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4月より好評放送中のTVアニメ「ヒナまつり」。WebNewtypeでは、その魅力に迫るインタビューを実施中。第3回ではヒナ役の田中貴子さんとアンズ役の村川梨衣さんのサイキック少女コンビが登場。お互いの印象や、第1話を見ての感想などをお聞きしました。
――放送が始まりましたが、ご覧になってのご感想をお願いします。
田中:画が綺麗すぎ! 収録している時点ですでに画が出来上がっていて、それも綺麗だったんですけど、さらに綺麗になっていて。かつ、ぬるぬる動く! ほんと細かいところまで「そんな動く!?」って感じで。あとヒナちゃんが可愛い!!
村川:アニメも可愛いし、原作も可愛い。(原作もアニメも)どっちも可愛いんだ。
田中:どっちも可愛い! とにかくヒロインがみんな可愛い!!
――ツイッターで視聴者の反応を見たりするんですね。
田中:初めて主役をやらせていただいたこともあり、気になって見ちゃいました。自分もリアルタイムでツイートしたりして。みんなと共有して楽しみました。
――第1話を見る会が放送日の夜に行われ、及川(啓)監督や原作の大武(政夫)先生やスタッフのみなさん、そして役者の皆さんも何人か参加されたそうですね。
田中:そうなんです。私も参加しました。
――上映会ではどのような感想が。
田中:始まる。出てくる。「わー」っていう歓声とともに大爆笑でした。収録中に笑ったところと同じところでまた笑っちゃって。冒頭の「私のスマートフォンがー!」ってセリフは、監督もつかみとして強調されていたのですが、みんな大好きでとにかく笑ってました。
――村川さんはその会には?
村川:私も会に参加したかったんですけど、翌日が仙台でイベントだったので行かれずでした。
――作品同様、楽しい現場なんですね。チームワークのよさは最初からだったんですか?
田中:1話の時はまだアンズのキャストが誰かわかってなくて。誰なんだろうってみんなで話していたら、後日SNSで知るっていう(笑)。
村川:私もそうだった。SNSを介して誰がいるのかはわかったけど、どの役かはわからなくて。
田中:ぬるっとしてましたよね。「ヒナまつり」らしく。
村川:そんな感じでした。でもSNSに日笠さんがやってきた時は「……詩子さんかな?」みたいな、察しがついて(笑)。
――アフレコ現場はどんな雰囲気でしたか?
田中:和気藹々としていました。
村川:人も多かったですしね。私は2話からのアフレコでしたが、SNSのグループで事前にちょこっとコミニュケーションができていたので、現場に行った時「あっ!」みたいな。不思議な感覚でした。
田中:はじめましてだけれど、はじめましてではないみたいな。
――作品でSNSグループを作ることは、よくあることなんですか?
村川:最初からというのは、経験上ではかなり異例のことですね。だいたい収録始まってからちょこちょこ輪が出来てきて、みたいな感じが多いのかなと。この現場は、個々に顔見知りが多かったというのもありますが、個々の繋がりがひとつの輪になったって感じがします。
田中:グループができたのは1話ですね。中島さんが率先して、輪を広げてくださいました。中島さんは本当に優しくて、お兄さんみたいな感じです。
――田中さんと村川さんのお互いの最初の印象はいかがでしたか?
田中:“優しい、ふわっとしてる、顔ちっちゃい、細い!”の四段活用でした!
村川:ありがとう(笑)。
田中:あと、声が大きい!
村川:それ褒め言葉??
田中:褒め言葉です。私、緊張すると「えっ、なんて言ったの?」とか言われちゃうほど、声がちっちゃくなっちゃうので。りえしょんさんみたいに、隣のロビーとかにいても笑い声が聞こえるっていうのが……。
村川:それディスってない?? 大丈夫??
田中:褒め言葉です!
村川:だったらいいのよ(笑)。
田中:存在感があるので、なに話しているんだろうってワクワクしちゃうんです。
村川:なるほど、引き込まれちゃっているのね。
田中:りえしょんさんの笑いってほんとにつられて笑っちゃうんですよね。
村川:それ魅力?(笑)
田中:魅力です! みんなが幸せになる笑い方です。
――村川さんから見て田中さんの印象はいかがでした?
村川:声が小さいって印象はなかったから、今の話を聞いて意外だなって思いました。ヒナとは真逆だなって印象ですかね。ヒナが極端に感情の起伏が表に出ないっていうのもあるけど、(田中さんは)逆にたくさんしゃべるし、明るいし。でもボケ体質っていう意味では、ヒナと共通しているのかも。意図せず、不思議発言があるので。
田中:ありますか?
村川:なんというか、ツッコミ甲斐があるというか。「それどういう意味?」「それ違くない?」みたいなところはありますね(笑)。
田中:でもヒナと真逆っていうのは、友達や共演者の方にもけっこうな確率で言われます。私は真逆とまでは思っていなかったので、言われて「そうなんだ、真逆なんだ」って、逆にビックリでした。
取材・文:佐藤京一