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「血界戦線 & BEYOND」の放送開始を1週間後に控えた9月30日(土)、第1話先行上映イベントがTOHOシネマズ 六本木ヒルズで開催されました。
第1話の上映後、拍手に包まれる会場にキャストが登場します。本日の登壇者は、小山力也さん(クラウス・V・ラインヘルツ役)、阪口大助さん(レオナルド・ウォッチ役)、中井和哉さん(ザップ・レンフロ役)、宮本充さん(スティーブン・A・スターフェイズ役)、小林ゆうさん(チェイン・皇役)、緑川光さん(ツェッド・オブライエン役)、内田雄馬さん(ソニック役)の7名です。
壇上では、早速トークがスタート。第1話の感想を尋ねられると、小山さんは「素晴らしい出来で仕上がったということが、この秋、いちばんの収穫だと思います」と率直な思いを明かしました。続けて宮本さんは、「映像が緻密で美しい。アクションのスピード、クオリティが高く、一時停止して見返したくなりました」と絶賛。中井さんは、「会場のみんなの拍手が、完成度の高さを証明しています。これまで取材で答えてきた、『前シリーズを上回る出来になるはず』という言葉が嘘にならなくてよかったです(笑)」と安堵を口にしていました。
続けて、話題はアフレコ現場について。第1話では、米大統領特使のフランツ・アッカーマン役・堀内賢雄さんと、その秘書であるレイチェル・ワーシントン役・園崎未恵さんがゲスト出演。坂口さんは、「賢雄さんがとても賑やかでした。レオたちはアッカーマンに振り回されましたが、僕たちは賢雄さんのトークに振り回されました(笑)」と裏話を披露。緑川さんは、「アフレコは、とてもいい雰囲気です。今回、堀内さんや園崎さんは自然に現場に溶け込んでいましたが、それは阪口く……いや、阪口さんの親しみやすい人間性があってこそのものです」と絶賛。阪口さんは、「なんで、“さん”って言い直すの!」と突っ込みつつも、大照れ。現場の雰囲気をうかがわせるトークが壇上で繰り広げられました。
さらに、新シリーズの注目キャラクターについて尋ねられると、内田さんはスティーブンを推挙。「彼はとにかくかっこいい。自分もスティーブンさんみたいになりたい」と熱い想いを口にします。続けて、小林さんは“異界と現世の交わる街、「ヘルサレムズ・ロット」”という口上を聞くと、「『血界戦線』が始まったんだなと思う」とコメント。宮本さんは、「ザップVSツェッド」をあげ、「正反対な性格の兄弟弟子の会話が好き」と理由を明らかにしました。小山さんの注目は、意外にも第1話で登場したサブキャラクターのブリゲード。阪口さんも「自分より年下だけど、あんな大人になりたかった」とスティーブンをあげると、中井さんは、ギルベルトとライブラモービルを推薦。緑川さんは、ソニックをピックアップし、養成所時代にサルを一生懸命演じたことをきっかけで、イケメン役をゲットした過去を披露しました。
出演者が口を揃えていたのは、「& BEYOND」ではライブラのメンバーの内面が、前シリーズよりもぐっと掘り下げられるということ。小山さんによる「お洒落な大人のアクションが始まります。これからも応援をよろしくお願いいたします」のメッセージに万雷の拍手が送られ、イベントは終幕を迎えました。
取材・文:星政明