVアニメ「ヒナまつり」
Blu-ray&DVD第2巻 7月25日発売
Blu-ray 税別7000円、DVD 税別6000円
【初回生産特典】
・キャラクターデザイン・神本兼利描き下ろし 特製三方背BOX
・キャラクターデザイン・神本兼利描き下ろし 特製デジパック
・特製ブックレット
・特製グラフィグ(新田義史)
・第3話・第4話アフレコ縮刷台本
【毎回特典】
・ノンクレジットED
・オーディオコメンタリー(第3話:田中貴子、村川梨衣、本渡楓)
・実写特典映像 第2話「ヒモの祭りとボルケーノ」(出演:田中貴子、中島ヨシキ)

スタッフ:原作…大武政夫(「ヒナまつり」/KADOKAWA刊)/監督…及川 啓/シリーズ構成・脚本…大知慶一郎/キャラクターデザイン・総作画監督…神本兼利/助監督…松原 桂/キーアニメーター…枡田邦彰、竹内哲也、荒木 涼/美術監督…吉原俊一郎/美術設定…青木 薫/背景…美峰/色彩設計…岩井田 洋/撮影監督…中村雄太/編集…平木大輔/音響監督…本山 哲/音響制作…マジックカプセル/音楽…三澤康広/音楽制作…日本コロムビア/アニメーション制作…feel./製作…ヒナまつり製作委員会
キャスト:ヒナ…田中貴子/新田義史…中島ヨシキ/アンズ…村川梨衣/三嶋瞳…本渡楓/詩子…日笠陽子/マオ…小澤亜李/若頭…小山剛志/サブ…河西健吾

リンク:アニメ「ヒナまつり」公式サイト
    公式Twitterアカウント・@hinamatsuri4649
この記事をシェアする!

MAGAZINES

雑誌
ニュータイプ 2024年5月号
月刊ニュータイプ
2024年5月号
2024年04月10日 発売
詳細はこちら

TWITTER

ニュータイプ編集部/WebNewtype
  • HOME /
  • レポート /
  • キャスト /
  • マオ役・小澤亜李が語る「ヒナまつり」の魅力とは!?  TVアニメ「ヒナまつり」スタッフインタビュー 第13回 /