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動物ならではの愛らしさにハマってほしい―TVアニメ「群れなせ!シートン学園」徳井青空×芹澤優インタビュー

2020年1月よりTOKYO MX、サンテレビ他にて毎週月曜深夜に放送中のTVアニメ「群れなせ!シートン学園」。2月10日(月)放送の第6話からは、アイドルのように絶大な人気と愛らしさを誇るパンダ(♀)・苺苺(以下、メイメイ)が登場します。一方、作中で愛らしさを誇るキャラといえば、3年連続で"ミスメス"に選ばれた学園のアイドルなネコ(♀)・猫米 クルミも負けていません。そんなクルミとメイメイ、それぞれの魅力とは? クルミ役の徳井青空さんと、メイメイ役の芹澤優さんにお話をうかがいました。

――まずは原作を読んだ時の感想を教えてください。

徳井 キャラクターがみんな、にぎやかで個性豊かですよね。女の子(動物のメス)はみんな擬人化されていてかわいいけれど、オスは動物の姿そのままのリアルな顔なのもまた違った魅力があって、楽しく読ませていただきました!

芹澤 それまで知らなかったさまざまな動物の生態が分かるだけでも楽しいのに、それが「コアラが〇○○を食べるとかウソでしょ!?」と思ってしまったように、そうした描写がギャグとしても成立しているのがすごいです!

徳井 私はナマケモノが好きなので、ミユビの登場でナマケモノに関する知識が出てくるところは「これ、知ってる知ってる!」と思いながら楽しめました。

芹澤 えー、すごい!

――それぞれが演じるキャラクターの印象を教えてください。

徳井 クルミは、中等部時代にみんなを魅了する"ミスメス"に3年連続で選ばれたということで、そのかわいらしさに私自身がやられてしまうのと同時に、視聴者のみなさんを惹きつけられるように演じなければ、というプレッシャーも少しありました。特に、ネコはお好きな方が多いと思いますしね。私も(イヌかネコかで言えば)ネコ派です!

芹澤 メイメイは中国からの留学生として、大歓迎ムードの中堂々と登場しますので、"国をあげて盛大に甘やかされた動物の愛され続けてきた感"をうまく出したいなと思いながら演じました。世の中をちょっとナメていてわがままな感じといいますか……いえ、そういうのが得意というわけじゃないですよ!?(笑) さらに、彼女はそれだけにはとどまらない一面もあって、演じていて楽しいキャラクターでした。

――物語の舞台が動物たちの学園ということもあり、鳴き声のお芝居もされたとか。

徳井 台本で鳴き声の表記を見たとき、最初は人が話すようにお芝居すればいいのかなと思ったのですが、「もっとリアル寄りの鳴き声でお願いします」とディレクションをいただいたのが印象的でした(笑)。

芹澤 私もパンダの鳴き声を事前に調べてアフレコに臨んだのですが、リアルなイメージで実践してみたら「それはちょっと怖いです」と言われました……(笑)。メイメイの場合は、「リアルを重視するよりは「メェー」とそのまま聞こえるような鳴き声でお願いします」とディレクションをいただき、そのようにしています。次回予告の鳴き声はリアリティ重視でやっていますので、ぜひ違いを比べてみてください!

――にぎやかそうなアフレコ現場ですね! 雰囲気はどのような感じなのでしょうか。

徳井 木野日菜さんが演じられているランカちゃんそのままの一生懸命さで、ジン君役の石谷春貴さんといっしょに現場を引っ張ってくれています。あとは、シーンをまとめたりオチを付けたりする寺野先生役でもある玄田哲章さんのナレーションに、ちょっとクスリとしたり、学ばせていただくこともよくあります!

芹澤 私は第6話からの参加でしたので、最初は緊張しながら現場のみなさんの会話に探り探り入っていって。そんなところは、なんだか(学校の)転入生みたいだなって思っていました(笑)。

――津田健次郎さんが「各話♂動物」役として参加しておられるのも印象的です。

徳井 イケボな恐竜の先生を演じられていることもあれば、他の話数ではひょうきんな役も演じられていて、「今日はどんな津田さんのお声を聞けるんだろう」といつも楽しみでした(笑)。

芹澤 イケメン役のイメージが強い方でしたので、一風変わった役回りをされているのが新鮮で、こんなお芝居もされるのだなと勉強になりました!

徳井 固定のキャラクターではないだけに、アドリブもすごく多いんです。そんなところも、アニメの見どころの一つだと思います。

――これまでオンエアされた中で印象に残っている話数はありますか?

徳井 私はクルミちゃんが料理部に参加する第2話ですね。仲間に入ったら入ったで、逆にそっけなくなるという、ネコらしいツンデレ具合がまたかわいいです!

芹澤 私はやっぱり、メイメイ初登場の第6話です。苦労を知らずに育ってきた子が始めて粗雑に扱われて、段々と"目覚めていく"姿は演じていても楽しかったです(笑)。メイメイはパンダの鳴き声だけでなく中国語を話すシーンもちょくちょくあるのですが、私は折よく(メイメイ役に決まる前から)中国語を勉強しておりまして! 幸い、メイメイが使う単語は全部知っていました。

徳井 現場で、スタッフの方たちに正確な発音を調べていただくまでもなく、「私、全部分かります!」とおっしゃっていましたよね! すごい!

――クルミとメイメイが深く関わることになる主人公・間様 人(まざま じん)への印象はいかがですか?

徳井 ジン君は物事をバッサリと切るような言い方をすることが多いのですが、石谷さんは、彼が単に動物嫌いで、ただ冷たいだけのキャラクターにはならないように厳しく徹してお芝居をされていると感じました。それが、ジン君の根の優しさや魅力を表現しているのかなと思いました。

芹澤 私は言われたことをそのまま受け取ってしまうタイプですので、もしジン君と一緒にいたらきっと傷つくと思います……(笑)。でも、天真爛漫なランカちゃんと一緒にいるのは、彼くらいガンガン言ってしまうタイプの方が合うのかなとも思います。作品のバランスとしては、とてもいいカップルですよね。彼自身が気になるのは瞳ちゃんみたいですけど!(笑)

――そんなジンが所属する料理部の活動シーンで印象に残っていることはありますか?

芹澤 第6話では、パンダにちなんだ料理も作りますよ! ジン君は「食べてもあまりおいしくない」と言っていましたが……。

徳井 私は、料理部のみんなとカレーを作ってみたいですね。ベタですが、みんなで作る料理といったらやっぱりこれかなと。

――それでは最後に、メッセージをお願いします。

徳井 魅力的なキャラクターがたくさん登場する作品ですが、クルミちゃんはその中でも特にかわいらしさを極めている1匹です。それを意識して演じましたので、ツンデレなクルミちゃんのかわいらしさにハマってもらえたらうれしいです。

芹澤 メイメイはパンダということもあり、国を挙げて愛されているキャラクターです。その人気に負けないよう、精一杯の愛らしさを込めて演じました。ですので、ぜひご覧になった方々にも国を挙げて好きになっていただけたらうれしいです!(笑)

■TVアニメ「群れなせ!シートン学園」
放送:TOKYO MX、サンテレビ、KBS京都、BS11…毎週月曜24:30~
   アニマックス…毎週日曜23:30~
配信:AbemaTV…毎週月曜24:00~
   アニマックスオンデマンド、Amazon Prime、GYAO! 他…毎週木曜24:30~

スタッフ:原作…山下文吾「群れなせ!シートン学園」(「サイコミ」連載)/監督…博史池畠/シリーズ構成・脚本…村越 繁/キャラクターデザイン…佐々木 政勝(stシルバー)/総作画監督…酒井 孝裕/動物作画監督…永山 恵/音響監督…郷 文裕貴/音楽…山下 洋介、加藤 裕介、川崎 智哉/音楽プロデューサー…佐藤 宏次/音楽制作…Cygames/アニメーション制作…Studio五組/製作 アニメ「群れなせ!シートン学園」製作委員会 ほか
キャスト:大狼 ランカ…木野 日菜/間様 人…石谷 春貴/牝野 瞳…宮本 侑芽/子守 ユカリ…久野 美咲/獣生 ミユビ…小原 好美/猫米 クルミ…徳井 青空/苺苺…芹澤 優/寺野先生…玄田 哲章/各話♂(オス)動物…津田 健次郎 ほか
制作協力:九州自然動物公園アフリカンサファリ、群馬サファリパーク、千葉市動物公園、天王寺動物園、東武動物公園、名古屋市東山動植物園、猫カフェきゃりこ、横浜・八景島シーパラダイス

リンク:TVアニメ「群れなせ!シートン学園」公式サイト
    公式Twitter・@anime_seton
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