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魅せた! 二輪のウインドミル!! 「日米対抗ソフトボール2016トークショー&ファーストピッチセレモニー」レポート

2016年07月13日 16:31配信
魅せた! 二輪のウインドミル!! 「日米対抗ソフトボール2016トークショー&ファーストピッチセレモニー」レポート

腕を高く振り上げ、本格的なウインドミル投法で始球式に臨んだ茅原実里さん

6月23日(木)、東京ドームで「日米対抗ソフトボール2016」が行われ、試合前に逢坂良太さん・茅原実里さんがトークショーとファーストピッチセレモニー(始球式)に出演しました。

まず行われたトークショーでは、司会を務めた「ダイヤのA」宣伝プロデューサーが、今回この2人が登場することになった経緯を説明。それによると、逢坂さんへの始球式というオファーがプロデューサーに届いた後、他にもソフトボールの経験がある声優を、と考えた際に「境界の彼方」で仕事を一緒した茅原さんが経験者だと聞いたことを思い出したのがきっかけということです。

それを受けて茅原さんは、「めちゃくちゃ光栄です。もう、どうしましょう!」と興奮。逢坂さんも「日本代表ですからね。もっと有名なタレントさんが選ばれると思いきや」と、今回の名誉を改めて壇上で噛み締めていました。

その後は、逢坂さんと茅原さんのソフトボール歴について。茅原さんは、お父さんがソフトボールチームでコーチをしていたことから、小学生の頃に練習についていったりキャッチボールをしてもらったりというのがきっかけで、中学の3年間はソフトボール部に在籍したとのことです。ポジションは、「守備範囲が広くて、大きなフライが捕りたかった」ということからセンターだったということです。

そのため、先日の「innocent age」ツアーのステージでもあったような、サインボールを客席に投げいれることは得意だという茅原さんですが、一方で、手首が肘よりも体から離れないように投げなければいけないソフトボールの投球フォームは未経験。始球式も不安なようで、「昨日、ジムの鏡の前で(シャドーピッチングを)やったり、ゴムボールを投げたりはしたんですけど…」と練習でも手ごたえを得られなかったのか、自信なさげでした。

対する逢坂さんは、中学・高校とソフトボール部に所属だった上、高校の途中からは身長が高いから、と理由でピッチャーだったとのこと。「やっぱり(投球フォームが)体に染みついてますね」と話す逢坂さんでしたが、始球式が決まってから家の近くの公園で50球ほど投げこんだところ、投げる時に手首を当てる太もも部分に大きなあざができたそうで、さすがにブランクを感じたそうです。

続いて、2人が本格的な経験者ということもあり、ソフトボールの楽しいところをトークショーに来ていたファンに伝えよう!という話に。しかし、2人とも「うーん」とうなった後、「厳しかった思いしか…監督がホントに厳しくて」(茅原)、「休みがなかったんですよ。学校にはノー部活デーというのがあったんですけど、関係なく練習させられて。監督が嫌いでしたね。そのおかげで強くなりましたけど」(逢坂)とつらい練習を思いかえすばかり。前に並ぶファンからは思わず笑みがこぼれました。

そこで、経験者ならではの視点で、ここを見るとソフトボールが面白い!という解説講座に変更。逢坂さんは、「ルールが野球とは結構違いますからね。距離が近い、リードがない、ファーストベースが2つある、おそらく野球よりも体感は球が速いです」と、基本知識をまじえながら、親しまれている野球との違いを意識することで、ソフトボールの特長や面白さが見えてくると解説しました。一方の茅原さんは「女性のカッコよさです! なかなか見れないですよね」と注目ポイントをズバリ。これには、集まった全員が納得の表情を浮かべていました。

次は、ソフトボールの復活が濃厚とされる2020年の東京オリンピックの話題に(追加種目の正式決定は、8月に開催されるIOC総会の投票結果で)。茅原さんが「みんなで応援に行きたいですね」と話せば、逢坂さんは「決勝戦が見れれば最高ですよね」と答え、さらには茅原さんが国歌斉唱と始球式を、という妄想話で司会を含めた3人は大きく盛り上がりました。

トークショーの最後には、始球式への意気込みとして逢坂さんが、「ピッチャーをやっていたので経験者としては届かないと…、ということでいつも以上に緊張すると思います。でも、経験者なりに、格好いいところを見せられれば、それが少しでも全日本のチームの皆さんの力になれば、という気持ちです」と始球式に対する熱い想いを明らかに。茅原さんも、大役をうけた責任の重さを感じたのか、「キャッチャーミットにノーバウンドで届きたいです。このあと、(逢坂)先輩に教わって、全力投球で愛を込めて投げたいと思います」と決意を語りました。

その後、2人は東京ドームの屋内ブルペンに向かい、入念にピッチング練習。そして、試合開始30分前、1塁側ベンチ横からグラウンドに登場しました。

スコアボードを背に、逢坂さんと茅原さんがマウンドに並び立つと、2人は同時に右腕を大きく前から振り上げ、きれいな円を描く見事なウインドミル投法でボールをピッチング。

逢坂さんは沢村栄純を感じさせる思い切りの良いフォームで、高めに外れたものの、さすがとうならせるストレート。茅原さんは、残念ながら目標を達せずのワンバウンドながらも、経験者だけあってボールが手になじんでいる感がある、美しいフォームでした。

投げ終えた逢坂さんと茅原さんは手を振って歓声に応えながらマウンドを降り、日本代表の我妻悠香捕手と佐藤みなみ捕手からボールを受けとりました。

記念すべきソフトボール公式戦初開催となった東京ドーム。試合は、逢坂さん・茅原さんの右腕が作りだした風車が勝利の風を呼びこんだのか、日本が5-1でアメリカに快勝しました。

なお、逢坂さんは7月に、巨人・中日・ヤクルト・横浜DeNA・ソフトバンク・西武に続く、7球団目の始球式として、札幌ドームでの日本ハム・ホーム戦に登板予定。茅原さんも、4月にリリースしたニューアルバム「Innocent Age」をかかげた全国ツアー「Minori Chihara Live Tour 2016 ~Innocent Age~」を開催中で、福岡・大阪・名古屋での公演を控えています。

2人とも、始球式に続き、日本全国のさまざまな場所を盛り上げていきます。【取材・文=清水耕司、写真=鈴木遼介】