「Fate/Grand Order Fes. 2018 ～3rd Anniversary～」「衛宮さんちの今日のごはん」先行上映会＆杉山紀彰、植田佳奈、下屋則子登壇スペシャルトークステージレポート

今回のステージでは、アニメ「衛宮さんちの今日のごはん」（以下、「衛宮ごはん」）第八話「遠坂さんの五目炒飯」の先行上映会とキャストによるスペシャルトークを実施。まずは上映前にキャスト陣が出てきて、ご挨拶。植田佳奈さんと下屋則子さんは花柄の浴衣で登場。ステージに華を添えました。

まずは第一話から第七話までのダイジェスト映像を見ながら、振り返りトークを行いました。そして話題は、作品に登場したメニューをキャストの皆さんが実際につくった話に。杉山さんは「天ぷらそばが好きだったので、第一話の放送を見ながら、年越しそばをつくりました。みなさんの話を聞いて、僕も挑戦してみようかなと考えています。どれがおすすめですか？」

「第六話のハンバーグがすごくおすすめです」（植田）

「私もつくりました！」（下屋）

「ハンバーグはつくり方が特徴的で。両面をひっくり返してから火を止めて待って、最後に強火で焼き上げるという手順なんです。これまでやったことのない作り方だったんですが、生の玉ねぎと炒めた玉ねぎの触感がしっかり合ってすごく美味しいんですよ。玉ねぎを半分生で入れるというのがポイントですよね」（植田）

「私はたけのこグラタンをつくりました。第五話のアフレコを終えたころ、ちょうど友人から生のたけのこをもらいまして。灰汁を抜いて、グラタンをつくりました。柔らかいマカロニと、シャキシャキしたたけのこの食感がすごく美味しかったです」（下屋）

そこで第八話の先行上映を開始。上映が終わると、キャスト陣が再び壇上に現れ、トークを再開しました。

「完成した第八話を、みなさんといっしょに私たちも初めて見ました。美味しそうだった！」（下屋）

「ふだんは士郎が料理をすることが多いんですけど、ほかの方がつくった料理を食べるのも新鮮で楽しかったです。じっとしていられない士郎の姿を見て、（遠坂）凛がある人物の姿を思い浮かべるシーンは、ニクい演出だなと思いました」（杉山）

「収録の時は、いつもお腹がすくんです。お腹の音がマイクに入らないか、心配しながら収録しています」（植田）

そこでキャスト陣が9月26日発売の原作コミック3巻の表紙イラストや、9月5日発売のアニメBD/DVD第二巻のジャケットイラストを発表。ほっこりとした柔らかい作品の世界を会場の客席に届けました。最後に壇上にあがった3人からメッセージが。

「『衛宮ごはん』はアフレコしていても、作品を見ていても、食事って生きていくうえで大切なことなんだなと感じます。嬉しい時も、悲しい時も、美味しいごはんを食べると元気がでますし、家族や大切な仲間と食卓を囲むと幸せな気持ちになるんです。そういうことを教えてくれる、すてきな作品なのでとても大好きです。これからも、ゆかいな仲間たちがいろいろな物語を通じて、美味しいごはんを紹介してくれると思います。原作コミックやアニメ公式サイトにレシピも載っているので、作中に登場したメニューをつくってみてください」（下屋）

「実は私、『衛宮ごはん』のアフレコが始まったころから、料理教室に通っておりまして。8月の終わりくらいに、とうとうお料理の先生の免許をいただけることになっています。お料理ってすればするほど楽しくて、奥が深くて、どんどん幸せになれるものなのだと、この作品を通じて気づかせていただきました。これからもマメにお料理して、みんなと楽しい食卓を囲むことができればなと思っています。本作は二度も三度も美味しさを味わえる作品だと思いますので、これからももっと応援していただけると嬉しいです」（植田）

「『衛宮ごはん』は『Fate/stay night』本編とはまた違った、とても優しく温かく、そして美味しい、心休まるコンテンツになっていると思います。食事や料理は日常に根差していますが、その食事や料理が美味しいとそれだけで一日が楽しく素敵な気持ちになれるものなので。もし作品の中で気になるメニューがあれば、挑戦してもらえると良いなと思っています」（杉山）

第八話のほっこりとしたエピソードに癒された満員の観客は温かい拍手を贈り、イベントは終了しました。

取材・文：志田英那