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テレビアニメ「ふらいんぐうぃっち」のキャストトークイベント「魔女の夜」が、4月30日(土)に講談社 講堂で開催されました。
イベントには、主人公・木幡真琴役の篠田みなみさん、倉本千夏役の鈴木絵理さん、木幡茜役の葵井歌菜さん、チト役の茅野愛衣さん、そして、MCとして畑下アナ(日本テレビ)が出演。
イベントは、アニメのキャラクター紹介からスタート。篠田さんが真琴役について「方向音痴なところがある」と紹介すると、なぜか他のキャストからクスクスと笑いが。実は、篠田さんがこの日の会場内でも迷ってしまったらしく、それを聞いた茅野さんは、作中のチトと同じように「次は道案内するからね。ニャ~ン」と伝え、篠田さんを安心させていました。
一方、鈴木さんは千夏について「私は9歳の子供ではないのでフラットに演じています」と語りましたが、他のキャストによると、鈴木さんが小学生のように見える時があるのだとか。その例として、“楽屋でバウムクーヘンとカステラを戦わせていた”というエピソードが語られると、鈴木さんがその時の様子を身振り手振りで再現して見せ、賑やかな“鈴木ワールド”で会場を和ませていました。
そして、「一番モテそうなキャラクターは?」という質問に及ぶと、茅野さんの提案で、観客の意見を聞いてみることに。その結果、最も挙手が多かったのは「真琴」。ちなみに、原作の石塚千尋さんも真琴を推したそうで、その理由が「理想の女性像を具現化したキャラクターが真琴だから」と明かされると、ファンも納得の様子でした。
続いて、魔女について勉強する「すたでぃんぐうぃっち」のコーナーへ。中でも、キャスト同士の仲の良さが際立っていたのは、いくつかのジュースを混ぜて美味しいドリンクを作るという「調合ゲーム」。明らかに違和感のあるドリンクを作って「千夏スペシャル」と命名した鈴木さんは、「千夏ちゃんのちょっと大人なところを隠し味のコーヒーで表現しました」と熱く語りましたが、味見担当の畑下さんは「んっ? あ~……ダメだダメだ!!」と苦い表情に。後から味見をした他のキャストからも、「匂いがおかしい!」「隠れ味が隠れてない!」とツッコミを受けてしまいました。
また、畑下さんの「早朝の番組に出ていると昼夜逆転で友人と遊べない」というガチな悩みに答える「魔女のお悩み相談室」では、葵井さんの「(番組担当変更まで)5年待つ」など現実的な返答が目立つ中、篠田さんからは「昼間も眠くならない魔法を覚える」というフンワリした回答が…。篠田さんが説明に困っていると、「そういう時は『私が友達になります』って伝えるんだよ」と茅野さんがこっそりアドバイス。この助け舟のおかげで篠田さんの回答はNo.1に選ばれ、思わぬ“真琴&チト”のコンビプレイがここでも見られたのでした。
最後は、「『ふらいんぐうぃっち』は私にとって大切な作品。皆さんにとってもいい作品になれば嬉しいです!」と篠田さんが素直な想いを口にして、盛大な拍手とともにイベントは終幕となりました。【取材・文/麻布たぬ】