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「ハルタ」(KADOKAWA刊)で好評連載中の「ヒナまつり」は、インテリヤクザとサイキック少女のコメディ漫画。読み切りから始まり、読者人気を獲得、ハルタ有数の長期連載作となっています。そんな本作が4月よりついにTVアニメ化! 今回WebNewtypeでは、ヒナ役の田中貴子さん、新田義史役の中島ヨシキさん、三嶋瞳役の本渡楓さんにインタビューを実施。作品の魅力について語ってもらいました。
――配役が決まった時の感想をお願いします。
田中:(大きな役は)これが初めてだったので聞き返しました。「えっ?」って。「ヒナ役で決まりました」って言われた時、本当かどうかわからなくて小さな声で「……ありがとうございます」って言ったので、周りの人が気を遣って拍手をしてくださって。「おめでとうございます」って。その時は全然実感が沸かなくて。事務所を出たところの道で「あ―――!!!」ってなりました。頑張らなきゃって気持ちで。もう何も考えられなかったです。
――初の主役だと思うのですが、自分にご褒美とかしましたか?
田中:ハーゲンダッツのイチゴ味を買いました。
――中島さんは、どうでしたか?
中島:「決まりました」と聞いて、改めて原作を読んだ時に新田の担うポジションがカロリー高めというか、「さあ、これは大変なことになったぞ」と思ったんです。セリフ量もそうでしす、基本ツッコんでますし、動かしてく人なんで。それと、共演者が楽しみでしたね。キャスト表をもらうまでワクワクしてました。
――本渡さんは?
本渡:オーディションを受けさせていただいて、少し経ってから「瞳ちゃん役で決まったよ」とマネージャーさんから伺ったんです。その時は唯一の常識人だと思っていました。いざ原作を読ませていただいたら。「ああ、ヤバい子だったんだな」と(笑)。中学生にしては大人に見える保護者っぽい雰囲気と、それがどんどん崩れ去っていく彼女のお仕事模様とかを演じることに緊張もあったんですけど、嬉しかったですね。それでのこ時、髪を伸ばそうと思ったんですけど、我慢できなくて切ってしまいました……。
――演じるキャラクターが決まった時、髪型なども気にされるんですか?
本渡:合わせるのが個人的に好きですね。今回も衣装とかを寄せたりするのが、すごく楽しくって。でも髪を切ってしまったので、趣味で持っていたウィッグを使っています。
――キャラクターとご自身で似ている点を教えて下さい。まずは田中さんから。
田中:すっごいマイペース。仕事してなかったらヒナみたいに寝そべってゲームしつつポテチ食べながらグータラ生活を……ただの干物女になるでしょうね(笑)。「洗濯機いつ回した…? こないだ?」みたいな感じになっているでしょう。
――普段はわりとズボラですか?
田中:かなりズボラですね。ズボラ、マイペース。無自覚に人を傷つけているかもしれないです。
中島・本渡:今のところ大丈夫です。
田中:ほんとですか? よかったです。
――中島さんはいかがですか。
中島:僕も割と家庭的かな。面倒見もいいほうだと思います。
田中:うんうん(頷く)。
中島:面倒見られてる自覚があるのか?(笑)
田中:面倒見てもらってますなあと思って。
中島:そこは、なんだかんだ言いつつヒナの面倒を見ている新田と似ているところがあるのかなと。僕、今までやってきた役で、不良とかヤンキーとかヤクザって意外と多くって。なんでだろうって思うんですけど、こんなに優しいのに(笑)。
――本渡さんは似ている点などありますか?
本渡:似ているところは、なんでしょうね。髪は切っちゃったので(笑)。
中島:(人の頼みを)断れないとかは?
本渡:それはないですね(笑)。断らないとあとあと自分が後悔するのはわかっているので…(笑)。でも、人を見て放っておけなくなりがちなところが、私にもあるやもしれぬと思いました。ヒナちゃんが転校してきて、たまたま隣の席にいてヨダレを拭いてあげたり。たしかに私もヨダレが出てたら拭いてあげるかもしれないなと思います。
取材・文:佐藤京一