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「僕のヒーローアカデミア」は“縁”があって最高の作品に【マチ★アソビ Vol.16】

5月3日(祝)から5日(祝)に徳島市で開催された「マチ★アソビ Vol.16」。5日のufotable CINEMA Theater1で、「僕のヒーローアカデミア」第1,2話上映会&プロデューサートークショーが開催されました。

好評放送中のテレビアニメ「僕のヒーローアカデミア」は、週刊少年ジャンプで連載中の同名漫画のアニメ化作品。今回のイベントではアニメ第1話と第2話が上映された他、アニメ制作を担当するボンズの南雅彦社長と、東宝の岡村和佳菜プロデューサーが登壇して、アニメ制作秘話を語りました。

監督に長崎健司さん、キャラクターデザイン・総作画監督に馬越嘉彦さんという布陣で制作している本作。南さんが「すべては縁なんですよ」と語るように、アニメの本数が増加した昨今では監督やデザイナーは2年、3年先まで埋まっていることも多いとのこと。その中で、長崎監督と馬越さんに依頼できたのは、まさに“縁”あってのものだと言います。

シリーズ構成・脚本の黒田洋介さんは長崎監督とは「ガンダムビルドファイターズ」でタッグを組んだ間柄。そのような縁の強い作品だけに、プロデューサーの岡村さんも、縁があってスッと決まった時は一番いい組み合わせになることが多いと語っていました。

また、ボンズが少年ジャンプの作品を手掛けるのは本作が初。世界中にキャラクターを展開している漫画誌ということでプレッシャーはあったそうですが、深いテーマの作品なだけに子供向けの軽い方向性ではなく、子供から大人まで楽しめるしっかりした作品にしたとのことです。

トークではキャストについても言及。デク役の山下大輝さんは、声優の声で漫画を楽しめる新感覚コミック「VOMIC」でもデクを演じています。岡村さんによると、慣例上アニメする際には声優を変更することが多いそうですが、約80人におよぶオーディションを行った結果、やはり山下さんしかいないとの総意だったとのこと。まさに適役だと原作の堀越耕平さんも太鼓判だそうです。

他にも、音響監督の三間雅文さんは役者の中から演技を引き出すのが本当に上手いことや、アフレコが普段の1.5倍ぐらい時間をかけて行っていることなど、興味深いトーク満載のイベントとなりました。【取材・文=千葉研一】

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