羽多野渉、34歳のバースデイライブを開催！インタビューで語られた想いとは

3月13日(日)に34歳のバースデイを迎えた羽多野渉さん。お台場・ヴィーナスフォートの教会広場で開催したフリーライブには、1000人ものファンが集まって大盛況となりました。

このライブは、6thシングル「運命のCoda」(PSVita「Dance with Devils」オープニング曲)の発売記念を兼ねて開催されたもの。羽多野さんは、この場所に初めて来たファンに「ありがとう！ でも、(自分の誕生日に呼び出して)ごめんね～」と御礼を述べた後、歌唱しながら投げキッスをしたり、クールな仕草で帽子に手を置いたりと、バースデイに集まってくれたファンに大サービス。

また、ステージ真ん中の扉から羽多野さんが王子様のように登場した他、赤や紫の照明が“ダンデビ感”を感じさせるなど、ファンにはたまらない演出もたっぷり用意されていました。

ステージ中盤には、ゆーたくII(小野友樹さん・江口拓也さん)、斉藤壮馬さん＆花江夏樹、寺島拓篤さん、小野大輔さんから映像メッセージが到着！ このビッグサプライズに、羽多野さんは驚きと感動を隠せない様子でした。

ラスト曲として歌った自作曲「My birthday song」(3rdシングル収録)では、ファンからの大きな「おめでとう」コールも。羽多野さんは歌いながら涙を浮かべて、「顔がぐちゃぐちゃで恥ずかしい…」と言いつつ、ファンに感謝の言葉を伝えました。

そして、バースデイライブ当日の羽多野さんにインタビュー。ライブの裏話や34歳の抱負について語ってもらいました！

■「今年のバースデイは、ひとりと一匹で過ごす予定でした」

――34歳の誕生日、おめでとうございます！

羽多野：ありがとうございます！ バースデイ当日のライブは3年前に一度ありましたが、あれからもう3年も経っているんですね。年々回復力が衰えているので、正当に歳を重ねられているのかもしれません(笑)。じつは、今日のライブは、スタッフの方が何ヶ月も前から準備を進めてくれていて。去年の年末頃に初めて聞いた時はびっくりしました(笑)。本当に感謝しております。

――「Dance with Devils」で羽多野さんが演じるリンドさん、そして愛猫の“むぎ”ちゃんの誕生日が近いのは偶然でしょうか…!?

羽多野：そうそう、リンドさんの誕生日が3月3日なんですよね。これは偶然だと思いますよ。誕生日キャスティングってあんまりないと思うので(笑)。それから、個人的で申し訳ないんですけど、うちの“むぎ”はたまたま昨日が誕生日で。当初の予定では、ひとりと一匹で誕生日をお祝いしようと思っていたんですけど、まさかこんなキラキラした場所でたくさんの皆さんからお祝いしてもらえるとは(笑)。

――上京から16年ということですが、この年月は長かったですか。それとも、短かったですか。

羽多野：あっという間というか、そんなに時が経っているとは思わなかったですね。おそろしい(笑)。

――そして、デビューからも15年ほど。声優として、まだまだ越えていきたい壁はありますか？

羽多野：ありますあります。この声優っていう仕事は、終わりがないんですよ。現場に行くと、自分が生まれる前からお仕事をされているような大先輩もたくさんいらっしゃいますし、そういう方々も常に進化し続けている世界なので。満足したらそこで終わっちゃうんですよね。

――ずっと追い続けてる先輩方とは？

羽多野：もう、たくさんいます。いろんな方の背中しか見えてないですから。それは先輩だけじゃなくて、この世界に入りたての後輩から教わることもあるんですよ。僕が10代の時に通っていた学校の先生が、生徒に芝居を教えながら、「自分も、30人の生徒から30通りの芝居を学んでいる」と語っていたんです。年齢や経験に関係なく、どんな人とご一緒しても何かしら吸収できる、それが役者の面白さなんですよね。だから、これからもひとつでも多くの経験を積んで、常に進化していける役者でありたいです。

羽多野さん、ありがとうございました！ 4月からはアニメ「ハンドレッド」(フリッツ・グランツ役)、「文豪ストレイドッグス」(梶井基次郎役)などに出演する羽多野さん。これからの活躍も楽しみです！【取材・文＝麻布たぬ】

＜セットリスト＞

M1：運命のCoda(PSVita「Dance with Devils」OP/6thシングル「運命のCoda」収録)

M2：覚醒のAir(テレビアニメ「Dance with Devils」OP/5thシングル「覚醒のAir」収録)

M3：My birthday song(3rdシングル「君はぼくが帰る場所」収録)