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11月6日(金)にリリースされる女性向け恋愛アドベンチャーゲームアプリ「Cafe Cuillere ~カフェ キュイエール~」。劇場版アニメにまでなった「明治東亰恋伽」をつくった“animelo mix DearGirl”の最新作とあって、注目を集めています。
ゲームの主人公(=プレイヤー)は、都内の学校に通う高校2年生。スイーツマニアな彼女は、フランスでパティシエをしていた初恋の人・咲久間樹(さくま いつき)が帰国することを知り、彼の店「Cafe Cuillere ~カフェ キュイエール~」で働くことに。他にも、イケメンのクラスメイトや幼なじみの双子、年上のお兄さんに囲まれたカフェならではの甘い生活…、考えてるだけでドキドキキュンキュンしてしまいそうです。
このゲームはストーリーもさることながら、声優陣も豪華! 今回は、収録を終えたばかりの咲久間樹役の平川大輔さんに、作品やキャラクターの魅力について伺いました!
――収録おつかれさまでした! 樹役を演じた感想を教えてください。
平川:とても難しかったです。24歳の樹は、17歳の主人公から見たらお兄さんですけど、実際の社会の中ではまだ一人前には扱ってもらえないかもしれない年齢。主人公のすべてを包み込むというよりは、まだ完全に大人になりきれていない感じを出せるように心がけたつもりです。
――特に悩んだのはどんなシーンですか?
平川:主人公との恋愛が進んでいったあたりです。パティシエの夢を熱心に追い続けていた人だから、そこまで恋愛に長けてはいないだろうし。心がグラついたり、ドギマギしたり、そういった感情を自然に出せるように心がけたつもりです。
――となると、主人公の恋が実った後、樹がもっと優しく接してくれる、といった変化も…?
平川:そうですね。軸がブレない程度に、甘えられる度合いが変わるようには意識したつもりです。「キュイエール(※フランス語で「スプーン」の意味)」だけに、“さじ加減”は工夫しました(笑)。
――なるほど(笑)! ところで、主人公とのシーンで気に入っているエピソードは?
平川:主人公と一緒に作業をしている時にちょっとしたアクシデントがあって、彼女をかばったがために床ドンしてしまうシーンですね。ダミーヘッドマイク(人の顔型のマイク)って、声を吹き込む場所によって音の反響が変わるんです。本当に床にマイクを転がして収録する時もありますよ(笑)。
――ダミーヘッドを使う機会が多そうですね。
平川:おかげさまで、いろんな作品でチューしています(笑)。
――(笑)。このゲームの舞台はカフェですが、普段甘いものを食べることは?
平川:めっちゃ食べます(笑)。どちらかというと和菓子が好きで、よく食べるのはノーマルな黒い羊羹とか最中とか。洋菓子だと、シュークリームとプリンをこよなく愛しています(笑)。お店で買って帰ることもあれば、カフェで食べることもあります。
――もしパティシエになったら作ってみたいスイーツは?
平川:そうですね…自分が最高にうまいと思えるシュークリームを作りたいです。ただ、料理はなんとなく作れるんですけど、スイーツは材料をきっちり量るのが苦手で作ったことがないんです。おおざっぱに作るので、シュークリームが膨らむかどうか不安ですね(笑)。
――樹も、ざっくりとした分量で最高のお菓子を作る天才パティシエですからね(笑)。では、このゲームにどんな魅力を感じていますか?
平川:恋愛だけで、他のことはパス!というストーリーではなく、夢や友情についても模索する樹の考え方に共感できたし、主人公も恋愛だけでなく、健気に頑張っている姿に好感が持てましたね。ルートによりますが、これから2人で素敵な道を歩んでいくんだろうなと思います。
――最後に、パティシエ風にメッセージをお願いします!
平川:色とりどりのキャラクターがフルーツのように乗っている、フルーツケーキのような作品ですので、一口食べるごとに違った味を楽しんでいただけると思います。ぜひ召し上がってみてください!
平川大輔さんをはじめ、岡本信彦さん、石川界人さん、斉藤壮馬さん、蒼井翔太さん、津田健次郎さんが個性豊かなキャラクターを演じる「Cafe Cuillere ~カフェ キュイエール~」。恋愛小説のように読み応えのあるストーリーを、3Dサウンドによる確かな臨場感で楽しめる作品です。【取材・文=麻布たぬ】