舞台「NARUTO」DVD化記念トークショーレポ

2015年3月から6月にかけて国内・海外合わせて全62公演を行ない、話題を呼んだ舞台「ライブ・スペクタクル NARUTO-ナルト-」のDVD化を記念して、プレミアム先行上映会とトークイベントが8月24日(月)にユナイテッドシネマ豊洲にて開催されました。

トークショーでは、うずまきナルト役の松岡広大さん、うちはサスケ役の佐藤流司さん、はたけカカシ役の君沢ユウキさんが登壇。三人でトークを始めようとしたところ、「ちょいちょいちょーい！」と叫ぶ声が。なんと、サクラ役の伊藤優衣さんがサプライズで登場！ 舞台版の第七班が久々に揃い、大きな歓声に包まれながらトークがスタートしました。

話はまず、出会った時のエピソードに。別作品で共演していた松岡さん・佐藤さん・君沢さんに対し、今回が初共演となる伊藤さんは当初不安を感じていたとのこと。しかし今では、「この四人でなければ(しっくり来ない)」と感じているとか。公演時の第七班について聞かれると、「原作の最初の頃の第七班そのままで、まとまりがなかったです」と伊藤さんが切り出して笑いを誘うと、それを受け君沢さんが「第十班(いの役 伊波杏樹、シカマル役 服部翼、チョウジ役 加藤諒)はいつも一緒なんだけどね。でも、それぞれに自分を持っていて、『いいなあ』と思ってたよ」と切り返しました。

“まとまりがなかった”と語りながらも、今ではしっかり息の合っている四人。終始リラックスムードでトークが繰り広げられました。

途中、劇中の思い出について聞かれると、自己紹介シーンでサクラが踊るダンスを、松岡さんと佐藤さんが舞台裏で真似て踊っていたというエピソードを語りました。「今日のサクラダンスは、キレが足りないよね。このくらいは欲しいよね」などと話していたと語る松岡さんが、実際に舞台上でキレキレのダンスを披露する場面も。

そして、クライマックスの“終末の谷”でのナルトとサスケのバトルアクションのシーンでは、毎回相手に当たるか当たらないかスレスレで演じており、危険と隣合わせだったと明かした松岡さんと佐藤さん。そんな二人のシーンを、伊藤さんと君沢さんは毎回舞台袖で見守っていたといい、チームワークの良さをうかがわせました。

さらに、来場客からの質問を受け付けるコーナーでは、登壇者がマイクを手に、客席に降りて行き直接聞くというファンとの交流も。「他のキャラを演じてみるなら誰がいい？」という質問に対し、伊藤さんは「タズナ」、君沢さんは「大蛇丸」と回答。それぞれ梅垣義明さん、悠未ひろさんの演技が素晴らしく、自らも演じてみたくなったから…とのことでした。また、佐藤さんが「ガイ先生」と答えると、松岡さんは驚いた表情。「合わせたわけじゃないよ」と前置きしつつ答えたキャラクターは、なんと「ロック・リー」。ライバルを演じた二人が、偶然にも師弟キャラを選択するという結果に、会場は大いに盛り上がりました。

また別の客からあがったのは、佐藤さんの演じたエアリアルに関する質問。エアリアルの面白さについて、「すごいスピードで筋肉がついていったこと」とシンプルな回答をし、笑いを誘いつつも、海外公演では国によって会場の環境が異なることからエアリアルの内容を変えていたと話し、大変な中で日々チャレンジを重ねていたことを明かしました。

終始楽しい雰囲気で進んだトーク。ステージで演じている時とはまた異なる第七班に出会えたイベントとなりました。

DVD「ライブ・スペクタクル NARUTO-ナルト-」初回仕様限定版は、国内千秋楽のカーテンコール、ワールドツアーのドキュメントが収録される他、48ページ特製ブックレットなど豪華特典が付属して好評発売中です！