新作&おすすめアニメのすべてがわかる!
「月刊ニュータイプ」公式サイト
2014年7月から9月にTV放送されたアニメ「ハナヤマタ」。
そのすべての映像&音源が収録されたBlu-ray&CD Shall We BOX「晴鳴五子路(はなごころ)」が12月23日(金)に発売されることを記念して、主人公・関谷なる役の上田麗奈さんと、ハナ・N・フォンテーンスタンド役の田中美海さんに当時を振り返ってもらいました。
――Blu-ray&CD Shall We BOX「晴鳴五子路」が発売されますが、放送時は、すごくたくさんプロモーション活動をしていましたよね。中でも印象に残っているのは?
田中:鳴子の形をしたうちわをうえしゃま(上田麗奈)と配ったのが一番印象に残ってて。一日中一緒にいて、東京をぐるっと廻って、いっぱいうちわをお渡ししたんです。
上田:私も同じ秋葉原のイベントを想像してた!
田中:バスも一緒で、その時本当にガッツリお話できて。
――お互いの第一印象はどうでした?
田中:一番最初に出会ったのは鎌倉の鶴岡八幡宮で祈願をした時で。うえしゃまはほわほわして、服装もふわっとした感じで、まさになるだな!って思いました。そこから写真を一緒に撮ったりしていくうちに、本当になるに似てきて、すごいなって思ってました。でも、ラジオを一緒にやっていく中で、知れば知るほど、深みのある面白い方なんだなって思いましたね(笑)。
上田:みにゃみ(田中美海)は最初からハナだった! 八幡宮の時も、ちょろちょろちょろって単独行動を始めるんですよ(笑)。
田中:ちょっとテンション上がっちゃって(照)。
上田:でも、すごく真剣に、これが見たい! これに心を奪われてる!っていうのが、傍から見ても感じられて。自分が行きたい所に行ってるんだなっていう姿がハナと重なりました。ファン目線で、ナイスキャスティング! ありがとう!って思った記憶があります。
田中:へぇ~。嬉しい!
――写真もたくさん撮ってますが、撮影の思い出は?
上田:撮影の時もだんだんハナっぽさが見えてきて。すごく気ぃ遣いしぃなところとか、周りを見ながら動けるところとか、ハナそっくりで。それは撮影の合間も一緒に撮っている時も感じてました。
田中:今日の撮影とあまり変わらない感じで、うえしゃまは「もっとくっついてください」って言われると、ぐいぐいぐいって来てくれたりして(笑)。全然変わってないな~って思いました。
上田:ね! なんか、好きなんだよ(笑)。
――田中さんが?
上田:はい。やっぱりみにゃみには行っちゃいますね。自分がワンワンワンって犬になれるのが好きなんです。構って構って~って。そういう相手ってなかなかいないと思うんですけど、みにゃみは歳下なのに言える。かと言って歳上歳下というのはあって、歳上としてワンワン行ってます(笑)。
田中:わかる気がする。
上田:甘えちゃう。しかもそれで構うでもなく、はいはいって感じが最高!
田中:いやいや。嬉しいんですよ。
――では、BOXが出ると聞いた時の思いを教えてください。
田中:びっくりしましたし、嬉しかったです。今でも手紙で「ハナヤマタから好きになって」とか「第2期お願いします」って何度も見ますし、みんな待ってくれていると思うし、またこうやって撮影やコメンタリーといった活動ができるのが嬉しかったです。
上田:やっぱり自分の今までを思い返しても「ハナヤマタ」は強いんですよね。濃いし、面積も広く取ってる感じがして…。スタッフさんの「ハナヤマタ」愛もそうだし、いろんなものがハマった作品なんです。だからBOXが出ると聞いた時はびっくりもあったけど、いつもお世話になってます、ありがとうみたいな感じでした。
――2年経っても、ずっと心の中にあるんですね。
上田:そうですね。第1話から第12話を見ても、変わったなぁって思ったし、不慣れな中でいろいろ考えてやっていた時間っていうのは、なるともシンクロしててすごく貴重でした。
――やっている時も成長は感じていましたか?
上田:当時は自分よりもハナを見て、それは感じてました。音響監督の藤田さんの言葉や先輩からの言葉。「ハナヤマタ」の中で受けたものってひとりひとりあると思うんですけど、ハナに関しては第1話と第12話で全然違う感じだったんですよ。でも当時は、自分のことはわからなかったんですけど、コメンタリーであらためて見てみて、自分もそうだったんだなって思えました。私も12話の中でちゃんと変わったことがあったなって。
田中:私も「ハナヤマタ」は、がむしゃらに走り続けていた感じがあって。メインのキャラクターは2作品目で、こんなに長くしゃべるキャラクターもなかったんです。私もコメンタリーで見て、今とも違うし、第1話と第12話でも全然違う。うえしゃまが言う通り、がむしゃらに走り続けていても、がむしゃらなりに自分の中で得たものがあったんだなって感じました。
上田:そうなると、今までと違う意味で作品の大事さが増しますね。
田中:あらためて、私たちにとって重要な作品だったんだなっていうのが、身に沁みてわかりました。
上田:特に、ハナ・なる・ヤヤの3人は大きかったよね。
田中:後輩組3人は序盤の出番も多かったしね。
――キラキラした青春を描いた作品だったけど、2人の青春も詰まっていた?
上田:ホントにそうですよ!
田中:キラキラした青春が詰まってると思う。
――先ほどから出てきているコメンタリーの収録はいかがでした?
上田:後半、結構観てたね?
田中:じっくり観ちゃって(笑)。もう懐かしいよ~って言ったりしながら。
上田:大坪さんは終わったあとに、こんな清いコメンタリーがあるんだねって言ってた。
田中:清かったー。ただただキラキラしてた。
上田:もう一回青春に戻った感じだったね。