キャスト

惜しげもなく晒されるおっぱいに隠された純情♪ 「なんでここに先生が!?」キャスト(上坂すみれ・後藤邑子・石上静香・山本希望)対談

4組の先生と生徒の恋愛を描いたTVアニメ「なんでここに先生が!?」。その魅力や見どころを、先生を演じる4人がトーク。対談に参加してくれたのは、児嶋加奈役の上坂すみれさん、松風真由役の後藤邑子さん、葉桜ひかり役の石上静香さん、立花千鶴役の山本希望さんです。過激ともいえるセクシー描写からご自身の高校時代の思い出まで、作品にまつわるさまざまなことを“ご指導”いただきました!

――原作「なんでここに先生が!?」を読んだときの感想を教えてください。

上坂:「本当に『ヤングマガジン』に連載されているの!?」と驚きました。コンビニでも売られている一般週刊誌で、こんな過激なマンガを載せられるなんて(笑)。でも、描写は過激なのですが、読み進むほどに、先生たちの純粋さが伝わってきて。ピュアな恋愛物語としても楽しめる作品だなと思いながら読み進めました。

後藤:物語の構成がすごく巧みです。「このシチュエーションで、この小道具があれば、こうくるでしょ!」と予想をしながら読んでいるのですが、ことごとくその斜め上を行く展開の連続です(笑)。

石上:オーディション前に、マネージャーさんから「エッチなアニメだけど大丈夫ですか?」と確認されたのですが、まったく平気でした(笑)。というのは、セクシーな出来事は、ハプニングの結果だったので、エッチな感じはあまりしなくて。とは言っても、電車の中では読めませんが(笑)。毎巻、違う先生と生徒の組み合わせが楽しめるので、次ぎはどんな展開が待っているのかワクワクの連続でした。

山本:第一印象はやっぱり「おっぱい!」(笑)。どのおっぱいも柔らかそうで、動きがすごくて。そんなおっぱいに圧倒されつつ、笑いあり、きゅんとするようなシーンもありと、いろいろな魅力が詰まった作品だなと感じました。

――皆さんが演じている先生の魅力を教えてください。

上坂:“鬼の児嶋”という二つ名をもつ、スパルタの印象のある児嶋先生。でも、じつは引っ込み思案。内気な部分をがんばって乗り越えて、強い先生を演じているんです。冒頭からすごいシーンで登場する児嶋先生ですけど、4人の先生のなかでもいちばん奥手で純情ではないかと感じます。

――そんな児嶋先生を演じているときには、どんなことに気をつけましたか。

上坂:ふと見せる気を抜いたやさしい部分を大事にしました。きりっとしているのは生徒の前だけなのですが、その事実を知っているのは、お相手の佐藤くんだけ。仕事と好きな相手の前で見せる表情のギャップを丁寧に演じようと思っています。

――松風先生はいかがでしょうか。

後藤:松風先生は見た目は可愛らしいのですが、二つ名”聖母松風”が表す通り母性溢れる先生です。鈴木くんに対してだけは恋心で突っ走ってドジをしがちですが、そこも魅力!また松風先生と鈴木くんのストーリーはある意味、鉄板の純愛物だと思うので王道ラブコメを意識して演じています。ドキドキしながら恋の行方を見守ってもらえたら嬉しいです!

石上:葉桜先生はいちばん子どもといいますか、生徒と分け隔てなく接する先生。教師としての自覚が乏しいのかなと思いきや、生徒会の顧問も担当している事実を考えると、じつはしっかりと仕事をきちんとするタイプなんだなと見なおしました(笑)。お相手のタカくんとの関係においては、二人はもともと幼なじみでもあったので、“近所のお姉さん”っぽさを大事にしました。

山本:立花先生は“絶対零度の立花”の二つ名のとおり、冷たいイメージをもたれがちな先生なのですが、それは本当に相手を突き放しているのではなく、言葉が足りなくて、勘違いさせてしまっているから。本人はそれを気に病んで、みんなに親切にしたいと思っている。そのちぐはぐさがかわいらしいなと思っています。表情の動きが少なく、どうしても感情表現の幅が狭いのですが、ここぞというところで田中くんに甘える姿がかわいいなと思います。ぼーっとしていながら、感情がほとばしる瞬間がある立花先生は私と似ていると感じて、割と演じやすかったです。

――ペアの男の子たちの印象を教えてください。個人的にはアリですか?

上坂:佐藤くんはザ・エッチなマンガの主人公といった感じ。自分の欲望にあまり逆らわずに、ピタゴラ装置のようなハプニングのなかで堂々とする姿勢はとても男らしいと思います。アリですね(笑)。

後藤:鈴木くんは、見た目は怖いけれど、内面は繊細で優しく、生真面目すぎるほどの男子。とんでもない鈍感さも含めて、個人的にとても好きです。

石上:タカくんは、見た目も内面も、とってもかわいくて、男の子という言葉がぴったり。“オネショタ”とは、二人の関係を表すための言葉でしょう(笑)。個人的にもいじりがいのある男子が好きなので、タカくんはいいなと思います。

山本:田中くんは、卒業式で卒業生代表の答辞をしたことからもわかるように優等生。一方で、マッチョだらけの不思議なレストランでバイトしているところを見ると、変わった一面もあるのかなと思います。一緒にいて楽しそうなので、結婚相手としてもありなのかなと感じています(笑)。

後藤:みんなそれぞれありなんだね!

――注目のエピソードを教えてください。

上坂:15分に何度も乳首が登場するという過激な描写が、どうなっているのでしょうか。総監督がおっぱいアニメ界の重鎮・金子ひらくさんなので、きっと巧みに処理していることでしょう(笑)。(金子が監督を務めた)「聖痕のクェイサー」の衝撃は忘れられません!

後藤:アフレコのための映像は線のみなのですが、それを見ただけでわかるほど、やわらかいおっぱいたち! 色がついたときに、さらにどうすばらしくなるのか私も楽しみです。そして、キャストの演技にも注目してほしいです。本気で演じすぎて、「生々しすぎる」とリテイクが入ることがあるほど、ぎりぎりの線を攻めています(笑)。

石上:原作を読んでいて好きだったのが、先生と生徒が徐々に近づいていく過程。今回、アニメでもその流れが見事に描かれていてうれしかったです。見ている方にも、その変化を楽しんでほしいです。

山本:今、私の手元にTVアニメの構成表があるんですが……「まだまともな内容もあるんですけど、この場で読み上げられないような過激なフレーズが並んでいます(笑)。これを、大まじめに制作した結果がどうなるか……。ぜひ見届けてほしいです。

――スタッフからは、どんなこだわりを感じましたか。

上坂:「ピュア」であることは、本当に徹底されています。アフレコ前にも、ビジュアルは過激ですが、心は一貫して純粋であることを意識して演じてほしいとディレクションがありました。

石上:一方で、エッチな描写へのこだわりはすごいです。私としては、毎回、乳首が立つところを見てほしいです(笑)。毎回、時間をかけて、その過程が描かれています。ただ、地上波では難しいと思うので、DVD/Blu-rayで堪能してください。私も楽しみにしています!

――自分が演じている先生のほかに、お気に入りのキャラクターを教えてください。

上坂:立花先生のペアの田中くんが好きです。知識はあるけれど行動にはつながらず、望む結果を得られないで男泣きする姿がかわいいなと思います(笑)。

後藤:私も田中くんが好きですね。ほかの生徒ならスマートにできるであろうことを、不器用な田中くんはすべて失敗。でも、落ち込んでいるところを慰めてもらえる。この循環に感情移入してしまいます。きっと見ている男子諸君も同じでしょう(笑)。

石上:立花先生の見た目も、性格も好きです。葉桜先生と立花先生は仲がいいようなのですが、なぜ二人の距離が近づいたのか気になります。

山本:私は松風先生が好きです。見た目は先生っぽくないかわいらしさだけど、大人の知識は豊富。鈴木くんには前のめりで、かわいらしさとのギャップにグッときます。相手が鈴木くんでなかったら、すぐにくっついて物語が終わってしまったので、このペアでよかったなと思います(笑)。

――ちなみに、学生のころ、先生への憧れはありましたか?

上坂:女子高だったので、人気のある先生はいましたけど、私はあまり興味がなくて。空想癖があったのですが、そこにも先生はでてきませんでした。

後藤:空想の相手は誰だったの?

上坂:高校生のころにロシアにはまりはじめたので、ロシアの皇帝とか書記長とか。「なんでここに皇帝が!?」や「なんでここに書記長が!?」が私の高校生時代です。

一同:(笑)。

後藤 私もなかったですね。親も祖父も教員だったので、そういう対象ではなくて。家でも「なんでここに先生が!?」という感じでした(笑)。

石上:先生に恋愛感情はなかったのですが、ずっと尊敬の気持ちは持っています。なぜなら、声優を目指すきっかけが、中学校のころの先生に「声がいいから、特技を生かした仕事をするといいよ」の言葉だったから。私は「ここにいるのは先生が!」ですね。

山本:私もさっぱりありませんでした。思い出としては、当時の友達がオタクで、先生同士のカップリングを考えていて、「なんで先生と先生が!?」と驚愕した思い出があります(笑)。

――すてきな思い出をありがとうございます(笑)。最後に、メッセージをお願いします。

上坂:4月には新たな出会いがありますが、一方で、孤独を抱えている人もいるでしょう。悲しかったり、寂しかったりしたら、先生に会いにきてください。必ずやさしく”見せて”くれますよ!

後藤:上坂さんの言うとおり、本作を見れば、傷ついた心を先生たちが癒してくれます! 元気な人も、今の自分に満足しないでください。「なんでここに先生が!?」を見て、新たなトビラを開きましょう(笑)!!

石上:原作ファンは、この過激なマンガをどうアニメ化するんだろうと疑問に思っているかもしれませんが、期待どおりの仕上がりになっていると思います。男性向けに思えるかもしれませんが、ベースはピュアな物語。肌色が苦手でなければ、ぜひ女子にも見てほしいです。

山本:いろんな意味で、寝る前に見る作品としてはちょうどいいなと思います。一日の、そして一週間の区切りとして、心地よいフィニッシュを迎えてください!

【取材・文ー:星政明】

TVアニメ「なんでここに先生が!?」
放送:TOKYO MX…4月7日より毎週日曜25:05~
BS11…4月7日より毎週日曜25:30~
AT-X…4月11日より毎週木曜21:45~ ※リピート放送有り
配信:dアニメストア、AbemaTV、Amazon Prime Videoほか…4月7日より毎週25:30~
スタッフ:原作…蘇募ロウ『なんでここに先生が!?』(講談社「ヤングマガジン」連載)/総監督…金子ひらく/監督…所俊克/キャラクターデザイン・総作画監督…たむらかずひこ/脚本…高林ユーキ、藤丸悠里/美術監督…hidehide/美術設定…椎野隆介/色彩設計…古川康一/コンポジットディレクター…みやがわよしかず/編集…柳圭介/音楽…吟(BUSTED ROSE) /音響監督…森下広人/音響効果…八十正太(スワラ・プロ)/音響制作…叶音/アニメーション制作…ティアスタジオ/製作…なんでここに先生が!?製作委員会
キャスト:児嶋加奈…上坂すみれ/佐藤一郎…鈴木崚汰/松風真由…後藤邑子/鈴木凛…増田俊樹/葉桜ひかり…石上静香/高橋隆…山本和臣/立花千鶴…山本希望/田中甲…小林裕介

リンク:「なんでここに先生が!?」公式サイト
    公式Twitter・@nankoko_anime

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