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“ディズニーヴィランズ”(ディズニー映画に登場する悪役たちの総称)の子供たちを描いた話題作「ディセンダント」が、12月18日(水)にディズニー・チャンネルで日本初放送されます。
「ディセンダント」は、“もしディズニー・キャラクターに子孫がいて、10代だったら?”という発想から誕生したオリジナル作品。「眠れる森の美女」のマレフィセントと娘のマル、「白雪姫」のイーヴィル・クイーンと娘のイヴィ、「101匹わんちゃん」のクルエラ・ド・ビルと息子のカルロス、そして「アラジン」のジャファーと息子のジェイという4組の親子が揃って登場し、心の成長や友情、自分探しがテーマとして描かれます。
今回、本編のラストに登場する白雪姫と女の子2人の役を演じる、「全日本美声女コンテスト」受賞者で結成されたユニット“elfin'(エルフィン) ”の辻美優さん・花房里枝さん・高橋美衣さんにインタビュー。今回お届けする前編では作品の見どころを中心に聞きました。
――「ディセンダント」へ出演した感想を聞かせてください。
3人:夢のようでした!
辻:まさか私たちがディズニーの世界に入れるとは思っていなかったので、本当に嬉しかったです。
花房:「嬉しい」のひと言で表せないぐらい、天にも登る気持ちでした。
高橋:それと同時に、この素敵な世界観を私たちがきちんと出していけるのか、不安もすごくありました。
辻:実際の収録では、ディズニー作品のマイク前に立っているというだけでも膝がバンビ状態になるぐらいの緊張で(笑)。でも、改めてディズニーの世界はすごいなと感じました。ぜひ私たちが演じているキャラクターを見つけていただきたいなと思います。
――見どころ盛りだくさんの本作ですが、特に注目してほしいところはどこでしょうか?
辻:やはり、何と言っても親子関係です。ヴィランズたち、プリンセスたちそれぞれの家族模様があり、心に来るものがあると思います。ぜひ家族で見てほしいですね。
花房:「あのキャラクターの子孫が…」というのは誰でも想像したことがあると思うんですよ。それがこの作品にいっぱい盛り込まれています。劇中にはちょっとした笑えるところもあって、本当に素敵な作品になっています。
高橋:たくさんのディズニー作品の登場人物の子孫たちが出てきますので、驚きの発見があちこちにあります。物語的にはベン王子とマルのシーンがすごくキュンキュンしました。きっと恋をしたくなると思います。曲もすごく格好いいです。ミュージカル風のシーンは真似したくなりました。
――ミュージカル好きの高橋さんから見て、ミュージカルシーンはどうでしたか?
高橋:「美女と野獣」に出てくる「Be Our Guest」がアレンジされて流れるのですが、それがすごくかわいいです。高校で友達と一緒に歌って踊るシーンも、こんな高校に入学したいと思うようなものばかりで。また、後半のシーンでは、曲や踊りの中に最初の頃との気持ちの変化が表れていて、すごく素敵でした。
――本作に出てくる子孫たちは、皆さんの想像通りでしたか?
辻:ジャファーの息子(ジェイ)は意外でした。「アラジン」では偉そうにしているイメージだったのに、息子があんなにやんちゃだとは(笑)。アニメで気品あふれるイメージのあったクルエラも、息子のカルロスがちょっと臆病なところがあって驚きました。
高橋:カルロスは、たまに出てくるお茶目な一面がすごくかわいいです。
花房:カルロスは本当に愛されキャラですよね(笑)。
――悪者の子供たちではありますが、とても人間らしいところがあって共感できました。
高橋:そうなんです。マルもマレフィセントの前では頑張って悪者ぶろうとしているけど、本当はいい子だと思わせるところがあって。私たちと同じなんだなと思いました。
辻:逆に「白雪姫」のイーヴィル・クイーンの娘であるイヴィはイメージ通りでした(笑)。
花房:お母さんの特徴をすごく継いでいるよね。
辻:「一番綺麗なのは誰?」と言ったときの2人の掛け合いがすごく面白いです。
――アニメを見ていた人も馴染めるような、衣装や演出も素敵ですよね。
辻:現代のテイストも取り入れているので、髪型やスタイル、それに本人たちの行動も女の子は真似したくなると思います。
花房:海外のイベントでは女の子がマルっぽい格好をしてきたこともあるらしく、影響力はさすがだなと思いました。
高橋:ファッションがすごくかわいいです!マルの服が最初濃い色だったのに、だんだんと優しいすみれ色になっていくのは気持ちの変化を反映している気がして。そういう衣装も含めて細かいところにも注目して見てほしいです。<後編に続く>【インタビュー・文=千葉研一】