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ワールドウィッチーズ10周年を、豪華21人の出演陣でお祝い!「みんながいたからデキたこと!」レポート!

2008年7月、TVアニメ「ストライクウィッチーズ」の放送がスタート。それから、「ストライクウィッチーズ2」、「劇場版ストライクウィッチーズ」、「ストライクウィッチーズ Operation Victory Arrow」、「ブレイブウィッチーズ」の計5作のアニメをはじめ、小説、コミックスなどさまざまなメディアでウィッチたちの活躍が綴られてきました。そして2018年は10周年の年。7月8日(日)に東京・豊洲PITで本作をお祝いするイベント「みんながいたからデキたこと!」が開催されました。昼夜2回で行われたイベントのうち、今回は昼の部をレポートします。

おなじみのファンファーレ「ストライカーの飛翔」が流れると、会場はにわかに沸き立ちます。そのステージに、石田燿子さんが登場すると、テンションは一気に急上昇! ファンの声援に応えるように、第一期のOPテーマ「STRIKE WITCHES~わたしにできること~」と第二期のOPテーマ「STRIKE WITCHES 2~笑顔の魔法~」を熱唱します。万感の思いで曲に身を委ねるファンは、 “翼端灯”こと赤と青のペンライトを思い思いに振り、コールを入れて大盛り上がり! SWシリーズの歴史を歌い手としてともに歩んだ石田さんと、ファンの心が一体になったようなひとときでした。

ライブパートが終わると、本日の出演者が壇上に集合します。この日の出演者は501部隊から7人、502部隊から10人に、OPテーマを歌う石田さんを加えた計16人が、客席を埋め尽くしたファンにご挨拶。「久しぶりに『みんデキ』のステージに帰ってこられてうれしいです」と福圓美里さんが喜びの言葉を口にすると、園崎未恵さんは「ハルトマンと共演できてうれしい」とのパートナーシップをアピール。門脇舞以さんは、今回は欠席となった小清水亜美さんから託された手紙を読み上げます。その内容は、小清水さんが演じるシャーリーそのもの。「バルクホルン、鼻毛が出てるぞ。うっそぴょーん。うさぎだけに!」とバルクホルンをからかい、会場に笑いを誘います。

加隈亜衣さんは、「502のメンバーが全員そろい、501のキャストさんとの合同ステージがついに実現できたことがうれしいです」とうれしさを語りました。村川梨衣さんはいつもの“りえしょん節”で「ファンの皆さんと同じ気持ちです」と語りましたが、その目にはうっすらと涙が浮かんでいました。

挨拶が終わったところで、最初の企画「真昼の特別大演習」がスタート。501チームと502チームに分かれて、10問のクイズ問題に答えるゲームです。人数の多い502チームからは2人が教官役として、なるべく担当するキャラクターを演じながら司会を行いました。

問題の内容はキャラクターの名ゼリフあて。提示された場面カットからウィッチが言った名ゼリフを回答していきます。第一問の回答者に名乗り出たのは佐藤利奈さん。「うまい」と堂々と答えますが、ジャッジはまさかのバツ。正解は、ほぼ同じ表情で発せられたセリフ「まずい」だったのです。難易度高めの引っかけ問題にまんまとはまった佐藤さんが会場に爆笑を巻き起こします。その後、園崎さんは、バルクホルンのセリフ「貴様、それでもカールスラント軍人か」を「貴様ら、それでも豊洲PITに集まる精鋭たちか!?」と言い換えて会場を盛り上げたり、大橋歩夕さんが「エイラはさっきから誰と戦っているの?」とサーニャのモノマネをしたりと小ネタを連発。最後は福圓さんが、宮藤の名セリフ「私……守りたいんです」で、白熱したクイズバトルに終止符を打ちました。

次なる企画は「ストライカー飛行」。両チーム2対2でソフトグライダーを飛ばし、飛距離を競う企画です。簡単なようでなかなかまっすぐ飛ばないのがソフトグライダー。勢いよく飛ばしても、空気抵抗でUターンしてしまい、飛距離をかせげないメンバーが続出します。そんななかでも、もっとも低空飛行だったのが四回戦。雁淵姉妹と宮藤・リーネの主役級対決です。一斉に放ったソフトグライダーは、失速とUターンの連続。結局、2列目まで飛んだリーネ機が最長飛行。残機は一列目に墜落という残念な結果でした。

3つめの企画は「ワールドウィッチーズが言いそうなワード訓練」。501はリーネが、502はクルピンスキーが言いそうなセリフをしりとりで繋いでいくゲームです。501チームは石田耀子さんの「芳佳ちゃん、私リーネだよ」のセリフでスタート。大橋さんは「芳佳ちゃん、今日も頑張ろうね」、門脇さんは「ねえ、芳佳ちゃん、芳佳ちゃんはどこにつかまっているの、ぱふぱふ」と、リーネが憑依したような名セリフで繋いでいきます。最後は、名塚佳織さんによる「芳佳ちゃん、ずっとずっと一緒だよー!」のセリフで締められました。

対する502チームは、「よく見たら、めちゃくちゃ……つぶらな目をしているんだね」という村川さん考案のセリフでスタート、高森奈津美さんが「ねえ、よく見たら、すごく愛嬌のある口をしているんだね」と続くと、その後は口説き文句でしりとりが続きます。アンカーとなる石田さんは、「ねえ、、ロスマン先生」と呼びかけ、ロスマンを演じる五十嵐裕美さんが石田さんの誕生日にイヤリングをくれたエピソードを披露。最後に「にゃん♪」で締めると、客席からは拍手が送られました。

朗読ドラマパートでは、驚きのサプライズが。物語は、501部隊と502部隊のメンバーが、司令部からの機密情報を受け取るという内容。その機密情報に、会場は沸きに沸きました。TVアニメの続編となる「ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN」の制作が発表されたのです。放送予定は2020年。うれしい発表に、会場には涙ぐむファンの姿も散見されました。

この日は、ほかにもサプライズがいっぱい。小説「サイレントウィッチーズ スオムスいらん子中隊 ReBoot」の発売決定のほか、「ワールドウィッチーズシリーズ 501部隊発進しますっ!」がアニメ化企画進行中、そして、歌や音楽でみんなの笑顔を守るウィッチ「音楽隊ウィッチーズ(仮称)」プロジェクトの始動も発表されました。新情報の連発に、驚きの歓声が止まりません。

そして、イベントはクライマックスへ。壇上には、出演者が集合し、「劇場版ストライクウィッチーズ」の主題歌「約束の空へ~私のいた場所~」、そして、「ブレイブウィッチーズ」のEDテーマ「Little Wing~Spirit of LINDBERG~」を大合唱。最後は出演者を代表して、福圓さんと加隈さんが挨拶をします。福圓さんはまた新しいTVアニメの制作に関わることができる感謝と喜びを伝えます。加隈さんは20年30年とまだまだファンと楽しい時間を過ごしたいという決意を表明し、10周年の“パーティー”の幕が下りました。

【出演者】

第501統合戦闘航空団「ストライクウィッチーズ」

福圓美里(宮藤芳佳役)

世戸さおり(坂本美緒役)

名塚佳織(リネット・ビショップ役)

野川さくら(エーリカ・ハルトマン役)

園崎未恵(ゲルトルート・バルクホルン役)

門脇舞以(サーニャ・V・リトヴャク役)

大橋歩夕(エイラ・イルマタル・ユーティライネン役)

第502統合戦闘航空団「ブレイブウィッチーズ」

加隈亜衣(雁淵ひかり役)

末柄里恵(雁淵孝美役)

村川梨衣(管野直枝役)

高森奈津美(ニッカ・エドワーディン・カタヤイネン役)

石田嘉代(ヴァルトルート・クルピンスキー役)

原由実(アレクサンドラ・I・ポクルイーシキン役)

照井春佳(ジョーゼット・ルマール役)

水谷麻鈴(下原定子役)

五十嵐裕美(エディータ・ロスマン役)

佐藤利奈(グンドュラ・ラル役)

音楽隊ウィッチーズ(仮称)

鳴海まい(ヴァージニア・ロバートソン役)

細川美菜子(渋谷いのり役)

藍本あみ(リュドミラ・アンドレエヴナ・ルスラノヴァ役)

石田燿子 (オープニングアーティスト

【取材・文:星政明】

リンク:「ワールドウィッチーズ」公式サイト
    公式Twitter・@w_witch_anime
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