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TVアニメ「デート・ア・ライブⅣ」島﨑信長&井上麻里奈 対談(前編) 「士道と十香はまるで熟年夫婦のよう(笑)」

2022年04月09日 01:30配信
「デート・ア・ライブⅣ」より

「デート・ア・ライブⅣ」より

(C)2021 橘公司・つなこ/KADOKAWA/「デート・ア・ライブⅣ」製作委員会

ついに放送が始まったアニメ「デート・ア・ライブIV」(以下「デート」)。本作に欠かせないのが、精霊を救うために常に体を張る五河士道と、そんな士道を慕い、ともに戦う夜刀神十香。シリーズを通して、主人公とヒロインを演じてきた島﨑信長さんと井上麻里奈さんに、「デート」のこれまでを振り返ってもらいました。

――第4期製作決定の一報を受けたときの気持ちを教えてください。
島﨑 最近は難しいのですが、「デート」のチームでは、定期的にスタッフやキャストが集まって食事をしていたんです。その際に、第4期のアニメ化の企画が進行していることを、原作の橘公司橘先生やスタッフさんから聞いていて。いつ始まるんだろうとワクワクしながら待っていました。
井上 そう、その日は私の誕生日だったからよく覚えています(笑)。イベントのステージに立つたびに、いつ正式にお話しできるのかもどかしい思いをしていました。
島﨑 その後、「KADOKAWA ライトノベルEXPO 2020」で実際に発表したのですが、ファンの方の喜びの声を聞いて僕もすごくうれしかったです。

――アフレコが始まっていかがでしたでしょうか?
島﨑 第4期は、これまでとは新しい体制でのスタートになりました。スタッフが変わりましたし、アフレコブースに全員がそろって同時に収録することもできません。そこに多少の不安はありましたが、いざ実際に始まってみるとそれも吹き飛びました。毎回、アフレコの数日前に台本をもらうのですが、本番前に修正が入ることも多いんです。その修正の内容が、すごく愛にあふれているなと感じて。もともとの台本でも十分に魅力的なのですが、「こんな細かな部分まで直すんだ!」と驚くような微調整が入っているんです。みんなが「デート」という作品のことが好きで、いいものを作ろうと一致団結しているんだなと感じました。
井上 アフレコ自体も安心して臨めました。これまで3期にわたって演じてきましたので、すでに登場しているキャラクターは、心の中にすっかり定着しています。実は、第1話は士道といっしょに演じられなかったのですが、私の心の中では(島﨑)信長くんが演じる士道の声が再生されていました(笑)。もちろん、ほかのキャラクターに関しても同じ。一方で、はじめて参加する二亜役の生天目仁美さんや、六喰役の影山灯さんは、とまどいがあったかもしれませんね。でも後から芝居の声を聞いたら、2人ともイメージにぴったり。完璧に「デート」の世界を理解していらっしゃるように感じました。
島﨑 ニューヒロインの二亜を演じるのが、生天目さんだというのも個人的にうれしくて。僕もキャリアを積み重ねてきたので、ヒロイン役のキャストは年下の方が多いんです。でも、生天目さんは先輩。これは珍しいことですね。
井上 確かに! 役どころとしてもピッタリだよね。
島﨑 そうなんです。二亜は社会人経験もあって、今までの精霊のなかでは、いちばんしっかりした女性。そういうお姉さん感も、生天目さんにぴったりでした。

――第1期からこれまで、士道と十香を演じてきて、変わってきた部分はありますか。
島﨑 まず、士道については、いい意味で変わってないところも多いです。物語が進むにつれて、いっしょにいる精霊や対峙する敵などの状況は変わりますが、目の前で困っている人がいたら助けたいというまっすぐな思いは一貫しています。そのなかでも、背負っていくものが増え、ますます責任感のようなものが大きくなったなと思っています。
井上 でも、デートのテクニックはあまり上手にならないよね。
島﨑 選択肢がヒドいせいですよ(笑)。 
井上 確かに!(笑)
島﨑 最終的には選択肢から離れて、士道が自分で考えた言葉が相手に届くんですけどね。
井上 ラタトスクからの助言は、本当は不要なのかも(笑)。
島﨑 選択肢がジャブになっている可能性も捨てきれませんけどね(笑)。でも、役に立たない指示に振り回されている士道も演じていて楽しいです。
井上 士道が、デート慣れしすぎていてもいやだもんね。
島﨑 そのほかには、封印した精霊の霊力を顕現させて戦えるようにもなったのも大きな変化です。
井上 もともと精霊たちは精神的に士道に支えられていたけれど、戦闘でも頼れる存在になりました。ただ、第3期の第12話「五河士道を攻略せよ」では、精霊の力が暴走してプレイボーイになってしまいました。あの士道は女性キャストから大不評でした(笑)。
島﨑 何となく申し訳ないです(笑)。でも、「デート」がスゴイのは、そんなドタバタコメディですら、後から考えると伏線になっているということ。ここでは、士道が精霊の力をより使いこなすためのレッスンになりました。
井上 物語の構成力のすばらしさに感動しています。

――十香はいかがでしょうか。
井上 十香も、士道と同じように一貫して純粋、そこが彼女の魅力です。でも、士道と出会ってからの成長は著しいですね。無垢で自分の名前すらも知らなかった十香ですが、士道と心を通わせ、さらに精霊の仲間たちが増えていく中で、集団としての立ち位置や振る舞い方を覚えていきました。今では、何も言われなくても、顕現した精霊たちを士道がどうしたいのかを察することができるようにまでなりました。

――折紙とのやり取りも見ていて楽しいです。
井上 折紙に対する態度は、大きな変化を感じられます。基本的に、十香はほかの精霊たちに優しいんです。士道が助けたいと思っている存在は、十香にとっても同じですから。一方、折紙に対峙すると、嫉妬や対抗心などを秘めて対立していました。でも、第3期で折紙と向き合うことで一個人として存在を認められたんだと思います。今では、まるでじゃれあっているようですね(笑)。

――士道と十香の関係はいかがでしょうか。
島﨑 かなり安定していますよね。
井上 まるで熟年夫婦のよう(笑)。いつもお互いに自然に側にいて、特別な言葉や態度で確認しあわなくても、信頼関係は切れない確信があります。
島﨑 十香はヒロインではありますが、サポート役という不思議な立ち位置だなと感じます。

――これまでで、印象に残っているエピソードを教えてください。
井上 たくさんありますね。いちばん好きなのは、八舞姉妹編です。耶倶矢と夕弦が、相手のために自分をやすやすと犠牲にする様子に感動してしまいました。第2期で十香が反転から戻るシーンや、第3期の折紙の過去編も大好きです。その最後で折紙と向き合って「全力でいく、死ぬなよ、折紙」のセリフがめちゃくちゃ好きですね。すみません、思い入れがあって、一気に語ってしまいました(笑)。
島﨑 士道も、名シーンばかりで、演じている自分としても思い入れのあるシーンはたくさんあります。そのなかから、例えば第3期に限定すると、折紙編での狂三と手を組んで過去を改変するエピソードは熱くなりましたね。強大な敵キャラとの共闘、時間遡行や改変など、僕の好きな要素も盛りだくさんでした。

【取材・文:星政明】

■TVアニメ「デート・ア・ライブ IV」
放送:AT-X…毎週金曜22:00~ ※リピート放送あり
   TOKYO MX…毎週金曜25:00~
   KBS京都…4月9日より毎週土曜23:30~
   サンテレビ…4月10日より毎週日曜25:00~
   BS11…毎週金曜25:00~
配信:dアニメストア…毎週金曜23:00 ※地上波先行・単独最速配信
   その他の各配信サイトでも順次配信予定

スタッフ:原作…橘公司/原作イラスト…つなこ(KADOKAWA ファンタジア文庫刊)/監督…中川淳/シリーズ構成…志茂文彦/キャラクターデザイン…中村直人/音響監督…えびなやすのり/音楽…坂部剛/音楽制作…日本コロムビア/アニメーション制作…GEEKTOYS

キャスト:五河士道…島﨑信長/夜刀神十香…井上麻里奈/鳶一折紙…富樫美鈴/五河琴里…竹達彩奈/四糸乃…野水伊織/時崎狂三…真田アサミ/八舞耶倶矢…内田真礼/八舞夕弦…ブリドカットセーラ恵美/誘宵美九…茅原実里/七罪…真野あゆみ/本条二亜…生天目仁美/星宮六喰…影山灯

リンク:TVアニメ「デート・ア・ライブ IV」公式サイト
    公式Twitter・@date_a_info