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福島潤が「反対俥」を披露!「声優落語天狗連 第五回」開催

2016年07月27日 17:38配信
福島潤が「反対俥」を披露!「声優落語天狗連 第五回」開催

7月23日(土)、浅草東洋館で「声優落語天狗連 第五回」が開催されました

テレビアニメ「昭和元禄落語心中」の放送にあわせてスタートし、7月23日(土)の開催で5回目の開催を迎えたイベント「声優落語天狗連」。今回の会場となった浅草東洋館には、約250人の観客が集まりました。

まず、ニッポン放送のアナウンサー・吉田尚紀さんと、学者芸人・サンキュータツオさんのダブルMCによる、おなじみのトークからイベントがスタート。

出会ってからというもの、“落語とアニメにまつわる話”しかしたことがないという吉田さんとサンキューさん。これまでは2人で話すしかなかったものの、アニメ「昭和元禄落語心中」のおかげで、こうしてステージ上で堂々と話せることに感謝しているという話に。そして、「このアニメをきっかけに落語を知った人にとっては初めての夏」という話から、なぜ落語には季節があるのか、というサンキュータツオさんの愛があふれる落語トークも飛び出しました。

続いて、声優が初めて落語に挑戦する企画「声優チャレンジ」へ。これまでに石井マークさん、阿座上洋平さん、古川慎さんが登場してきましたが、今回は福島潤さんが、自身が最も長く携わっている代表作「弱虫ペダル」と“乗り物つながり”とも言える「反対俥(はんたいぐるま)」を披露しました。

にこやかな表情で登壇した福島さんは、「こんな風に着物を着るのは初めて。似合ってますか?」と“枕”で場を和ませた後、いよいよ口演へ。観客と対話するように話を進めつつ、“人力車に乗っている様子”をダイナミックに体を揺らしながら表現して、見る者をどんどん引き込んでいきます。客席からも見えるほど大粒の汗を流して全力投球を終えた福島さんは、最後に高座でお辞儀をしながら崩れ落ちるというひと幕も……。

口演終了後、稽古を行なった立川志ら乃師匠を交えたトークでは、「間違えてしまった…」と反省する福島さんでしたが、師匠からは、「もう少しワルになってもいいのに、と思うくらい真面目」と高評価。あわせて「(福島さんは)口演に出てくる“絵”をカット割りみたいに伝えたら顔色が変わった。そこで次のステージにいけたと思う」と稽古の様子を振り返りました。

その後は、「昭和元禄落語心中」の劇中に登場する落語をプロの落語家が口演するコーナーで、二ツ目の落語家・瀧川鯉斗さんが、江戸の恋話をテーマにした「高尾太夫」を披露。エンディングは出演者全員が登壇し、夜の浅草のディープなトークが展開していました。

■イベント終了直後、楽屋の福島潤さんに直撃!

――自然と笑いがこみ上げるアグレッシブな口演でした! 終えてみての感想は?

福島:もともと人前に立つのが苦手で、それもあって声優という道を選んだくらいなので、まさかこういう機会が自分にやってくるとは…(笑)。口演中は緊張したし、セリフも飛びましたけど、皆さんが反応してくださったので、そこに乗っかって、セリフが出てくるのを待ったりしていました。終わった今は、開放感でいっぱいです(笑)。お話をいただいてから1か月間、ずっと緊張してたような気がしますね。

――ひと月ほど前に出演の依頼があった時は迷うことなく承諾を?

福島:そうですね。いいお話だと思いました。声優として今後の芸に生かせるかもしれないし、30代の最後にいいチャレンジができるなと。

――「反対俥」という演目は、福島さんの代表作である「弱虫ペダル」を意識したものでしょうか?

福島:最初に(立川志ら乃)師匠から2つほど候補をいただいて、普段から自転車に乗っているという話をした時に、この演目がいいんじゃないかと勧めていただきました。

――師匠との稽古では、リズムを学ぶところから始まり、最後は“楽しむ”ところまで段階を経て教わったそうですね。

福島:最初はセリフを追うことで精一杯でしたけど、稽古を重ねるたびに、見せ方・聞かせ方・映像の浮かばせ方と、細かな部分が頭に入るようになってきて、でもそれを自分で表現できないという、もどかしい日々が続きましたね。頭ではわかっているのに…。当たり前ですけど、師匠と自分との差ばかりが見えて焦ることが多かったです。稽古の時の師匠の動画を持ち歩いて、時間がある時にずっと見ていました。

――「今後の芸に生かしたい」ということでしたが、今回の経験を声優という仕事に還元できそうですか?

福島:もともとコメディというか、笑わせることが好きなんですよ。笑いを大きく2つに分けると“西の笑い”と“東の笑い”がありますけど、“落語の笑い”にも魅力を感じます。落語の笑い”は、師匠がおっしゃるには“引き算の笑い”だそうです。僕の場合、笑いを押し付けてしまうところがあるので、芸や技で笑わせることができれば、お芝居の幅も広がるのかなと思いました。師匠が話されていた「落語には人間が出る」という言葉が、好きなんですよ。今回の経験を元に、これから自分の世界観をもっと広げていけたらと思います。

「声優落語天狗連 第六回」は9月に開催。出演者などの詳細は今後、公式サイトで発表されます。【取材・文:麻布たぬ】

■声優落語天狗連 第五回

日程:7月23日(土)

場所:浅草東洋館

出演:サンキュータツオ、ニッポン放送アナウンサー・吉田尚記、声優・福島潤、落語家・瀧川鯉斗

リンク:アニメ「昭和元禄落語心中」公式サイト 

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