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YouTubeで配信され、世界累計再生回数3500万回を突破したアニメ「モンスターストライク」(以下、モンスト)。通常1話約7分で展開されているモンストですが、7月30日(土)にスペシャル版として50分の拡大版として公開されることが決定しました! そこで今回は、焔レン役の小林裕介さん、水澤葵役のLynnさん、影月明役の河西健吾さん、若葉皆実役の木村珠莉さん、オラゴン役の福島潤さん、そして今回のヒロインであるキスキル・リラを演じる花澤香菜さんに話を伺いました。
――今までのレギュラー放送と今回の放送で違ったところはありますか?
小林:やっぱり「アフレコ時間」ですよね(笑)。「モンスト」でこれだけじっくりと声を吹き込んだのは、初めてです。レギュラー放送は、スピーディーな展開が魅力ですが、今回は一つの物語を深く掘り下げていて、核心に迫るまでも、敵を倒すまでも長いので、皆さんもその分、楽しんでいただけるのではないでしょうか。
Lynn:神ノ原を飛び出して沖縄でのお話ということもありますし、いつものメンバー同士のやりとりと違い、ゲストキャラクターとの絡みがあって、とても新鮮でした。
福島:いつもは、短い時間にギュッと集中して演じているのですが「あれ、ヤバイ、終わらないぞ?」ってなりました(笑)。今回は、コミカルなシーンにしろシリアスなシーンにしろ、時間をかけて描かれているので、「モンスト」というタイトルなのだけど別作品のような……そんな印象を受けました。
河西:レギュラー放送でも、レンたちは中学生ということで、恋のエピソードもそれとなく描かれているのですが、今回は、長い時間をかけてそこの部分もかなり詳しく描かれています。
木村:皆実ちゃんが使っている、味方になってからイマイチ活躍できていない(苦笑)モンスター「デドラビ」(デッドラビッツLtd.)を含め、各モンスターに見せ場があり、大暴れするところが楽しかったですね。
――花澤さんにお聞きします。今回「モンスト」に初出演された率直な感想と、演じてみての感想をお願いします。
花澤:リラというキャラクターをしっかりを描いてくださっていたので、役に入りやすかったです。アフレコ現場は、すでに小林さんたちが雰囲気を作ってくださっていて、とても温かい空気の中で演じられました。そして、福島さんがどの現場でもムードメーカーなんだな、というのが分かりました。それと、アドリブ力がすごいです(笑)。
福島:あれ、ここで自分の名前が出てくる予定はなかったんだけど……?(笑)
――リラというキャラクターについてはいかがでしょう?
花澤:彼女はとてもかわいそうな境遇なので、皆さんにも共感していただけると思いますし、レン君とのちょっとした恋愛模様も描かれているので、そちらも注目いただきたいですね。
河西:レギュラー放送だと、恋愛ごとに関しては、どうしてもあまり詳しく描けないですからね。
福島:今回のレン君は本当にカッコイイです!
小林:確かに、惚れ惚れするようなセリフがたくさんありましたから、そういう意味でもちょっと違う気持ちで演じることができました。
――本作の見どころを、教えてください!
木村:普段はクールな明が、「やっぱり中学生なんだなあ~」という反応をするシーンがあり、「かわいいな」と思いました(笑)。あと、皆実のお父さんが彼女をかわいがっているシーンを観て、「やっぱり親子なんだな」と実感する場面も。気になる人は、ぜひ放送をご覧になってください!
河西:葵ちゃんが久しぶりにかけるプロレス技に注目いただきたいです(笑)。
福島:色々ありますけど、特に葵ちゃんの「忘れ物」ですかね。
小林:レンがリラと一緒に戦うシーンがあるのですが、彼女の秘密を知って複雑な心情になっていることがよく表現されている場面にご注目ください。
花澤:リラとレン君のデートシーン! 彼女の動き方がとてもかわいらしかったので、そちらにご注目ください。それと、女性陣でモンスターのガヤを録ったのですが、個人的にすごく楽しかったです(笑)。
Lynn:作中では、とあるハプニングがあって、ワタワタしている葵ちゃんが観られますので、お楽しみに!
<アニメ「モンスターストライク」スペシャル版あらすじ>夏休み中のレンたちは、みんなで沖縄へ行くことに! かつて傭兵だったと思われる皆実の父が、アメリカ軍の式典に呼ばれ、着いていくことになったのだ。こうして訪れた真夏の砂浜で、レンは謎の少女に出会う。「助けて……」そう言い残して姿を消した少女。その不思議な魅力に自然と惹かれたレンは、少女を救うために沖縄を駆ける。少女はいったい何者なのか? なぜレンに助けを求めたのか?やがて、少女をめぐる陰謀の存在が明らかになっていく――。【取材・文=ダンディ佐伯】