Netflixの秋以降配信タイトル＆最新情報一挙公開！「Netflix Festival Japan 2021」レポート

11月9日に都内で行なわれた「Netflix Festival Japan 2021」の取材レポートが到着しました。

「Netflix Festival Japan 2021」は、世界最大級のオンラインエンターテインメントサービスを提供する動画配信サービスNetflixが、2日間に渡り2021年秋以降のラインナップを一挙に発表するイベント。
開催初日である11月9日はNetflixの今後の展開を発表するグランドオープニングに加えて、配信アニメの最新情報をPV解禁や新規アートなどとともに紹介されました。

イベント開始後のオープニングステージでは、Festival総合司会であるジョン・カビラさんの開催挨拶後、オープニング特別映像が流れ、Netflix共同CEO兼最高コンテンツ責任者テッド・サランドスさんの代表挨拶がVTRで上映。その後Netflixコンテンツ・アクイジション部門バイス・プレジデントネットの坂本和隆さんが登壇し、日本市場のこれまでの軌跡と今後の展望について語りました。
坂本さんは今後の展望として日本発のラインナップを強化していくとともに、作り手を最大限サポートする体制の強化をしつつ、日本発の長編映画に本腰を入れたいと語っていました。

そしていよいよスタートしたアニメステージは、作曲家兼音楽プロデューサーの菅野祐悟さんによる『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』のミュージックパフォーマンスで開幕。『ジョジョ』シリーズへの圧倒的なリスペクトを感じる音楽で視聴者を魅了しました。

パフォーマンスの終了後、『ストーンオーシャン』の新規ショートPVとともに配信日が12月1日(水)であることが解禁。その後にファイルーズあいさん(空条徐倫役)、田村睦心さん(エルメェス・コステロ役)、伊瀬茉莉也さん(フー・ファイターズ役)によるスペシャルトークセッションが行なわれました。
トークセッションでは、昔から『ジョジョ』シリーズが大好きでとくに徐倫に強い憧れを抱いていたファイルーズあいさんの熱量がすさまじかったですが、田村さんと伊瀬さんもそれぞれに作品や役柄に対する思い入れを熱く語り合っていました。
また、企画としてそれぞれが担当したキャラクターを漢字1文字で表したり、役に決まったときの気持ちを明かしたり、他に注目してほしいキャラクターやどんなスタンドがあったら嬉しいかなど、さまざまな観点から『ジョジョ』について熱く語り明かしました。

休憩を挟んだのち、第２部がスタート。スペシャルゲストとして人気女優の飯豊まりえさんが登壇し、キーワードに沿って今後の配信ラインナップを紹介。実写版『カウボーイビバップ』を皮切りに配信予定作品・アニメの最新情報やビジュアル、PVなどが一挙に公開されました。
ビデオメッセージも到着しており、『カウボーイビバップ』の主人公スパイク・スピーゲル役の山寺宏一さん、『ULTRAMAN』シーズン2でタロウを演じることが発表された前野智昭さんによるコメントが公開されました。
山寺さんは実写版にもビバップ愛がめいっぱいつまっていることや、これを機会に実写版もアニメ版も楽しんでほしいとコメント。前野さんは昔からウルトラマンを観ていたことを語りながら、とくにタロウのスーツのフォルムのこだわりや必殺技に注目してほしいと明かしました。
その後も『リラックマと遊園地』よりリラックマがゲストとして登壇したり、本イベントが情報初出しとなる新作アニメの発表や、かねてより制作が発表されていた作品の配信日、最新ビジュアルが公開されるなど、怒涛の新規情報が解禁されました。
なお、下記が最新情報が発表された作品タイトルになります。

■ジョジョの奇妙な冒険
■ストーンオーシャン
■カウボーイビバップ
■ブライト：サムライソウル
■賭ケグルイ双
■終末のワルキューレ シーズン2
■アグレッシブ烈子 シーズン4
■BEASTARS 新章
■攻殻機動隊 SAC_2045 シーズン2
■ULTRAMAN シーズン2
■リラックマと遊園地
■TIGER & BUNNY 2
■スプリガン
■ブルーピリオド
■古見さんは、コミュ症です。
■コタローは一人暮らし
■ヴァンパイア・イン・ザ・ガーデン
■地球外少年少女
■exception
■名探偵コナン　犯人の犯沢さん
■名探偵コナン　ゼロの日常
■七つの大罪 怨嗟のエジンバラ
■雨を告げる漂流団地
■極主夫道
■スーパー・クルックス
■テルマエ・ロマエ ノヴァエ

第3部前半では、細野修平さん(集英社少年ジャンプ＋編集部編集長)と和田丈嗣さん(ウィットスタジオ代表取締役社長)によるスペシャル対談企画が実施。「次世代の才能発掘の最先端」をテーマに熱い語り合いが行なわれました。新しい才能を発掘するためにそれぞれがNetflixと協力してきた努力や、いかに人を集めて支援していくかを考えてさまざまな企画を考えていること、Netflixと一緒にやるからこそできることを考えるなど、さまざまな話題が飛び出しました。

3部後半ではゲストの津田健次郎さんが登壇し、ツダケンタイムと称して30分弱まるまる津田さんをフィーチャーした企画が行なわれました。
「ツダケンPV(津田さん出演作品を編集して作られた特別映像)」に始まり、津田さんが主演を担当する『テルマエ・ロマエ　ノヴァエ』『極道主夫』『スーパークルックス』の紹介や、世界中から集まった質問に津田さんが答えるツダケン質問タイム、名セリフ実演タイムなど、津田さんの魅力がギュッと凝縮された時間となりました。
津田さんによる上記3タイトルの主人公に対するコメントや、各現場の違い、Netflixに対するお願い(監督として企画から一緒に関わらせてもらいたい)などさまざまなトークが飛び出しましたが、その中でもとくにコメントの反応がすさまじかったのは、津田さんによる「今週もがんばっちゃう？」の一言。Twitterで津田さんが毎週月曜日にツイートしている文章を読み上げた形になりますが、津田さんの声の魅力が多くの視聴者を虜にしたようでした。

ラストは飯豊さん、津田さん、リラックマが登壇して挨拶。津田さんとリラックマ、飯豊さんとリラックマというNetflixの企画でしかありえないようなツーショットや並びに、コメント欄が大いに盛り上がりながら閉幕となりました。

【取材・文：水葉龍弥(パワフルプロダクション)】