キャスト

アニスタ「MAPPA『ゾンビランドサガ』キャストトーク1」レポート! フランシュシュ全員がついに集合!

茨城県つくば市に「WIT茨城スタジオ(仮称)」を開設予定のWIT STUDIOがリアルイベント『アニメスタジオミーティング(アニスタ)』を1月27日(日)、2月9日(土)、10日(日)に開催! 2月10日(日)のミーティングデーには秋葉原の「秋葉原エンタス」ならびに「ベルサール秋葉原」でステージイベントが開催され、そのレポートが到着しました。

2月10日(日)ミーティングデー・ベルサール秋葉原ステージの「MAPPA『ゾンビランドサガ』キャストトーク 1回目」には、作品発のユニット・フランシュシュより源さくら役の本渡楓さん、星川リリィ役の田中美海さん、二階堂サキ役の田野アサミさん、水野愛役の種田梨沙さん、紺野純子役の河瀬茉希さん、ゆうぎり役の衣川里佳さん、山田たえ役の三石琴乃さんが登壇。お笑い芸人の天津 向氏のMCでイベントは進行した。

オープニングテーマ「徒花ネクロマンシー」のイントロと共にフランシュシュ一同が登場すると、会場は大歓声に包まれた。司会・天津 向氏のTシャツをいじったりしながら、和やかなムードでイベントはスタート。今回のステージが『ゾンビランドサガ』イベント初出演となる三石琴乃さんは、唸り声から鶏の鳴き声という山田たえならではのボイスを響かせた。7人が初めて揃ったステージに、種田さんも「ついにフランシュシュが揃って、笑顔になってしまいます」と嬉しそうだ。

最初のコーナーは「どやんす!ゾンビランドサガ」。どやんすとは唐津弁で「どうしよう」という意味で、フランシュシュのメンバーによって収録で大変だったエピソードが語られた。

三石さんのエピソードは「もどかしきシークレット」。三石さんが「30何年声優をやっていて、シークレットにされたのは初めてです。集合写真に笑顔で写ったのに、私だけぼわーっと隠されたんです(笑)」と語ると、キャスト陣は三石さんが発表された時の世の中の反応について盛り上がった。

河瀬さんのエピソードは「うわっ…、私のリズム感、無さすぎ…?」。河瀬さんが「徒花ネクロマンシーの振付で、前奏の移動がちゃんとできないんです。右手と右足が一緒に上がっていて。振付の先生にも細かく教えてもらいました」と語ると、種田さんは「『ゾンビランドサガ』のダンスは難しいんです!」とフォローしていた。田野さんは、作品の打ち上げにおいて「徒花ネクロマンシー」のパフォーマンスをした際、三石さんが一緒に踊ってくれたという、関係者しか体験できないレアなエピソードを披露していた。

田野さんのエピソードは「佐賀サガさがsaga…」で、普段「さが」という言葉やフランシュシュの仲間の名前を連想する単語を聞くと、頭の中で全てが『ゾンビランドサガ』につながってしまうとのこと。河瀬さんからは、田野さんの言動が時々巽幸太郎化していることが暴露されていた。

衣川さんのエピソードは「注目の話題作……故の!」。衣川さんは周りから作品のことを聞かれるのは嬉しいものの、裏設定や次回作について色々聞かれても答えられないという、人気作ならではの悩みだった。衣川さんは実は1月27日(日)につくばで開催された「アニスタ」イベントの客席におしのびで来ていたそうで、顔を全部マスクで隠して最前列でそわそわしていたエピソードで会場を笑わせていた。

田中さんのエピソードは「笑ってはいけないアフレコスタジオ朝10時」。朝10時スタートのアフレコが宮野さんの全開の「おっはようございまーす!!」から始まることから、田中さんはアフレコ本番では毎回笑いをこらえるのに必死だったとのこと。三石さんはたえとして演じている時、背後で笑いをこらえて空気が動いている気配を背中で感じていたとのことだった。

種田さんのエピソードは「歌にダンスに朝収録」。「カロリーが高い作品を朝10時から録るんですが、私本当に朝が弱いんです。毎朝エナジードリンクを買っていました。歌収録の順番がラストだったので、みんなの歌を聴いてうまい!と感じて緊張しながら歌っていました」と、笑いの我慢も含めてあらゆる意味で大変な作品だったことを語っていた。

本渡さんのエピソードは「悩み抜いた楽曲レコーディング」。本渡さんは「レコーディングが一番濃厚な時間で、悩みました。(アニメのアフレコで)演技をする前に、レコーディングの中でキャラクターを作っていったんです。最初に仮歌を聴いた時は、一体どんな作品なんだろうと思いました」と語っていた。歌収録当時は毎週がレコーディングだったとのことだ。

「ベストシーン?!ダイジェスト生コメンタリー」のコーナーでは、TVアニメ『ゾンビランドサガ』1話~6話から巽幸太郎関連シーンを集めた「巽幸太郎ダイジェスト前編」を上映し、コメンタリー風にトークを展開した。第1話の映像ではさくら以外のメンバーが覚醒前(ゾンビ状態)だったことからメンバーからは「懐かしい!」の声が。第2話では宮野さんの台詞を大幅に録り直したことや、巽の対応が相手のメンバーによって違うことなどで盛り上がった。上映中に「ここの演技は宮野さんのアドリブ」といった指摘が入るのがキャスト生コメンタリーならではだ。

巽ダイジェストということで牢獄での巽幸太郎演説シーンが延々と続くと、三石さんから「おなかいっぱいになってきました」の声も。巽のウザさの蓄積に、サキが巽をぶん殴るシーンでは「スッキリした」の声が続出した。だが巽がなんだかんだと仕事をとってくる様子には「有能だよね」「宮野さん大変だよね…」との声が聞かれた。宮野さんのアドリブは台本を変えずに、台詞の言い回しや、SEを声に出して読むことで巽らしさを追求するものが多いとのことだった。

三石さんは巽と宮野さんの演技について、「(巽は)絶対何かを隠すためにああいう強い態度を取っているんだと思っていました。テンション高く早口の演技で、ちゃんと言葉を伝えるのって大変なんです」と評価していた。

告知コーナーでは、2019年3月17日(日)開催の「ゾンビランドサガLIVE~フランシュシュみんなでおらぼう!~」の全国劇場ライブビューイング実施が告知された。ライブビューイング会場では限定特典として、キャラクターのサインが入った張りパス型のステッカーが7枚セットでプレゼントされる。

最後の挨拶では、本渡さんが「アニメのアフレコが終わって以来、久しぶりにフランシュシュ全員が揃いました。楽しんでくれている皆さんのおかげでいろいろな展開があると思います」。田野さんは「こうして7人でフランシュシュとしてステージに立てたのは本当にみなさんの応援のおかげです。今後いろいろな展開ができるように、みなさんのお力で広めていただいて、応援してください」と語った。種田さんは「今日は7人揃った記念すべき日です。今度は宮野さんも加えた8人でできたら、というのが次の望みです」と新しい夢を語った。

河瀬さんはご当地アニメらしく「アイドルでゾンビで佐賀なので、佐賀県に行ってくださるきっかけにもなれば嬉しいです」と語った。衣川さんは身につけていたかんざし(キセル)が、本渡さんからプレゼントされた品であることを明かし、「ライブもあるので、みなさんも体調に気を使ってください」と客席の体調を気遣った。田中さんは「ダイジェストムービーを見たらこないだのように感じます。またこういう機会があれば遊びに来てください」とコメント。最後は三石さんが「みんなと顔を合わせるのはアフレコ以来だったんですが、母のような気持ちでみんなを見てしまいました。山田たえという変わった役で、感情をたっぷり表現させて頂いて、私の代表作のひとつになったと思います。今度のライブは最高のフランシュシュライブになると思うので、ぜひ応援してあげてください。応援しないと……お仕置きよ?」と、三石さんならではの言い回しでイベントを締めくくった。

リンク:「アニメーションスタジオミーティング2019」公式サイト
    アニメ「ゾンビランドサガ」公式サイト

この記事をシェアする!

MAGAZINES

雑誌
ニュータイプ 2024年5月号
月刊ニュータイプ
2024年5月号
2024年04月10日 発売
詳細はこちら

TWITTER

ニュータイプ編集部/WebNewtype
  • HOME /
  • レポート /
  • キャスト /
  • アニスタ「MAPPA『ゾンビランドサガ』キャストトーク1」レポート! フランシュシュ全員がついに集合! /