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ルミナスウィッチーズがライブ初披露の曲だらけ2ndライブを開催!

ネウロイによる侵略の脅威にさらされる人々を音楽の力で癒やし支えるべく、世界各地に歌と音楽を届けていく“戦わないウィッチ”たちの活躍を描いたTVアニメ『連盟空軍航空魔法音楽隊ルミナスウィッチーズ』。7月より全12話が放送され、先日感動の最終回を迎えたこの作品に登場する、メインキャスト9人で結成されたユニット「ルミナスウィッチーズ」による2ndライブ「ルミナスウィッチーズ 2nd LIVE ~SHOW MUST GO~」が、10月2日に埼玉・ところざわサクラタウン、ジャパンパビリオン・ホールAで開催されました。今回は、今年2月に開催された1stライブと同じ会場で開催されたこの2ndライブについて、昼夜二公演のうちの昼の部をレポートしていきます。

開演を待ちわびる観客たちの熱気が高まる中、いきなり会場にマイクを使わない生声での「ルミナスウィッチーズ、テイクオフ!」の声が響き渡ります。ステージの幕が開くと、そこにはヴァージニア・ロバートソン役鳴海まい、渋谷いのり役細川美菜子、リュドミラ・アンドレエヴナ・ルスラノヴァ役藍本あみ、アイラ・ペイヴィッキ・リンナマー役真宮涼、エレオノール・ジョヴァンナ・ガション役都月彩楓、マリア・マグダレーネ・ディートリヒ役古仲可奈、マナイア・マタワウラ・ハト役結木美咲、シルヴィ・カリエッロ役吉北梨乃、ジョアンナ・エリザベス・スタッフォード役豆咲りおの総勢9人で構成された「ルミナスウィッチーズ」のメンバーが勢揃い。

おなじみ赤と黒をベースにした連盟空軍航空魔法音楽隊の制服コスチューム姿のメンバーたちが、最初に歌ったスタートソングは、アニメのOPテーマ「WONDERFUL WORLD 」。バックに流れるアニメのOP映像と見事にシンクロしたフォーメーションによる振り付けと9人による伸びやかなハーモニーに、翼端灯(ペンライト)を手にした観客のテンションも開幕から一気に上昇していくことになります。

歌い終わった後に全員が一列に並んで「私たちは『連盟空軍航空魔法音楽隊ルミナスウィッチーズ』です!」と綺麗な敬礼を決めると、さっそく観客の皆さんに向かって一人ずつご挨拶をしていくことに。結木さんが使い魔のキューちゃんを探してみたり、藍本さんがリュドミラのフルネームを思わず噛んでしまい「(ステージで)初めて噛んだ(泣) 」と肩を落としたりしつつ和やかな雰囲気のまま挨拶を終えたメンバーたちがオープニングトークで話題にしたのは最終回を終えたばかりのTV本編についてです。「終わっちゃった、さみしい」「あっという間だったね」と放送を振り返る9人でしたが、鳴海さんの「一番好きなお話は?」という問いに、藍本さんが「アイラさまと座って語っているところですかね」とうれしそうにひと言。そんな藍本さんの笑顔に会場からは大きな拍手がおくられていました。

さらにここでオープニングで聞こえた生声での掛け声について、なんと開演直前の数分前に生声にしようとメンバー全員で決めたとの裏話が飛び出します。予想外のアドリブに驚く観客に向かって、鳴海さんが「気合いの入った2ndライブでございます。盛りだくさんの内容になっていますので皆さん楽しみにしていてください」と語りかけ、再び全員で「ルミナスウィッチーズ、テイクオフ!」と気合いを入れてライブがスタートしていくことになりました。

ここからは9月28日に3枚同時発売されたTVアニメ「ルミナスウィッチーズ」キャラクターソングCDからの中から、本編にも登場したキャラクターソングを作中の映像とともに歌っていくことになります。一曲目に歌われたのは、鳴海さんが第1話でのジニー(ヴァージニア)のセリフとともにアカペラソロで「永久の寄す処」。響き渡る透き通った鳴海さんの歌声に、観客たちはうっとりと聴き入っているようでした。二曲目はアイラとエリー(エレオノール)が川辺のライブシーンで歌った「優しい明かり」。二人の会話を朗読劇で聞かせてくれた後に真宮さん、都月さんが響かせたあたたかい歌声に会場全体が癒やされていきます。

シルヴィがジョー(ジョアンナ)たちに自分がロマーニャの姫“シルヴァーナ”だと正体を明かした5話。そんなシーンの朗読劇に続いて、吉北さんと豆咲さんがさわやかに歌うのは「まっしろリボン」。二人で手を合わせてハートマークを作ったりと、仲良しな2人を見た客席は優しい雰囲気に包まれていきました。次にステージに登場したのは古仲さんと結木さん。第6話でマリアとマナ(マナイア)が一緒に空を飛んだシーンのように、2人が元気いっぱいに両手を広げてステージ上を縦横無尽に駆け回る姿に、観客も手拍子で応援してきます。最後は結木さんに古仲さんが倒れ込んで抱き合うようになった2人に、会場からは歓声代わりの拍手がおくられていました。

第7話で第503統合戦闘航空団の狙撃をサポートしたシーンに流れた「太陽の理由」を歌うのは、鳴海さん、細川さん、藍本さんのトリオ。ジニー、いのり、ミラーシャの演じた3人による息の合った歌声で会場の盛り上がりはさらに増していきます。そんなキャラクターソングのラストを飾ったのは、真宮さんと藍本さんが歌った「あの日々を忘れない」。オープニングトークで藍本さんが「一番好きなお話」と語った第8話でアイラとミラーシャが歌ったときと同じく、琴 の音色にのせて流れるおだやかな歌声に誰もが心を揺らされているようでした。

ここからは再びメンバー全員がステージに登場。第9話、ワールドツアー最後の地であるニューヨークでのライブ前にメンバー9人で円陣を組んだシーンのセリフを再現しながら、「ルミナスウィッチーズ、テイクオフ!」の掛け声とともにパワフルに「星と共に」を歌い上げていきます。これに加えて最終話の映像のともに「みんなの世界」「歌を歌おう」と3曲連続でステージ上を華やかに彩りながらメンバー全員が熱唱。観客と一緒になって会場を熱く盛り上げていきます。

最後はアニメのEDテーマ「わたしとみんなのうた」。これまで歌ってきた曲はOPテーマ以外はライブでは初出しの曲ばかり。それを作中の時系列に沿って歌っていくことで1話から最終話までの興奮と感動をまた再び思い出すことが出来る、そんなうれしいセットリストにファンも大満足といったようでした。

アンコールでは全員が黒いライブイベントTシャツを着てステージに登場。メンバーにとって「思い出の曲です」と語ってくれた3rdシングルの「空に誓うから」と4thシングルの「My Shining Light」を一糸乱れぬ振り付けで歌っていくと、大興奮のライブもついに終幕へと突入していくことなります。観客に向けて、メンバーそれぞれがこの日のライブを振り返りながら感謝のメッセージを語っていった際には、藍本さんが涙ぐみ、鳴海さんがそれにつられて泣きそうになりながら「泣かないよ」と頑張る、そんなようすに会場からはあたたかい拍手がおくられていました。

そんな大盛況のライブのフィナーレを飾るのは、3rdシングルに収録されている「ONE」。メンバー全員が気持ちを一つに歌う歌声に、観客たちも残ったパワーを絞るように翼端灯を全力で振って盛り上げていきます。最後は9人全員でステージに並び、「私たちは『連盟空軍航空魔法音楽隊ルミナスウィッチーズ』でした!」と笑顔で声を合わせて見事な敬礼を決めてフィニッシュ。こうしてルミナスウィッチーズの2ndライブ昼の部は、興奮と感動に包まれながら終演を迎えることになりました。

【取材・文:すわみさお】

■「連盟空軍魔法音楽隊ルミナスウィッチーズ」

スタッフ:原作…島田フミカネ&Projekt World Witches/監督…佐伯昭志/副監督…春藤佳奈/キャラクター原案…島田フミカネ/アニメーションキャラクターデザイン…潮月一也/総作画監督…潮月一也、崎本さゆり、高野晃久/使い魔デザイン…大高美奈/メインアニメーター…清水祐実、関口渚、小森良、渋谷勤/美術設定…高橋武之/美術監督…細井友保/色彩設計…日比野仁/CGディレクター…永源一樹、島久登/撮影監督…江上怜/編集…松原理恵/音響監督…長崎行男/音響効果…川田清貴/録音調整…星野賢爾/音楽…藤澤慶昌/音楽制作…KADOKAWA/アニメーション制作…シャフト/製作…連盟空軍航空魔法音楽隊2021

キャスト:ヴァージニア・ロバートソン…鳴海まい/渋谷いのり…細川美菜子/リュドミラ・アンドレエヴナ・ルスラノヴァ…藍本あみ/アイラ・ペイヴィッキ・リンナマー…真宮涼/エレオノール・ジョヴァンナ・ガション…都月彩楓/マリア・マグダレーネ・ディートリヒ…古仲可奈/マナイア・マタワウラ・ハト…結木美咲/シルヴィ・カリエッロ…吉北梨乃/ジョアンナ・エリザベス・スタッフォード…豆咲りお

リンク:アニメ「連盟空軍魔法音楽隊ルミナスウィッチーズ」公式サイト
    「ルミナスウィッチーズ」公式Twitter・@LuminousWitch

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