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刻を超え、刻を刻んだ3日間。「Animelo Summer Live 2016 刻-TOKI-」速報レポート!

8月26日(金)から28日(日)までの3日間、さいたまスーパーアリーナで「Animelo Summer Live 2016 刻-TOKI-」(※以下:アニサマ)が開催。各日2万7000人・計8万1000人ものアニソンファンの心に夏の大きな思い出を刻む、最高のステージを届けてくれました。本記事では、まず速報レポートの形で3日間の概要を振り返ります!

各日ともに、まずは出場アーティストのコラボパフォーマンスからスタート。初日はデーモン閣下×GRANRODEOから、2日目はB.B.クィーンズ with B応Pから、3日目は筋肉少女帯×angelaから、それぞれ夢のステージの幕が上がります。

今年も若手からベテランまで、またバンドやシンガーに声優とさまざまなオンリーワンの魅力を持ったアーティストがラインナップされた「アニサマ」。出演者はもちろん、そのサウンドのジャンルの多彩さから、改めてアニソンシーンの盛り上がりの高さと裾野の広さを実感させられました。また、KOTOKOさんやSuaraさんなど、特にベテラン勢の再出場が目立った今年のアニサマ。中でも2年ぶり11回目の出場となったMinamiさんへの歓声は、とりわけ大きなものでした。

その一方でデビューしたてのアーティストも数多く、いずれもフレッシュな魅力で大舞台で精一杯の輝きを放ちます。その中でも沼倉愛美さんは、実はソロアーティストデビュー前にして、この日が客前での初ステージ。しかし、それを微塵も感じさせない堂々とした歌声とパフォーマンスで、2万7000人の観衆を魅了していました。

また、アーティストコラボも充実のラインナップ。初日のbless4とi☆Risを従えてサプライズ登場した松本梨香さんによる「ポケモン」メドレーや、2日目に行われた、fhánaの佐藤純一さんがピアノ伴奏を担当しての高垣彩陽さん・早見沙織さんによる「Komm, süsser Tod〜甘き死よ、来たれ」などをはじめ、この場でしか聴けないクオリティ・プレミア感のともに高い数々のパフォーマンスを体感することができました。

そして、3日ともいずれも終盤に印象的なシーンがありました。初日は、何を置いてもALTIMAの活動休止発表です。実にショッキングな発表ではありましたが、アニソンファンたちはその決意を受け止め、ステージ上の3人とともに最後の最後まで盛り上がり切っていました。2日目にはGirls Dead Monsterがサプライズ復活。もともと出場予定だったLiSAさんに加えてmarinaさんも登場し、ロックチューンに乗せてハーモニーを響かせます。そして、3日目からそれを挙げるなら、やはり大トリを務めたangelaのステージングでしょう。会場全体とともにコールや振付も交えつつ盛り上がるその姿は、誰より「アニサマ」のトリにふさわしい圧巻のステージングでした。また、このステージ上でangelaが2017年に日本武道館ワンマンライブを開催することを発表。最後の最後まで魅了された“アニサマの騎士”の多くも、おそらくこぞって足を運ぶだろうな…と自然と思わせるようなステージングを見せつけてくれました。

最後に、各日のアンコールでは、今年のテーマソング「PASSION RIDERS」を登壇者全員とオーディエンスが一体となって合唱。熱い興奮のなか、いずれも惜しまれつつその幕を閉じていました。

そして最終日のラストでは、新情報が続々発表に。まずは11月に、「アニサマ2016」のライブ本編の模様がNHK BSプレミアムで放送されることが決定。そして同時に、「アニサマ2017」の開催も発表!余韻に浸りつつ、来年もまたアツい夏を過ごせることを、場内の誰もが喜びながら帰途についていました。

なお、各日の詳細レポートも後日WebNewtypeでバッチリ掲載予定です。こちらもぜひ、お楽しみに!【取材・文=須永兼次】

■Animelo Summer Live 2016 刻-TOKI-
来場者   :3日間合計 8万1000人
公演時間  :3日間合計 約16時間
アーティスト:総勢65組129名(3日間合計)
演奏曲   :8月26日:45曲/8月27日:44曲/8月28日:44曲

リンク:Animelo Summer Live公式サイト
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