キャスト

「劇場版 のんのんびより ばけーしょん」小岩井ことり・村川梨衣・佐倉綾音・阿澄佳奈による初日舞台挨拶レポート!

2018年8月25日(土)に全国公開を迎えた「劇場版 のんのんびより ばけーしょん」。その初日舞台挨拶が、同日に角川シネマ新宿にて開催されました。

登壇者は小岩井ことりさん(宮内れんげ役)、村川梨衣さん(一条 蛍役)、佐倉綾音さん(越谷夏海役)、阿澄佳奈さん(越谷小鞠役)と、本作のメインキャストを務める4名。

沖縄を舞台にした、ちょっと切ない夏休みの物語の感動も冷めやらぬうちに、壇上に上がった一同。まずはそれぞれが「にゃんぱすー!」と本作ならではのコール&レスポンスを行ない、キャストとファンの間のきずなを確認しました。

作品についての感想を求められ、それぞれの思い入れを明かすキャスト陣。「とても濃厚な作品になりました。最後の『今回はここまで』のところで、TVシリーズなら3か月をかけて感じる気持ちを70分間に圧縮して感じられます」(小岩井)。「いつもと変わらない『のんのんびより』の世界が広がっていて、まるでずっとブランクなく放送してきたような安心感があります。沖縄の風景の綺麗さもいかんなく発揮されていて、じーんと胸に沁みわたる感動に浸れます」(村川)。

今回のエピソードは、夏海の成長を感じさせる内容となりました。それを踏まえて、佐倉さんが感想を伝えます。「今回の夏海は、みんなとは違う特殊な経験を積んだエピソードとなりました。TVシリーズのひらたいらさんの回で夏海がれんちょんにしてもらったことを、今回れんちょんが夏海に返します。どうしたらいいのかわからなくなってる夏海に、れんちょんがアイコンタクトでこうしたらいいよと伝えてあげる場面は、2期をかけて培われてきた友情を強く感じられました。もう監督ありがとうって感じです(笑)」と、冗談を交えながら川面真也監督へのラブコールを送りました。

「音楽は水谷広実さん、背景は草薙さんと、おなじみのスタッフが本当にすごいクオリティに仕上げているので、ぜひ映画館で見ていただきたい作品になっています」(佐倉)。「すごく贅沢な作品です。『のんのんびより』で劇場版をやれるなんて、最初はギャグかと思いました(笑)。完成した作品を観たら、これこそ劇場版だと思える出来映えになっていました。いちばんいい『のんのんびより』を観られたと思います」(阿澄)と、本作のクオリティを絶賛する越谷姉妹。その賛辞に頷くファンの姿から、深い一体感が感じられます。

2015年の『のんのんびより りぴーと』から3年ぶりにそれぞれのキャラクターを演じることについては、「久しぶりなはずなのに、いつも一緒にいたような感覚だったので3年ぶりな感じがしませんでした」(村川)と、ほとんど違和感なく演じられたとキャスト陣が口々に語りました。キャストの中で『のんのんびより』のキャラクターが強く息付いていたことを感じさせます。

今作では劇場版オリジナルキャラクターとして、下地紫野さんが演じる新里あおいが登場します。彼女といちばん深く関わる夏海を演じた佐倉さんは「長期に渡って続くシリーズの新キャラクターは、異物感のようなものを感じて私はあまり好きではないのですが、あおいちゃんに関しては違和感ゼロです」とコメント。ちょうど前日に行なわれた関係者試写会の直後、下地さんからは「長期シリーズに新キャラとして出演することにプレッシャーを感じていたけど、皆さんとお芝居ができてよかった。夏海が綾音ちゃんでよかった」とSNSでのメッセージが佐倉さんに届けられていたというエピソードを明かしました。「私もあおいちゃんが下地さんで本当によかったです。下地さんは沖縄出身だから方言のイントネーションもとても自然で、そのナチュラル感が本作にぴったり。本当に素敵なキャスティングだったと思います」(佐倉)。

最後に劇場に集まってくれたファンに向けて、それぞれがメッセージを贈りました。

「『のんのんびより』の新作を待っていてくださったみなさん、本当にありがとうございます。おかげさまで今日この日を迎えることができました。この日のこの感情をみなさんと共有できたことが、とてもうれしいです。じわじわと心に沁みる作品だといちファンとしても感じていますので、ぜひ何度も観てください!」(阿澄)。

「どこに出しても恥ずかしくない作品ってこういうもののことを言うんだろうな、というクオリティの作品になりました。ゆるいけど隙がない、そんな劇場版です。見守る親目線や、友達目線など、みなさんおひとりずつの目線で楽しんでもらえればと思います」(佐倉)。

「朝イチから集まっていただいて、みなさんの情熱がすごいなと思いました。この劇場版については、この場のみなさんが第一人者です。もうすぐ夏は終わりますが、『のんのんびより』の夏はまだまだこれから! 秋や冬までの長期上映になれるよう、引き続き『のんのんびより』の世界を楽しんでいただけれるとうれしいです」(村川)。

「映画館で観る『のんのんびより』は、プラネタリウムのような癒し感がある作品だと思います。この夏、まだまだ暑くて疲れることもたくさんあると思いますが、そんなときはぜひ映画館に足を運んでいただいて、『のんのんびより』で元気をチャージしていただければと思います。少しでも多くの方が『のんのんびより』を観て、ステキな夏を過ごしてくれることを期待しております。今日はありがとうございました!」(小岩井)。

最後にキャストと観客の「にゃんぱすー!」のコール&レスポンスでイベントは幕引き。小岩井さんが語った通り、確かにれんげたちから元気をもらったことが感じられる締めくくりとなりました。

【取材・文:石谷太志郎】

■「劇場版 のんのんびより ばけーしょん」
公開日:公開中
スタッフ:原作…あっと(月刊コミックアライブ連載/KADOKAWA刊)/監督…川面真也/脚本…吉田玲子/キャラクターデザイン…大塚舞/色彩設計…重冨英里/美術監督…赤坂杏奈/美術…草薙/3D監督…濱村敏郎(ワイヤード)/撮影監督…佐藤敦(スタジオシャムロック)/編集…坪根健太郎(REAL-T)/音響監督…亀山俊樹(grooove)/音楽…水谷広実(Team-MAX)/アニメーション制作…SILVER LINK./製作…旭岡分校管理組合劇場
キャスト:宮内れんげ…小岩井ことり/一条 蛍…村川梨衣/越谷夏海…佐倉綾音、越谷小鞠…阿澄佳奈/越谷 卓…????/宮内一穂…名塚佳織/加賀山 楓…佐藤利奈/宮内ひかげ…福圓美里/富士宮このみ…新谷良子/新里あおい…下地紫野

リンク:「劇場版 のんのんびより ばけーしょん」公式サイト
    公式Twitter・@nonnontv

この記事をシェアする!

MAGAZINES

雑誌
ニュータイプ 2024年5月号
月刊ニュータイプ
2024年5月号
2024年04月10日 発売
詳細はこちら

TWITTER

ニュータイプ編集部/WebNewtype
  • HOME /
  • レポート /
  • キャスト /
  • 「劇場版 のんのんびより ばけーしょん」小岩井ことり・村川梨衣・佐倉綾音・阿澄佳奈による初日舞台挨拶レポート! /