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2月19日(日)、千葉・幕張メッセで開催された、ガレージキットやフィギュアなどの造形物の祭典「ワンダーフェスティバル2017[冬]」の「WONDERFUL HOBBY LIFE FOR YOU!! 25」ブースにて、テレビアニメ「冴えない彼女の育てかた♭」ステージイベントが開催されました。
ステージには加藤恵役の安野希世乃さんと霞ヶ丘詩羽役の茅野愛衣さんが登壇。4月からはじまる第2期に向けての意気込みや収録時のエピソードが披露され、さらに最新グッズの発表など盛りだくさんの内容で行われたステージには、放送が待ちきれない大勢のファンが詰めかけました。
ステージは鷲崎健さんの司会進行により、トークコーナーからスタート。
第1期で印象深かったことについて質問された安野さんは、キャラクター同士の掛け合いのシーンがとても丁寧に描かれていたのがよかったとコメント。原作者の丸戸史明さんが自ら脚本を担当されている本作ですが、それだけに台詞も多く掛け合いのシーンは大変だったそうです。
松岡禎丞さん演じる安芸倫也と茅野さん演じる詩羽の掛け合いのシーンでは、その空気に耐えられず安野さんはそっと収録ブースから出て、2人きりにして収録した回もあったと、収録時のエピソードを披露しました。
続いて行われたゲームコーナー「箱の中身はなんだろな~」は、3つの箱の中に入った「冴えカノ」のスケールフィギュアを触ってキャラを当てるという企画。負けてしまうと、バレンタインデーのチョコをあげるシチュエーションをこの場で演じなければいけない罰ゲームが待っています。ちなみに、この台詞も原作者・丸戸さんによる書き下ろしでした。
箱の左右に空けられた穴から安野さんと奥野さんがそれぞれ手を入れてフィギュアに触れますが、茅野さんはフィギュアではなく安野さんの手を触り続けるというひと幕も。2人ともかなり苦戦していた様子ですが、3番目の箱の中に入っていた恵のフィギュアがヒントになったのか、安野さんからは「当てちゃっていいですか!」といった強気なコメントも飛び出します。
結果は安野さんが見事全問正解! 負けてしまった茅野さんは罰ゲームをすることになってしまいました。
すこし照れながらも茅野さんは詩羽のぐっとくるシーンを熱演。そして、せっかく丸戸さんが書いてくれたのだからお蔵入りさせてしまうのはもったいない、と茅野さんが安野さんに迫ると場内からは大きな歓声が。
「恵がこんなこと言っちゃっていいの?」と安野さんも思わず言葉が出た台詞は、3月18日(土)に発売される原作ノベル最新巻「冴えない彼女の育てかた 12」と、スピンアウト作品「冴えない彼女の育てかた 恋するメトロノーム(7)」で描かれるストーリーに寄せた内容とのこと。イベントならではの嬉しいサプライズにファンからは大きな拍手がわき起こりました。
続いて行われたフィギュアの最新情報を紹介するコーナーでは、水着姿の詩羽と英梨々が登場。そのセクシーな造形が“非常によろしい”と絶賛しつつも、恵は出ないの?と気にしている安野さんでしたが、恵のフィギュア化決定が発表されると、ホッとした様子。自身が演じたキャラクターがフィギュア化されるのは「冴えカノ」が初めてとのことで、とても嬉しそうでした。
久しぶりの「冴えない彼女の育てかた」イベントになった今回のステージは、あっという間に終わりの時間。最期は安野さんと茅野さんから集まったファンへ、2期にかける意気込みと感謝の挨拶でステージイベントは終了となりました。
「冴えない彼女の育てかた♭」は4月13日(木)より、フジテレビ系ノイタミナ枠fr放送開始です。【取材・文=小川陽平】