新作&おすすめアニメのすべてがわかる!
「月刊ニュータイプ」公式サイト
ついに放送が始まったTVアニメ「SELECTION PROJECT」。アイドルをめざす少女たちが挑む白熱のオーディションバトルを描くこの作品で、メインキャラクターであるはずの美山鈴音がまさかの最終予選敗退!? 鈴音役の矢野妃菜喜さんに今の心境を聞きました。
――まずは「SELECTION PROJECT」に出演が決まったときのお気持ちをお聞かせください。
矢野 実はオーディション段階では玲那ちゃんを受けていて、鈴音ちゃんもやってみて欲しいとその場で受けていたので、最初は少しびっくりしましたが素直にとてもうれしかったです!
そのあとはだんだんと主人公の鈴音ちゃんを演じるという緊張感も出てきました。これから始まっていく真っさらな物語の軸になるんだと少し覚悟しなきゃと力んでいた気がしますね…!
ーー第1話のアフレコを迎えるにあたって、前日や当日はどんなお気持ちでしたか?
矢野 ようやく鈴音ちゃんを演じることが出来る!とすごくワクワクしていました! 決まったときはドキドキしていましたが、PVなどセレプロの展開が少し見え始めていた頃からのスタートだったので楽しみな気持ちが大きかったです。
――鈴音のどんなところが魅力的だと思いますか? 第一印象や実際にアフレコで演じてみての印象についてお聞かせください。
矢野 第一印象はすごく真っ直ぐな明るい子という印象でしたが、知っていくとすごく優しい子で…幼い頃に病気を患っていたからこそ両親を人一倍大切に思っているところとか、本当に良い子なんです…!
――鈴音を演じるうえで、特に気をつけられたことはありますか?
矢野 真っ直ぐで元気にというのは根本に必ず置いています。あとは少し天然というか鈍感なところがあるので、そこが嫌な感じに聞こえないようにしたいなというのは気をつけていますね。
――第1話のアフレコで一緒に収録されたキャストさんの印象や、現場でのエピソードなどがありましたらお聞かせください。
矢野 第1話のアフレコはすごく豪華なキャストの皆様の中でやらせて頂きました。スミパンダ役の小野大輔さんともご一緒させて頂いたのですが、第1話のラストシーンよかったよ‼と帰り際にわざわざこちらに伝えにきてくださってすごくうれしかったのをよく覚えています。元々気合は入っていましたが、より一層気合が入りました!
――第1話から北関東ブロックの決勝で鈴音が敗退するという波乱の展開となりましたが、最初に台本を読まれたときはどう思われましたか? また、決勝を終えた後のセイラとの会話やラストで鈴音がひとり涙ぐむシーンなど、どんなお気持ちで収録に臨まれたかをお聞かせください。
矢野 まさかの展開で、最初に読んだときは本当にびっくりしました。ラストの涙ぐむシーンは、鈴音ちゃんのようにすごく悔しい気持ちでいっぱいでした。アフレコ中本当に泣きそうに…というか目に涙は溜まっていましたね。オーディションに落ちて悔しい気持ちは私も痛いほどよくわかるので、すぐに感情移入出来た記憶があります。
――第1話では各ブロックの最終予選の様子も描かれますが、特に気になったキャラクターや印象に残ったキャラクターはいましたか?
矢野 八木野土香ちゃん! 美味しそうに食べている姿が本当にかわいくて…。体重制限ないですよね?!って焦ってる姿も良いですね。好きです。
――伝説のアイドル・天沢灯に憧れる鈴音ですが、矢野さんご自身は子供の頃に憧れた人はいましたか?
矢野 子供の頃は身近な人に憧れを抱くことが多かったのでコロコロ変わっていました(笑)。鈴音ちゃんのように一筋にこの人!というのは子供の頃はなかったですね。
――大事な決勝のステージで失敗してしまった鈴音。矢野さんの「ここぞというとき」の緊張のほぐし方 ありましたら、お聞かせください。
矢野 正直緊張してしまったときは、もうどうしようもないと思っています(笑)。ですのでもう悔いのないようにやれるだけのことをやる!と覚悟を決めることが、1番緊張している中でも自分の中で切り替えられる方法なのかなと思います!
――次回の放送に向けて、ファンの方へのメッセージをお願いします。
矢野 私が初めて台本を読んだときのように、皆さんも次の展開がとても気になっていると思います。セレプロの物語はまだ始まったばかりなので、一歩一歩進んでいく彼女たちの物語を暖かく見守って、そして応援して頂けるとうれしいです!
【取材・文:仲上佳克】