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壁は、刻が培った力が“打ち砕く”!「アニサマ2016」3日目レポート

2016年09月16日 18:41配信
壁は、刻が培った力が“打ち砕く”!「アニサマ2016」3日目レポート

筋肉少女帯×angela

(C)Animelo Summer Live 2016/MAGES.

8月26日(金)から28日(日)までの3日間、さいたまスーパーアリーナ(以下:SSA)にて“Animelo Summer Live 2016 刻-TOKI-”(以下:アニサマ)が開催。そのうち本稿では、3日目の模様をお届けします!

まずは筋肉少女帯とangela、まさに「混ぜるな危険」なコラボからスタート。angelaの2人も、筋少スタイルにのっとって特攻服での登場です。そこから筋少単独のステージに移ると、筋少として初のアニソンフェス出場を記念して大槻ケンヂさんが自身のガラケーで真っ赤に染まったSSAを撮影。その後はバシッと「週替わりの奇跡の神話」を決めて、熱く会場をたぎらせました。

続いて地球防衛部の出番。全員がラブメイキング(=変身)と名乗りを済ませたら、「絶対無敵☆Fallin' LOVE☆」を披露。さらにトロッコで場内を周回しながら「沸点突破☆LOVE IS POWER☆」を歌唱。煙(梅原裕一郎さん)と熱史(西山宏太朗さん)が2人トロッコだった点も、ファン垂涎のニクいポイントでした。

一転、黄色い声から男性の歓声の響く、女性ソロ声優アーティストのステージが続きます。小倉唯さんが、羽が生えているかのような軽快なステップで愛らしいステージを展開したかと思えば、戸松遥さんは同じくアイドル然としながらも、そのパフォーマンスはエネルギッシュ。「Q&Aリサイタル!」ではどうしようもないほどの熱狂がSSAに渦巻いていきます。さらに飯田里穂さんは自らのピアノ演奏から「片想い接近」をスタートさせて楽曲の描く大人びたヒロインを表現すれば、Pileさんはストリングスとともに歌い上げたデビュー曲「伝説のFLARE」など、圧巻の歌声を響かせます。すると今度はセンターステージに三森すずこさんが登場。バレエのステップを基調にしたダンスも麗しい「ユニバーページ」など2曲を披露し、SSAをとりこにしていきました。

その麗しさのあとは、淑女2人・petit miladyが最後方から登場。「青春は食べ物です」に乗せてトロッコでSSAを駆け抜ければ、メインステージではアッパーなナンバー「azurite」を披露します。そして楽しさ全開の、ゆいかおりとのコラボによる「もってけ!セーラーふく」で再び会場を沸かせてみせました。

神曲でのコラボによるざわめきを切り裂いたのは、「X-encounter」のイントロ。この必殺ナンバーで登場した黒崎真音さんが会場の空気を我が物にすると、MCでアニソンシンガーとして高みを目指す決意表明を行い、「楽園の翼」の歌唱へ。しっかり歌い上げながらも笑顔ののぞくそのさまから、MCでの言葉の本気度と、歌うことで感じる楽しさとの両方が感じられました。

と、メインスクリーンに刻まれた“Z”の文字。鮎川麻弥さんが、「Z・刻をこえて」でサプライズ登場。その圧巻の歌声に、ひとときSSAは圧倒されていました。そして前半戦ラストを飾ったのは、2年ぶりの出場となるMinamiさん。「Patria」で変わらぬクリスタルボイスを、こちらもメンバー変わらぬギター・ベースとともに披露すると、大バラード「時すでに始まりを刻む」も見事に歌い上げ、“アニソンシンガー・Minami、ここにあ”との狼煙を上げてくれました。

さて、後半戦は「ジョジョの奇妙な冒険」からスタート。カイ原田(バッキー木場さん)によるラジオ『杜王町RADIO 4 GREAT』内という設定で、彼のトークに挟み込まれる形で主題歌2曲が続けて披露されるという珍しい仕掛けでした。続いて登場したゆいかおりは、アップテンポなナンバー続きなのにもかかわらず息も切れず、フレッシュな印象の裏に隠れた練度の高さを感じさせます。最後には「Promise You!!」で、歌詞通り指切りを交わしていました。続いて登場したTriSailは、ぽんぽん跳ねるような振付もかわいらしい「whiz」と、燃え盛る炎のような猛き曲「High Free Spirits」と対照的な2曲の披露をしていきます。

その燃え盛るようなオーラを引き継いで「学戦都市アスタリスク」の主題歌2曲を、ギターを携え熱唱したのが西沢幸奏さん。随所に表れる歌声の荒々しさなど、あらゆる部分に彼女の“色”が濃く出たステージを見せてくれました。それに続いて登場した小野賢章さんは“逃亡中”という設定で、ダンスも交えながら爽やかなポップナンバー2曲を披露します。

そしてここで、沼倉愛美さんがソロとしての初ステージを踏みます。楽曲タイトルになぞらえた「アニサマ、叫べー!」とのシャウトから、ソロアーティスト・沼倉愛美の歴史が刻まれ始めました。そのまま続けて、三森すずこさんとのコラボによる「ONE PIECE」の主題歌「Beilieve」のカバーでも、会場を沸かせます。続くナノさんも、アニサマ初出演。モノクロのステージ映像をバックにしつつ、持ち前のソリッドな歌声を観客へと浴びせ続けました。

そして蒼井翔太さんが、今年はアニソンでアニサマに登場。高音かつ長音のサビを持つ「絶世スターゲイト」を生で自分のものにし切る姿は、まさに唯一無二の男性シンガーの姿でした。そうして青に染まった世界を、赤に塗り替えたのがALI PROJECT。3曲披露したうちの2曲目には、「緋ノ糸輪廻ノGEMINI」を提供したpetit miladyが妖艶な花魁として登場。彼女たちがコーラスを担当しながらのセルフカバー・コラボを成し遂げました。

そして、3日間の大トリを務めるangelaの出番に。「KINGS」や「蒼い春」といった定番曲から、「Peace of mind」のような意外なバラードまで歌われた、まさにベストメドレーと言っても過言ではないメドレー5曲で会場を沸かせます。そして“アニサマの騎士”たちとともに歌われた「シドニア」が、この3日間のラストナンバー。SSA全体とともに限界を打ち砕いていくような魂のステージが、この刻、完成をみました。

そのラインナップ後は、テーマソング「PASSION RIDERS」の大合唱。黒崎真音さんとMinamiさんがハモり合って歌っていたところ、そして大トリをangelaが務めたという事実に12年という“刻”の大きさを改めて感じさせられたなか、2016年のアニサマは幕を下ろしたのでした。

最後に、この3日間の模様のTV放送や、アニサマ2017の開催が発表に! いったい来年は、どんなアツい夏が過ごせるのでしょうか?【取材・文=須永兼次】