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ここだけの話満載!2016年屈指の“タメになる”アニメ「マリワカ」ファンミーティングレポート

12月3日(土)、プレナ幕張でテレビアニメ「タイムトラベル少女~マリ・ワカと8人の科学者たち~」のファンイベント「#マリワカ 支援者の集い」が開催されました。

7月から9月にかけて放送された「タイムトラベル少女~マリ・ワカと8人の科学者たち~」は、早瀬真理と水城和花という2人の女子中学生がさまざまな時代へとタイムトラベルし、行く先々でエジソンやヘルツ、ベルなどの科学者と出会い、彼らが後世に残す業績の一端を垣間見ながら、それぞれに成長していくという物語です。

このイベントは本作のBD-BOXの発売を記念して行なわれたもので、予約購入者を中心に100人以上のファンが集結。ヤマサキオサム監督、和花の兄・水城旬役の木島隆一さん、真理の妹・早瀬理香役の福緒唯さんをゲストに迎えて、トークが繰り広げられました。

最初の話題は、放送開始前から話題になった、オープニングにおける旬のスタイリッシュな柵越えシーンについて。そのシーンの意図について聞かれたヤマサキ監督によると、当初、旬の登場シーンはオープニング後半に出てくる科学者らに比べて地味だったとか。そこで派手に登場させるため、彼に颯爽と柵を越えさせたそうです。

その後は事前にファンから集められた質問に答える形で進行。「旬兄ぃはなぜ医者を目指しているの?」「旬兄ぃはHな本は持っているの?」といったライトな質問では和やかな雰囲気に。その一方で、「現代の時間に比べて、(真理の父・永司が過ごす)過去の時間のほうが流れが早かったのはなぜ?」という質問にはヤマサキ監督からタイムトラベルものらしく時間軸について緻密に練られた設定が語られ、会場からは感嘆の声が漏れていました。

本作の制作にあたってこだわった点に話が及ぶと、ヤマサキ監督はオファー時に大方できていたというシナリオの内容について言及。その内容は科学者をフィーチャーした子供向けのもので、その時点では本作の放送が深夜になる可能性もあったため「これでは見向きもされない」と判断。そこで監督の過去作「薄桜鬼」のライター陣と共にシナリオを改稿し、今のように科学者との会合を軸にしつつも、真理と和花のドラマとしてより高い年齢層にも十分に楽しめるものにしたという経緯を説明しました。

また声優の2人も、本作については並々ならぬ想いがあった様子。木島さんは「旬は台詞の端々からキメキメの男だと思っていたので、1話のアフレコには身体を絞っていった」「以前『レディ ジュエルペット』で夫婦役だった豊崎愛生さんと、久しぶりに共演できるので楽しみだった」と収録開始の頃を振り返ります。

一方、本作が声優として2作目、そして初めてのレギュラー作品という福緒さんは「何もかもが勉強になり過ぎた」と独特の表現でアフレコの印象を語っていました。

さらに、木島さんと福尾さんはアドリブドラマを2本披露。「理香が旬のHな本を見つけて……」「中学3年生になった理香が旬に『お姉ちゃんと私、どっちが好き?』と聞いて……」と、どちらも悩ましいシチュエーションで、木島さんがしどろもどろでリアクションすると、大きな笑いが巻き起こっていました。

トークショー終了後は、生原画争奪じゃんけん大会やサイン入りグッズなどの販売が行われ、「#マリワカ 支援者の集い」は盛況のうちに終了。

なお、「マリワカ」全編をBD3枚に収めたBD-BOXは12月3日(土)から販売中。反響次第では、追加特典映像や次回イベントの可能性もあるようなので、ファンはぜひ手に入れておきましょう。【取材・文=はるのおと】

■BD-BOX「タイムトラベル少女~マリ・ワカと8人の科学者たち~」
発売:12月3日(土)
価格:ソロ…税別1万6500円(BD-BOX)
   コンビ…税別1万9000円(BD-BOX+サントラCD)
   #スタイリッシュ…税別1万9800円(BD-BOX+サントラCD+設定資料集)

リンク:「タイムトラベル少女~マリ・ワカと8人の科学者たち~」公式サイト
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