小西克幸＆近藤隆『世界一初恋 プロポーズ編』舞台挨拶レポート！

2月21日(金)からEJアニメシアター新宿 他で上映される『世界一初恋～プロポーズ編～』の先行上映と上映後の完成披露舞台挨拶が行われ、小野寺律役の近藤隆さん、高野政宗役の小西克幸さんが登壇。登場前から司会者の進行に合いの手を入れるなどして会場を盛り上げ、和やかな舞台挨拶となりました。

『世界一初恋』は、中村春菊さんによる原作コミックをもとに、2011年にTVアニメ化。2014年に『劇場版 世界一初恋 〜横澤隆史の場合〜』が公開されました。今回の『プロポーズ編』は待望の新作アニメとなります。

小西さんは本作のイベント参加だけでなく、小野寺律、高野政宗コンビとして近藤さんと2人で登壇するのも初めてとのことで、「9年目にしてようやくです！」とうれしそうな笑顔で語ると、会場から大きな拍手が贈られました。

新作アニメはじつに6年ぶりですが、本作が掲載される雑誌「エメラルド」(KADOKAWA)のCMを近藤さんと小西さんが担当しているため、収録で久しぶりにキャラクターを演じる感じはなかった、と声を揃える近藤さんと小西さん。

2人の掛け合いは久々で、近藤さんは「もしかしたらリズムが崩れるかな？と思っていたけどスッと戻れた」と。その理由について小西さんが「みなさんのおかげで10年近く続けてこられた作品だからだと思います」と感慨深く伝えていました。

また、「アニメから3年で劇場版、それから6年後にこの作品。次は（3の倍数で）9年後の2029年？ またみんなで何かやりたいよね」と話す小西さんに、「セカコイについて話すだけでも楽しい」と近藤さんが応える場面もあり、ファンの間に温かい笑顔が広がります。

小野寺律と高野政宗のほかに、吉野千秋（CV：立花慎之介）＆羽鳥芳雪（CV：中村悠一）、木佐翔太（CV：岡本信彦）＆雪名 皇（CV：前野智昭）、横澤隆史（CV：堀内賢雄）＆桐嶋禅（CV：蒼月 昇）のコンビで、4者4様のプロポーズが描かれる本編。近藤さんによれば、それぞれのエピソードがテンポ良く進むのだとか。

小西さんが一番好きなシーンは、エピローグ。近藤さんも「録りながらキュンとしました」と、小西さんがこのシーンの収録を振り返る場面も。

また、小西さんは木佐と雪名のある大胆なシーンが気になるそうで、これには近藤さんも「僕らのエピソードは微笑ましい感じなので、ダイレクト！ってうらやましくなった(笑)」とコメント。

あらためて『世界一初恋』シリーズの魅力を聞いた質問では、「お仕事面や愛し合うことなど、普遍的なテーマがあるのが、長く愛されている理由だと思います」と近藤さん。「単純に話が面白い。律と政宗は、くっつくの？くっつかないの…？っていう駆け引きが面白くて好きです」と小西さん。

上映期間中は、さまざまなスペシャル企画も用意されています。その一つが、TVアニメシリーズの一部を劇場スクリーンで観覧できる「人気エピソード投票」。ちなみに、近藤さんの印象深いシーンは「律ちゃんが高野さんから仕事のイロハを叩き込まれ始めるところ」と。小西さんは「2人の過去が描かれるシーン。最初に『覚えてねぇの？』って言うところも好き」と“小西セレクション”を挙げていました。

トーク後のフォトセッションでは、キービジュアルにも描かれた赤いバラの花束をスタッフから手渡され、おお〜っ！と客席から大きな歓声が。小西さんが、近藤さんに渡そうとして花束に手を掛ける場面もあり、撮影は大盛り上がり。

最後に感謝の気持ちを熱く述べたうえで、「今後もどんどん走っていくと思います」(小西さん)、「これがゴール時点だとは思っていません」(近藤さん)と、ファンにとって心強い言葉を投げかけ、舞台挨拶は終了となりました。

イベントは、2月22日(土)からアニメイトの各店舗で行われる配布会や、鑑賞チケットの半券で参加できるスタンプラリーキャンペーン、EJアニメシアター新宿・グランドシネマサンシャインでのコラボカフェ、DVD＆BDなどの関連情報が紹介されました。劇場では週替わりの来場者特典などもありますので、足を運んでみてはいかがでしょうか。

【取材・文：麻布たぬ】