新作&おすすめアニメのすべてがわかる!
「月刊ニュータイプ」公式サイト
「キルラキル」の今石洋之が手がける新作オリジナルアニメーション「宇宙パトロールルル子」の魅力を作り上げる人々に迫る連載企画の第1回として、個性的なキャラクターたちに命を吹き込んでいるキャスト陣を代表して、ルル子役のM・A・Oさん、ΑΩ・ノヴァ役の榎木淳弥さん、ミドリ役の新谷真弓さんに「ルル子」の魅力を聞いている本インタビュー。今回は演じるそれぞれの役や演技について。ざっくばらんなトークをぜひお楽しみください。
――それでは本編の話に入りたいと思いますが、本編はとにかく「その発想はなかった」ということの連続です。さらに本編の放送尺としては7分弱。演じる上で大変に感じることはありますか?
新谷:M・A・Oちゃんは前回のあらすじを毎回早口で言っててすごいよね。ただ、毎回盛りだくさんだからあらすじ聞いても、見てる人はわからないんじゃないかなとも思ってて(笑)。
M・A・O:しかも、言ってる言葉が「大変!」とか「痴情のもつれで!」とか大まかな事ばかりですからね。
新谷:そうそう! シュール過ぎるあらすじ。
榎木:逆に僕はすごく落ち着いてしゃべる役なので、ただでさえ短い本編の尺を取ってるのが申し訳ないです(笑)。
――ルル子、ΑΩ・ノヴァ、ミドリと、それぞれのキャラクターを演じる上で気をつけていることは何でしょうか。
新谷:ルル子は結構肉食系女子だよね(笑)。
M・A・O:そうなんですよね。3話で「どっちでもいいなら、私でもいいじゃん!」って言ったり、他にも結構ガツガツいきますし。ただ、基本は中学生らしい清い心を持つ普通の女の子でありつつ、時々そういう部分がひょこっと出てきたらいいなと思いながら演じさせていただいています。
新谷:変なセリフだからこそ普通にやる方が、狂気を感じさせたりするからね(笑)。
――ΑΩ・ノヴァに関してはどうですか?
榎木:僕は【以下、ネタバレに抵触してしまうため省略!】
――ミドリも非常に個性的ですが、恋のライバルになるかと思いきや、そうはならない予感がしています。
新谷:それは本当に同感です。
榎木:そもそもノヴァくんのことを好きとは思っていないんじゃないですか(笑)。
新谷:イケメンだから興味を持ってる、くらいの感じかなと思ってますね。役作りはあまり意識してなくて、面白いセリフや変なセリフをいかに生っぽくできるか、直感的にやってるだけ。ミドリはギャルの女子中学生ですけど、女子中学生のリアルさとかギャルっぽさが自分の中で本当に幻想でしかないので(笑)。ただ、雑でアホなギャルだけど人は悪くない、面倒見はいい、くらいの感じでやってます。それがいいのか悪いのかはアフレコで何にも言われないのでわからないですけど(笑)。
――何も言われないんですか?
新谷:アフレコは異常な速さなんですよ。
M・A・O:そうですね。
新谷:「OK」が出るのが早いんですよ。だから、みんなもその場の直感で、考えるな、感じろ的にやっていて。
榎木:勢いとおもしろさが大事ですね。
新谷:岩田(光央)さんとか、ちょっと噛んだものがそのまま使われたりしましたね。
M・A・O:すごかったですね(笑)。
新谷:私、第1話のルル子のセリフが大好き。「い、いや」から「とてもイヤなところ!」の流れ、何回聞いても笑っちゃう。
M・A・O:ありがとうございます笑)! 全力で嫌がらせていただいてます。心の底から「ィヤッ!!」という感じで(笑)。
新谷:ちょっとしたところのセリフのハメ方が、みなさん味があるなあって思うんです。かわいい声だし良い声だけど、本当にどういうつもりなのか、わからないところが絶妙なんですよね。
榎木:皆さんすごいですけど、ルル子が一番大変そうだなって思います。極端じゃなくて「普通」のキャラクターの中で面白さを出すのは難しいと思うんですけど、それをM・A・Oさんは見事に演じられていて。
新谷:ね、絶妙!
M・A・O:ホントですか? …うれしいです。でも、あくまでも普通にやらせていただいているんです(笑)!<6月3日公開の後編に続く>【取材・文=細川洋平】