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3月25日(土)・26日(日)に東京ビッグサイトで開催された「AnimeJapan 2017」。26日のBLUEステージにて「リトルウィッチアカデミア」ステージが開催され、キャストからアツコ・カガリ役の潘めぐみさん、ロッテ・ヤンソン役の折笠富美子さん、スーシィ・マンババラン役の村瀬迪与さん、OP・EDアーティストからYURiKAさんと大原ゆい子さんが出演しました。
「リトルウィッチアカデミア」は2013年に若手アニメーター育成プロジェクト「アニメミライ2013」の一作として制作。その後2015年10月の劇場アニメ「リトルウィッチアカデミア 魔法仕掛けのパレード」を経て、1月からはテレビアニメシリーズが放送中です。
第1クールの振り返りでは、各キャストが選ぶ名場面をスクリーンに流しながらトークを展開しました。潘めぐみさんがチョイスしたのは、第1話のシャリオの魔法ショーのシーン。思い入れのあるシーンが多すぎるため、すべての人におすすめできて、アツコが魔女を目指した原点であるファーストシーンを選んだとのことでした。
折笠さんは第3話で、アツコが人間砲弾のように飛んでいくシーンをチョイス。このシーンを見ると元気になるとのことで、折笠さんはBGMの入りの良さも強調していました。このシーンは、潘さんも演じていて最高に気持ちよかったとのことです。
村瀬さんは第9話で、骸骨が満足気に光の中に消えていき、葉っぱのシルエットの2人が寄り添うシーンをチョイス。自分のために猪突猛進に突っ走っていたアツコが、誰かのために動いた結果奇跡を起こしたことが印象的だったようです。3人が選ぶシーンのテイストの違いには、司会の鷲崎健さんも作品の奥深さを感じている様子でした。
放送中のテレビアニメは、4月以降第2クールに突入することが発表されています。ステージでは第2クールのPVが上映された後、2期に向けたトークも行われました。PVでほのめかされていたシャリオの過去などはキャストたちも一部しか知らないそうですが、片鱗だけでも驚きの内容だったとのことです。また、PVには新キャラクターの新任教師クロワが登場。その風貌と、声を竹内順子さんが担当していることに大物感がある!とキャスト陣も盛り上がっていました。
ライブパートには、まずはOPテーマ「Shiny Ray」を担当するYURiKAさんが登場。身体を大きく揺らしながら、だんだんとテンションを上げていく歌唱は、サビの気持ちよさと後半の豊かな表現力が抜群でした。続いては、ギターを下げて登場した大原ゆい子さんがEDテーマ「星を辿れば」 を歌います。挨拶での落ち着いたトーンと、透き通るようで芯が強い歌声のギャップが良いですね。
第2クールでも、YURiKAさんが新OPテーマ「MIND CONDUCTOR」を、大原ゆい子さんが新EDテーマ「透明な翼」を担当することが決定しています。新主題歌を収録したCDは5月24日(水)に発売される予定とのことです。
ステージの最後は潘さんが、あっという間に過ぎた楽しいステージの時間を惜しみながら「『リトルウィッチアカデミア』は、ささやかで、でも大切なものを毎話伝えてくれる作品です。2クールにも皆さんが共感できて感情や思いやりがたくさん詰まっていると思います」と締めくくりました。【取材・文=中里キリ】