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7月31日(日)、みみめめMIMIの全国ツアー「微炭酸ファンファーレ」のファイナル・東京公演が恵比寿LIQUIDROOMで開催。この日のために用意した新曲も含め、これまでのワンマンライブでの最多となる17曲が披露されました。
開演時間を迎えると開演前から流れていたBGMが突如消え、かわりに炭酸のはじけるような音が会場を包み、ステージは青に照らされます。そんな中、アコースティックギターを抱えたボーカル・タカオユキさんがひとり登場。炭酸の音が静まったところで、スポットライトを浴びながら「Am I Ready?」を弾き語るところから、東京公演はスタートします。ここでタカオさんひとりで心の底から絞り出すような歌声を届けたからこそ、曲明けにバンドメンバーが登場してから歌った「瞬間リアリティ」がより心に響くものになっていた印象を受けました。
この日の初MCでは、タカオさんからは「夏全部出し切るつもりで、ハジけて楽しんでいってもらいたいです!」とのアツい呼びかけが。それに続いて彼女演じるお祭りデートのボイスドラマが場内に流れ、その主題にふさわしい曲「閃光ハナビ」、そして「センチメンタルラブ」を続けて披露。聴き手をキュンとする流れを作り出します。さらにニュー・シングルにも収録される新曲「1メートル」も切なさ全開の片想いソングで、このブロックでもたらされた雰囲気を存分に活かしていました。
その後、再度スタートしたボイスドラマの舞台はお弁当屋さん。ドラマ内での「やっぱり自分で作ろうっと!」との台詞を受け、なんと“お弁当を生で作る”コーナーがスタート。タカオさんはお母さん譲りのエプロンを着用し、制限時間の3分にちなんだ“あの”BGMで、東京にちなんだ弁当を調理していきます。時間を数10秒延長はしたものの、お弁当は無事完成。こんにゃくをベースにうずらの卵などを使って「ハチ公」を表現し、ファンからも☆3つのジャッジを受けていました。
その流れから、またも新曲「O.B.E.N.T.O」を披露。「晴レ晴レファンファーレ」の会場限定盤に収録されたこの曲では、冒頭のコール部分から心底楽しそうなタカオさんの姿が印象的でした。そしてこの曲を「いただきます♪」と締めたところから、「お口直しに爽やかな曲をお届けします!」とキラーチューン「CANDY MAGIC」で後半戦へ突入。ステージ上は曲に合わせてパステルカラーへと変わり、じんわり温かくてでもどこか切ない、この曲の世界をより引き立ててくれたのでした。
その淡い世界から一転、「お絵描き」から3曲は、衣装のレースをひらめかせつつ激しいサウンドとともにフロアをさらに盛り上げます。ドタバタな恋心を歌った「天手古舞」では、間奏でファンがタオルを掲げてリズムに合わせて左右に踊って会場の一体感が増し、「サヨナラ嘘ツキ」でファンのボルテージは最高潮を迎えます。最初から最後まで思いっきり駆け抜けていくようなこの曲に、ステージ上のタカオさんはもちろんエネルギーを終始込めまくっていきました。
気づけば会場には再び、ライブ冒頭の炭酸の弾ける音が。それをバックに「毎日のたくさんの繰り返しの中で、曇る日も雨の日もあると思いますけど、みんなの明日が、心がもっともっと晴れますように」との願いを込めた新曲、「晴レ晴レファンファーレ」を本編ラストに、再び明るい表情で歌い始めます。サビの冒頭をはじめ、決め所ではパフォーマンスにもその明るさが加わります。最後に「東京、サイコーでした!」とのタカオさんのシャウトで、本編は幕を下ろしました。
ほどなく起こった「みみめめ!」「MIMI!」のアンコールを受け、再登場するタカオさん。「ツアーが終わっちゃうの寂しい寂しいと思ってたけど、いざ迎えると本当に楽しいです!」とこの日のここまでの感想を語ります。そして彼女を呼んでくれたアンコールの声に感謝するかのように、温かなラブポップである新曲「1/2ぶんこ(読み:はんぶんこ)」を初披露。ここはファンも、じっと聴き入ります。
さらにさらに、ファンへの贈り物は続きます。なんと今秋に、2ndアルバムをリリースすることを発表! 2年ぶりのフルアルバムは、ライブを通じて自身の中に大きくなったファンの存在が曲作りにも影響しているとのことで、「全力で作ってます。お楽しみに!」との意気込みも聞かれました。
最後に、ピアノを爪弾きながら「もっともっと、みんなが『みみめめMIMIの音楽が最高だった!』って自慢したくなれるような音楽を作っていけるように、これからも頑張っていきたいです」と今後への決意を語り、「ミッディ」をピアノ一本で届けます。今だからこそ、どこか彼女からファンへのメッセージでもあるかのように聴こえるこの曲は、この日のラストナンバーに何よりふさわしい1曲だったはずです。
歌い切ったタカオさんは、「すっごい楽しかったです! 絶対絶対、また会いに来てください!」と呼びかけ、一礼ののち会場の端から端まで礼。タカオさんがステージを降り、同時にメインスクリーンに彼女のこんな直筆メッセージが映し出されるとともに、“微炭酸ファンファーレ”は無事幕を下ろしたのでした。
「ありがとうございました シュワシュワの夏を過ごしてね」(※原文ママ)
【取材・文=須永兼次、写真=西原史顕】
“みみめめMIMI LIVE TOUR 2016「微炭酸ファンファーレ」”東京公演
2016.07.31@恵比寿LIQUIDROOM
<SET LIST>
M1. Am I Ready?
M2 .瞬間リアリティ
M3. 1,2少女
M4. 相対性レプリカ
<mc>
M5. 閃光ハナビ
M6. センチメンタルラブ
M7. noname love song
M8. 1メートル(新曲)
M9. チャチャチャ
<mc>
M10. O.B.E.N.T.O
M11. CANDY MAGIC
M12. お絵描き
M13. 天手古舞
M14. サヨナラ嘘ツキ
M15. 晴レ晴レファンファーレ(新曲)
<encore>
EN1. 1/2ぶんこ(新曲)
<mc>
EN2. ミッディ
</mc></encore></mc></mc>